解説 厳密な意味において、ダンエモンにとって「CDによって初めて聞いた。」という最初の曲である。あるきっかけで、「大黒摩季のCDを借りてみよう。」と思い立ち、レンタルビデオ店に足を運んだ私は、さすがに全然知らない曲ばかり入っているアルバムを借りることがためらわれ、「いちばん近くにいてね」や「ら・ら・ら」を含むアルバム『LA、LA、LA』を借りた際に出会った曲である。
この曲の骨格になっているのは、会いたくて会えない淋しさである。特に雨の日は寂しい、それなのに相手は連絡が取れず、偶に取れても態度が冷たい。雨→憂鬱→会いたい→会えないの展開に普段人に見せない弱さを滲ませつつ、会える時にきつく抱かれることを切望する歌詞が、この歌を只の愚痴の羅列にせず名曲たらしめている。
摩季の歌の中では知名度はさほどでもないが、同じ雨の日の淋しさを歌う「Rainy Days」、「I can't stop the rain」同様通好みになっている。