DA・KA・RA




作詞 大黒摩季 作曲 大黒摩季 編曲 葉山たけし


解説 摩季ネェの第二番手のシングル曲であり、セカンド・アルバム『DA・DA・DA』の四番手に収録。
 ベスト版としては、『BACK BEATs#1』『BEST OF BEST』Disc1では2曲目に、『BACK BEATs#2』ではトップバッターに、そして『Greatest Hits 1991-2016 〜All Singles +〜』では3曲目に収録されるこの曲は摩季ネェの初のミリオンヒットの曲でもある。

 「東洋水産マルちゃんHOT NOODLE」のCMソングに起用されたが、残念ながらダンエモンは見た記憶がない…と思っていたら当時ビデオ録画した『仮面ライダーBlackRX』(再放送)のCMに入っていた!!12年たって気づくとは夢にも思わなかった…(笑)。
 タイトルの「DA・KA・RA」は平仮名に直したときの「だから」通りに、接続詞であり、冒頭でも最後でも「愛」「偽り」「謎」「恋」「孤独」「イヤ」、などに対してその次段階への接続を担っている。

 歌詞から感じられるのは何らかのもどかしさである。「愛だから 出来ない 偽りだから 知りたい 謎だから 夢見たい」「大人のように ときめきながら 少女のように 待ってる」「恋だから 見つめない 孤独だから 抱かれたい イヤだから 感じたい」等の歌詞の様に対句も多い。
 歌詞全体の印象を形容するなら「静か過ぎる現況にもどかしさを感じ、一つ一つの接触に時を止めたがっている」とダンエモンの独断と偏見が告げている。そしてその気持ちが最も色濃く現れている歌詞が「過去より 未来より 一瞬が欲しい」だと思う。
 「STOP MOTION」「風に吹かれて」の様に側にいる「一瞬」にこだわる摩季ソングの特色がここにも現れている。


 この「DA・KA・RA」の思い出で、ダンエモンにとって最も大きいのは何と言っても1999年8月5日の千葉マリンスタジアムでのライブである。
 道場主にとってこのライブは摩季ライブだけでなくライブ参加自体が初めてだったが、そのライブでいの一番に歌われたのがこの曲である。
 しかもライブの常で開演時間を過ぎてもなかなか始まらず、「いつ始まるか、いつ始まるか」とイライラとドキドキがない交ぜになった状態で待ち侘びている時に摩季ネェはこの曲とともに入場して来たのである!!
 ただでさえ何事も初めては印象深いがこれほどの印象深さはなかなか味わえるものではない。一生心に残ると断言できるだろう。


摩季の間へ戻る

令和(2022年六月二二日現在 最終更新