作詞 岡本真夜 作曲 岡本真夜 編曲 島田昌典
解説 岡本真夜さんの8thマキシシングル曲にして、8thアルバム『Soul Love』の2曲目、ベストアルバム『My Favorites』の4曲目に収録。TBSテレビ『噂の!東京マガジン』のエンディングテーマ曲でもある。
歌詞中にタイトルである『同窓会』という言葉は出て来ないが、再会並びに帰郷をしてのそれであることを示す歌詞はふんだんに溢れている。
道場主は大学卒業後直後に就職の関係で故郷を9年近く離れていたこともあり、小学校・中学校・高等学校、とそれぞれ卒業の1、2年後に行われたものを除いて同窓会に参加したことがない。また、年齢的に同期の多くが結婚しているであろう状況で独身のみでの参加は極めて気まずく、高校の同窓会に至っては幹事としての務めを丸で果たしていない。「"ひとりぼっちじゃないからね" なんだか そう言われてる気がしてきたよ Dear Friends」という心境と現実には縁遠そうなのが寂しく、物悲しい。
個人的な愚痴はおいておくとして、真夜ソング観点で語るなら、「信じ続けた夢のカケラ」と、学生時代の夢を今に持ち続ける歌詞が、何とも真夜さんらしくて、聴いている方も嬉しい。
そんな背景からこの曲に「また会おうねまた会えるよね」や「そのままの君でいて」を彷彿とさせられる真夜ファンも多いと思うし、故郷高知並びに同郷人との交際を大切にする真夜さんらしさもまた溢れている。
ダンエモンの一押しの歌詞は「変わり続ける季節の中で むくわれないときも あるのだろう たとえ涙が こぼれ落ちても 覚悟ひとつでまた夢は叶うから」である。
上っ面だけを捉えると、妥協すれば「夢は叶う」、と曲解する奴もいそうだが、最も大切なのは、「覚悟ひとつ」だろう。
勿論これは「覚悟ひとつ」だけで「夢は叶う」という意味ではなく、「また」とあるように、「夢は叶う」と信じて邁進する事の原動力となるのが、「覚悟一つ」と説いているのであろう。
「むくわれないとき」に「涙が こぼれ落ち」るのに耐えて頑張る「覚悟ひとつ」を与えてくれる「大切な思い出」を見出せる「同窓会」を持つ主人公がチョット羨ましいダンエモンだが、「変わり続ける季節の中」の変わらざる物の大切さはこれからも重んじて行きたい、とこの曲に再認識させられた。
真夜の間へ戻る 平成二三(2011)年三月八日 最終更新