Blind Alley

解説　椎名恵さんファーストアルバム『MISS YOU』の2曲目に収録されている。タイトルにも使われている「Blind Alley」
を日本語に直すと「袋小路」になる。
　まさに袋小路に迷い込んで手段を選べない逃走者の如く、破れかぶれに助けを求める心の裏に隠した「あなた」への断ち難くて、それでも引きずり続けて孤独に耐えることが困難な心の葛藤を歌っている。
　「誰でもいいから」、「逃げるように去ってく」と言った歌詞に破れかぶれに孤独からの脱出を求める様を描く主人公だが、結局の所、「引きずるように　あなたのこと　忘れられずに」というのが主人公の本音である。
　本当に孤独の前に「あなた」への想いがどうでも良くなるのなら「Blind Alley　夜明けが冷たい　Blind Alley　私を見ないで」と言った歌詞は書かれないだろう。本当に罪悪感がなければ言い訳も逆切れも生まれはしない事を自覚していない人間が多い事が人間から素直さを奪ってしまっている事を道場主は日々憂えている。
　結論として「誰でもいいから」という想いは悲し過ぎる。ダンエモンはそんな求め方も求められ方も御免を蒙りたい。恋愛においてそんな強迫観念に取り付かれるような状況を全ての人のために避けたい事を改めてこの曲に学んだ…ん？何！？要らざる心配の前に相手だって！？ごもっとも…(苦笑)。


恵の間へ戻る