STAY

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         作詞 大黒摩季 作曲 大黒摩季 編曲 明石昌夫
解説 アルバム『STOP MOTION』の7曲目、トリを務める曲である。語弊があるのを覚悟の上で論述すると、この歌は他の収録曲の中でも群を抜いて「エロい」(笑)。
 この曲の歌詞は互いに多忙な日々の中で一時(恐らくは週末などのホリデー)の逢引きを喜ぶ歌と取れる。また、浮気に寛容な摩季ソングの中にあって「私だけ」という感情を色濃く表しているのもこの歌の特徴である。
 二人でいるときの幸福感を描いた曲は多いが、この歌は幸せそうと言うより楽しそうである。歌詞の「途切れるシャワーの音 ときめくbody's talk 初めてじゃない なのにナゼ 震えが止まらない」というくだりはどう考えても場所がラブホテルで、今からおっぱじめます、としか受け止められない(笑)。 「初めてじゃない」とあるが、この歌に出てくる「あなた」とは初めてなのだろう(笑)。 更に印象的なのは事後(笑)が描かれていることにもある。「私抱いたままの 疲れた寝顔 Mamaのように柔らかく 頬にそっとKissした」の歌詞がそれであることは言うまでもない。
 興味本位からシチュエーションばかり目を向けてしまった(苦笑)。他の点からも主人公の語る喜びに触れてみたい。それは乱暴な言い方をすると、依存症ともいえる彼氏への傾倒ぶりである。勿論まともな意味で、前向きに生きるガッツへ繋げている。
 それを示す歌詞が「貴方に出会い 自分を大切にする事の 重さを知った "譲れないもの"だから…」である。そしてそれを補足するかのように、「声をお守りに」「あなたの言葉は 何よりも良く効くPOWER DRINK」といった歌詞が光る。
 とにかくこの歌を聴いていると主人公に声や肌でここまで喜ばれる彼氏の存在に強い羨望を感じる。同じ男としてダンエモン(というより道場主)にはこの歌の彼氏ほど一人の女性に愛されるにはまだまだ足りないものがいっぱいである。「あなたの言葉」はダンエモンにとっては摩季さんの言葉としてある意味、「POWER DRINK」と言える。
 

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