あなただけ見つめてる(セルフカバー)

作詞 大黒摩季 作曲 大黒摩季 編曲 Beingスタッフ

解説 大黒摩季さんの初のセルフカバー・アルバム『LUXURY 22-24pm』の5曲目に収録。
 歌詞に原曲との違いはなく、曲調において抑揚が少なく、声色が深みのあるものにカバーされている。


 原曲との曲調の違いから気になったのが、「目指せっっ!! Love Power」の歌詞におけるシャウトの引き摺り方なのだが、この曲ではシャウトさえ行っていない。いささか迫力に欠けた寂しさも感じる。
 しかし、主人公の望みである「あなただけみつめてる」=「あなたさえいてくれればそれでいい」、という想いに即するなら、「昔みたいに笑わなくなった」「そして他に誰もいなくなった」の歌詞のように友人(異性同性問わず)や趣味を失い、周囲が閑散とさせてしまいつつも、心の平穏を得ている様はこのカバー版の方が相応しいとダンエモンは考える。


 この曲と出会って11年を経て、ライブの度にほぼ毎回聴いてきたが、時と回数を経て印象深いのは「苦手だった Spicy Your Mama 今ではお茶してる ヤバイ High Tension」の歌詞である。
 当然のことながら「Spicy Your Mama」とは主人公にとって義母となる人物のことで、2009年4月12日現在独身のダンエモンに義母に当たる人物は存在しないが、二人の妹がこの3年間で相次いで嫁いだことにより、我が母を義母とする二人の義弟がいて、二人の妹にはそれぞれに義母がいる。
 ダンエモンの父はその昔、娘に近づく男に容赦なく目くじらを立てかねない男だったこともあり(苦笑&些か誇張あり)、二人の義弟はそう年も離れていない義兄であるダンエモンにも結構慇懃で、当然のことながら義父・義母とも概ね良好に接しているし、妹達もそれぞれの義母と良好に接している。
 有り難いことであるが、妹との愛情根ざした交流が今後も続くことを祈るばかりである。後は将来の嫁が我が母と「ヤバイ High Tension」「お茶」してくれるかどうかだが、ま、これも相手あってからの話だな……(苦笑&嘆息)。


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平成二一(2009)年四月一二日 最終更新