チョット〜Drunker's Trip"ver.〜
作詞 大黒摩季 作曲 大黒摩季 編曲 西平彰
解説 大黒摩季さんのファーストバラードアルバム『weep maki ohgro The Best Ballads Collection』の第2曲目に収録された代表的摩季ソングのアレンジの一つ。
同アルバムに収録されたアレンジ曲の中では原曲が最もバラードに近い曲である。
冒頭が原曲とは異なり、「ワインGlass 握り締めて」で始まるのだが、タイトルが「〜Drunker's Trip"ver.〜」とあるのと関係があるのだろうか?
場末の酒場か静か過ぎるショットバーで「卑怯な逃げ方」という振り方をした「あなた」への恨み言を述べる歌詞によるものか、曲調が静かな分「優しい声」故に反って辛く、「傷付けて欲しかった」の相反する感情のせめぎ合いがより一層クローズアップされている。
事後を語る歌詞故に視点に遠いものを見つめるようなものがあるが、帰らぬ悔やみ事に対して原曲の叩きつけるような曲調が相応しいか?「Drunker's Trip"ver.」の余韻を響かせて「あなただらけの日常をゼロに」する事や「嫌いになれたかもしれない」可能性を否定する本音を滲ませる方が相応しいか?
聞き手の聞く時の気分にもかなり左右されると思うが、ダンエモンはその両方に映える歌詞と曲のフレキシブル性を率直に称えたい。
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