BLUE STAR

作詞 岡本真夜 作曲 岡本真夜 編曲 佐藤準


解説 ファースト・シングル「TOMMOROW」のC/W曲で、A面の「TOMMOROW」とはデビュー前からセットで用意された曲であり、両曲は切っても切れない関係にある(ファンには有名な話である)。
 アルバムでは『SUN&MOON』の8曲目に収録されているし、ライブでもここぞというタイミングで歌われる。
 曲の感じは少々暗いのだが、歌詞の随所に二人でいることの喜びが溢れている。また、「次の夏もここで見つめてて」「このぬくもりだけは離せない」という歌詞から二人が遠距離恋愛なのか?、海が夏の恒例になっているのでは?といった推測も湧き上がってくる。それでいて「信じてる 今 この瞬間を 信じてる 今 この気持ちを」という一瞬に対するこだわりが歌詞全体の雰囲気ともあいまって何ともロマンティックである(何?顔に似合わないこと書くなって?ほっといてくれ)。
 さて、この歌には一つ疑問がある。たいしたことではないのだが、時間設定がよくわからないのだ。歌詞全体としては夕暮れ時の少し寂しい海を心温かに過ごしているかのように受け取れるのだが、「日差し浴びる砂」だと陽はまだ出ているし、「黄昏の雲が」「夕闇が空を染めても」と明らかに夕方を示す歌詞も出てくる。また「いつまでも あの星のように」という歌詞から星の存在にも触れている。これは歌詞の流れから夕方直前から一番星の出る頃までの時間の流れを背景にしていると見るべきだろう(自己完結)。
 なお、真夜ソングには海がしばしば出てくる。高知出身の彼女はやはり海が好きなのだろうか?

真夜の間へ戻る

令和五(2023)年七月一九日 最終更新