大丈夫だよ 〜Crystal Scenery�� Version〜

作詞 岡本真夜 作曲 岡本真夜 編曲 西垣哲二&岡本真夜

解説 アルバム『Crystal Scenery�掘�の4曲目に収録。オリジナルは7thシングルで、アルバムではフォースアルバム『Hello』とベスト版アルバム『RISE�機�に収録されている。

 アルバム『Crystal Scenery�掘�に収録の「TOMORROW 〜Kanon Version〜」・「ハピハピ バースデイ 〜Crystal Scenery�� Version〜」同様にオリジナルでは歌詞がサビの部分で始まっていたのが、この「大丈夫だよ 〜Crystal Scenery�� Version〜」では「時が経てば 忘れるだろう」からではなく、「カーテン開けたら まぶしい朝の光」から始まっている。

 基本的な歌詞の内容はオリジナルと全く変わらず、失恋した主人公が生活環境を変え、(恐らくは突然に)終わった恋を少しは引き摺りつつも気持ちを切り替えて新たな生活をスタートさせようとしながら、自分と同等、あるいはそれ以上に辛い思いを引き摺っているであろう元彼に「私は大丈夫だよ」と語りかけるものになっている。
 しかしながら改めて聴き比べると、始まり方でオリジナルとこのCrystal Scenery�轡凜 璽献腑鵑諒薫狼い呂�なり異なる。

 どっちがいいかははっきり言って判断できない。個人の好みも大きく左右するだろう。
 気持ちの切り替え、という主人公の決意に重点を置けば、寂しい背景を持ちながらも軽やかに「時が経てば 忘れるだろう」で始まるオリジナルの方が良いのだが、生活環境を変えるのも心のどこかに失った恋への想いを引き摺って、いつの日かの笑顔での再会に思いを馳せている主人公の本音に重点を置くならオリジナルより軽やかさに欠けつつも惜別感を漂わせているこのCrystal Scenery�轡凜 璽献腑鵑坊廓曚�上がる。

 オリジナルと出会ったのは真夜ファンになって間もない平成10(1998)年のことで、この時点ではダンエモンは失恋経験なら持っていたが、「付き合って別れた」ということが無かったので、「時が経って 今 気づいたよ」という歌詞に対して、様々な意味で12年の時を経て「成程」と思わさせられている。
 「Destiny」を始めて聴いた時にも思ったが、片想いでさえちゃんとした決着をつけてなかったり、決着をつけていてもその場凌ぎの取り繕いレベルだったりした場合には、「偶然会っても いつもの私でいられるように “久しぶり”って“元気だった?”って 笑顔で言」うのは難しい。
 だが、「Destiny」を初めて聴いてからしばしの時間を経て思ったのだが、「偶然会っても いつもの私でいられるように “久しぶり”って“元気だった?”って 笑顔で言」う為の条件とは、互いが新しい然るべき相手を見つけ、幸福を築いていることではなかろうか?

 正直、ダンエモンがかつて片想いだった人と偶然に再会した時に、愛想笑いさえ浮かべられなかったのは先方が彼氏と一緒で、自分が別の恋に敗れた直後だった(苦笑)。
 もし、かつての想い人がダンエモンを気にかけてくれているのだとしたら、心にちゃんとした裏付け・根拠を持って「大丈夫だよ」と応えられるようにしたいものである。


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平成二三(2011)年三月八日 最終更新