デイ・ドリーム・ビリーバー Day Dream Believer
解説 椎名恵さんの14thアルバム『TOY BOX』の4番目に収録。アメリカの有名グループ「THE MONKEES」という4人組のヒット曲を椎名さんが日本語詞をつけてカバーしたものである。同アルバムの歌詞カードにある椎名さんのコメントは「モンキーズは、私の最初の外国人アイドル・グループ。彼らのテレビ・シリーズは毎週欠かさず見ていたんです」である。
洋楽に疎い道場主はモンキーズコそ知らなかったものの、この曲の存在はさすがに知っていた。道場主が知っているぐらいだから超有名曲だろう(笑)。
タイトルの「デイ・ドリーム・ビリーバー」を日本語に直すと「白昼夢信者」(笑)で、そしてタイトルの如く日常生活で「ママと君」に頭が上がらない主人公が思いのままに君臨できる「夢の中」に逃避したい気持ちを歌った曲である。
この曲は様々な意味で椎名さんらしくない。まず男の立場で歌われていること、次に論調や「ママ」という台詞からして随分子供っぽい(重度のマザコンとも考えられるが)。最後に救いのなさである。
曲のノリが軽いので余り深刻さは感じられない。「今すぐ飛んで来てとか 毎日KISSをしてとか」等は「なんだったら変わってやろうか?」と言いたくなる(深く考えなければの話だが)。言われたことないし(苦笑)。「君」に勝てないのは惚れた弱みだろうか?元の曲の歌詞を知らないので何とも言えないが、夢を目的に現実も頑張れと声をかけたくなる一曲である。
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