LIFE IS ALIVE

LIFE IS ALIVE

         作詞 大黒摩季 作曲 大黒摩季 編曲 葉山たけし
解説 セカンド}キシシングル「雪が降るまえに」のC/W曲である。「LIFE IS ALIVE」のタイトルは直訳すると「命は生きている」といういささか何を言っているのかよくわからないタイトルだが、歌詞から推察するに、平和の中で命の有難味、生きていることの尊さを忘れかけている平和ボケ民族にその尊さを教えるために敢えて同じ意味の言葉で文章を作って強調しているのだろうか?
 この歌の作りは異色である。どこか戦場に在るが如きの過酷さを匂わせつつ、英語と日本語の二つの歌詞を並行して歌うことでロック特有の激しさに拍車をかけている。
 そして孤独と過酷の嘆きをバックに叫ばれる言葉は重い。「飾られる誹謗」「まやかしの希望」「響かない理想」「希薄な愛情」「過剰な干渉」「危うい政情」、とどれもぶっ飛ばしたくなる事象にして、世に溢れる現実でもある。
 だが過酷な現状にあって、主人公は決して諦めてはいない。否、意思は明確である。三度にわたって呼びかけている「時代は変わる 陽はまた昇るI MUST BE STRONG 闇に負けるなFRIEND」の歌詞が最もそれを表しているといえるだろう。孤独な戦いに過酷な現実に在っても、不屈の意志があらば何度でも戦えることを教えてくれる。
 この歌の歌詞は重いだけでなく幅も広い。過酷な現状を歌い表したものは前述したが、そんな中を共に生きていくのに両親、兄弟、友、と呼びかける対象も広い。何処まで行っても主人公が見据える世界は大きいといえる。広く深く見ているからこそ、命の尊さも伝わってくる様である(勿論尊くない命などない)。
 さて、摩季ファンには「ROCKs」が最も好きだという人も多いかと思われる。この歌は「ROCKs」ファンには待望の歌だったのではないだろうか?
 「ROCKs」とは重厚感が異なるが、根幹にあるのは過酷な現実に負けずに我が道に挑むことにある。いつの日かライブで生の大黒摩季と、彼女の熱き想いに集う熱き仲間たちとともにこの歌を熱唱することが願われて止まない・・・・・・・・・と思っていたら2001年12月31日の長崎ハウステンボスでのカウントダウンライブにて熱唱できた!次に望むのはこの想いの届いた世界の到来である事は言うまでもない。

摩季の間へ戻る