OH‐MENI‐MITE‐YO!!

         作詞 大黒摩季 作曲 大黒摩季 編曲 葉山たけし
解説 アルバム『POWER OF DREAMS』の十一番目に収録されているこの曲は一風変わったシチュエーションで歌われているように感じられる。主人公は主婦、または結婚間近の女性とも取れる。
 全体的な歌詞の構成は、主婦或いは花嫁候補として、夫婦または同棲生活がなかなか思うように、夫または婚約者の思うように切り盛りできない現状に合って、前半ではそんなに何もかも「あなた」の思い通りに運ばないことに対して「OH‐MENI‐MITE‐YO!!」、後半では出来る限りのことはする、それは「あなた」のことを愛しているから、だから「OH‐MENI‐MITE‐YO!!」という気持ちで歌われている。
 この歌の解釈はダンエモンにはなかなか難しい(苦笑)。ただでさえ恋愛経験が皆無に等しく、増して結婚前後のことなんて想像もつかない(苦笑)。ただ、ダンエモンは長男なので、状況によっては、両親と女房が同居する可能性も充分にあり、妻とは夫の母にこんなにも気をつかうものなのか…と漠然と思うのである。あくまで漠然とだが…。
 歌詞の中でダンエモンが注目したいのが、中盤にある「もうこれ以上自分自身を見失いたくない!!」と言う歌詞である。一読すると我慢しきれず、逆上したように見えるが、そんな底の浅いものではない、この歌の歌詞が語るものは。
 恋愛が二人で育むものであると言う基本に根差しているのである。だからこそ「大丈夫幸せになろうね」と呼びかけもするのである。
 「OH‐MENI‐MITE‐YO!!」の懇願も「厳しそうだわお母様」との憂慮も、最後に円満な家庭を望めばこそなのだと思うと、テンポの軽い曲感の中にあって深い味を持つ歌詞の存在は一回りも二回りも大きくなる。単に我がまま女ができない尽くしで、容赦の懇願を連発している歌と読んでいるとしたらその摩季ファンはもぐりだろうbr>

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