作詞 岡本真夜 作曲 岡本真夜 編曲 西垣哲二&岡本真夜
解説 アルバム『Crysatl Scenery�掘�6曲目に収録。オリジナル「Destiny」のリリースが2008年8月6日で、アルバム『Crysatl Scenery�掘�で「Destiny 〜Crystal Scenery�� Version〜」との邂逅が2009年11月25日なので、時間的にそれほどの懐かしさは感じないが、それだけに同アルバムに収録された曲の中における存在感は大きな物がある(実際、結婚・出産後にリリースされた曲で同アルバムに収録された曲は「ハピハピ バースデイ」を除けばこの曲のみである)。
また、同アルバムには2曲前に「大丈夫だよ 〜Crystal Scenery�� Version〜」がエントリーされており、「大丈夫だよ 〜Crystal Scenery�� Version〜」が別れた恋人とのいつの日かの再会を快く迎える為の決意しているのに対し、この「Destiny 〜Crystal Scenery�� Version〜」はまさにその再会に感じた気まずさに終わり切れない恋への苦慮を滲ませているのが非常に対照的である。
実際、「大丈夫だよ 〜Crystal Scenery�� Version〜」に比べて「Destiny 〜Crystal Scenery�� Version〜」は「戻れないあなたとの恋に 永遠を願ってしまうの」や「許されるのなら もう一度 あなたのその腕の中 身を委ねたい」の歌詞に見られるように過去に対する執着は段違いである。
時による解決を期す「大丈夫だよ 〜Crystal Scenery�� Version〜」と時を経て尚思い出として整理出来ていないことを思い知らされた「Destiny 〜Crystal Scenery�� Version〜」が同列にならないのは当然だが、注目すべきは両曲とも根底に過去の恋を想い出として整理したい=忘れたくないものであることが根底にあることである。
「大丈夫だよ 〜Crystal Scenery�� Version〜」では相手に他に好きな人が出来てそれが終わりに繋がり、主人公は泣くに泣けない辛さを味わったが、相手も背徳と断腸に苦しんでいた。それに対して「Destiny 〜Crystal Scenery�� Version〜」の別離の理由は判然としないが、「偶然の再会」において互いに「目をそらした」ことから綺麗な別れとは思えないが、それでも「いつの日か笑って ふたり 会える日」を願っているのだから、憎んだり嫌ったりしている訳ではないのだろう。
そしてこの願望もまた「大丈夫だよ 〜Crystal Scenery�� Version〜」と共通している点も見逃せない。
オリジナルの解説にも書いたが、ダンエモンは「Destiny」=運命という言葉が嫌いである。何処か諦観じみた使われ方が多いことに起因した偏見だが、「偶然の再会」に「目をそら」すぐらいなら、「偶然の再会」にも、「Destiny」にもしっかり向かい合える強さを持つことの大切さは理解しているつもりである。
過去の恋に対して心の底から「笑って」、「再会」する為にも。
真夜の間へ戻る 平成二三(2011)年三月八日 最終更新