MAGY'92

         作詞 大黒摩季 作曲 大黒摩季 編曲 葉山たけし
解説 アルバム『DA・DA・DA』の8番目に収録。これまたこのアルバムにしか収録されていない。
 「ROCKs」「CRAZY WOLF」の様に女性の心の叫びがこもった曲であるが、例示した二曲以上に男性には入り辛いものがある。
 殊に「禁煙もメイクもブリッ子も 女同志じゃ必要ない さぁ走ろう」という歌詞には男の立場では歌い辛いものがある。疎外感を感じるとでも言おうか?
 ところで、タイトルにも表れ、しばしは歌詞中にも呼ばれている「MAGY」とは何者だろうか?推測その1、「摩季の敬愛するアーティストのニックネーム」、推測その2「摩季の女友達のニックネーム」、推測その3「この歌の歌詞のストーリーに設定されたオリジナルキャラクター」という推測が限界だが、どなたか知っていたら教えて頂きたい。
 少なくとも現段階ではダンエモンにはMAGYの正体は掴みかねている。司郎じゃないよねぇ?(苦笑)。
 別の視点で語るとこの歌の歌詞は暴走的でもある。「時速200kmヘビメタで愛を殴ろう」「摩天楼突き抜けて飛ばそうオープンで海を蹴散らして ブッちぎろう」といった歌詞は何を比喩しているのか理解に苦しむところだが、むしゃくしゃした気持ちを車やバイクを思いっきり飛ばすことで晴らそうという気持ちが伝わってきて、アブないものも感じるが、最終的には「MAGY,She will be strong 泣いて憎んで綺麗になれ All Right! MAGY is just a blue star 逃げないで 幸せのFreewayはこれから」と結んでおり、大切なのは過去より今後であり、前向きな気持ちを失ってはいないことがうかがえる。
 ダンエモンの人生も順風満帆とは言い難い。バイクが趣味のこの男、暴走したくなるときほどこの歌の歌詞を噛み締めたい。

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