愛という名の花

         作詞 岡本真夜 作曲 岡本真夜 編曲 Tetsuji Nishigaki&岡本真夜
解説 岡本真夜のフォース・マキシシングル曲である。簡単に言えば困難を乗り越えて気高く生きていこう、という歌で、その思いを遂げる状態を「愛と言う名の花」に例えた内容となっている。
 別の視点で見れば「愛」こそが目標であり、力・行動・それにまつわる成果を生むエネルギー源であり、それゆえに「花」として「咲かせ」たり、「いつも心に抱」いたりするのに相応しいと歌っている、とも見れる。
 少々話がずれるがダンエモンは(←「最近このパターンが多いぞ。」by道場主)典型的な「花より団子」、つまりは色気より食い気の男で苺の花を愛でるより馬鈴薯にかぶりつく男である。それゆえに「花」に対する理解度が著しく低いと言わざるを得ない。勿論ここで言う「花」は薔薇とか菊とか桜のことではなく、あくまで美しい物の比喩である事は理解しているのだが、この歌に限らず「花」はどうもイメージしづらい。
 さて、一つこの歌の歌詞には疑問がある。それは「きっと誰もが独りぼっちで 孤独な夜を抱えてる」である。何を根拠に「誰もが」となるのだろうか?それともこれは「孤独な夜」が続く歌詞である「傷つくたびに 大切なもの 見失いがちになる」の比喩で意味が通るということだろうか?
 どうも推察に自信のない解説が続いているのでここで最後に好きな歌詞を紹介して締めたい。それは「Ah すべては 勇気から始まり チャンスが生まれ 光となる Ah 誰もが生まれ持っている 深く眠ってるその勇気で」である。「勇気」を全ての始まりとし、その「勇気」「誰もが生まれ持っている」としながらも同時に「深く眠ってる」としているのは希望を持たせてくれる嬉しい歌詞であると友にその現実への観点が慧眼である。ただ希望を持つだけで性根を据えた努力をしないようでは「愛という名の花」は咲かないということだな。


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