Everlasting
作詞 岡本真夜 作曲 岡本真夜 編曲 森俊之
解説 岡本真夜さんの9番目となるシングル曲で、ダンエモンにとっては発売日に購入した最初のシングルCDである。アルバムではフィフス・アルバム『魔法のリングにkissをして』の6番目及びベスト版アルバム『RISE Ⅰ』の9番目に収録されている。
寒い季節の背景で温かい愛情の中にある喜び、ただただ抱かれている中での溶けてしまいそうな幸せが溢れている。その一方で会えない時の不安や不慮の別れへの思いを心の片隅に持ち、そんな心配を溶かしてしまいたい様に甘えるような主人公の心根がいいムードを醸し出している。年増好みのダンエモンだが、年下の恋人に甘えられるならこんな曲のような雰囲気で甘えられたいとの欲望があることを白状しておこう(笑)。
ストーリーの流れを云い換えれば自分の弱さを埋めて貰いたい願望とも取れる。「5分だけ… あと10分だけ… 言葉にできない あなたのコートのそでつかんだ」や「時々ね不安になる あなたがどこかに行ってしまいそうで こわくて…」といった歌詞を見ると自分の弱さを曝け出しているところに「あなた」の愛を求める姿が見えてくる。
かなり「あなた」への依存心の強い曲だが、ここでこの歌が単に彼氏に甘えるだけの歌と勘違いしては行けない。
注目すべき歌詞が「My heat is loinging for you 会えない夜も そっと あなたを思ってる We'll make it last forever あなたといると 優しくも 強くもなれる 素直にもなれる」である。確かにこの歌詞も彼氏への依存があるのは間違いないのだが、それを昇華した強さがるのも間違いない。本当の自分に「あなた」の前ではなれる、だから「あなた」がいないときもがんばれる、心の中にいるから、想うことが出来るから、といった気持ちが滲み出ている。
タイトルの「Everlasting」を辞書て引くと「永久[永遠]の; 耐久性のある; 果てしのない; 相も変らぬ, あきあきする」とある。まあ、後ろの二つは論外として(笑)、永遠という命題で考えると「今日もまた あっという間だね あなたとの週末 終わってしまうの」と云う歌詞やその直後の別れを引き伸ばしたい気持ちにも深みが出てくることに触れて締めにしたい。
真夜の間へ戻る 最終更新 令和六(2024)年五月一〇日