作詞 大黒摩季 作曲 大黒摩季 編曲 AKIRA
解説 摩季ネェのデジタル・ダウンロード版。同じデルタル・ダウンロードでも「Our Home」の様にCDに収録されてはいない(平成二六(2014)年四月一四日現在)。
札幌市をホームタウンとする日本フットサルリーグ(Fリーグ)加盟のフットサルクラブ・エスポラーダ北海道の応援ソングである。
勿論、これは摩季ネェが北海道札幌出身であることが大きく関連しているのだろう。こういうことになると道民が羨ましく、摩季ネェが大阪出身だったら………と妄想したが、よく考えたらダンエモンは阪神タイガースのファンでも、ガンバ大阪やセレッソ大阪のファンでもなかった(苦笑)。
純粋に応援歌として誕生したものだから、歌詞内容は闘争心と激励に溢れている。「アイデンティティ」を彷彿とさせるイントロから「OH〜 エスポラーダ OH〜 エスポラーダ OH〜 LET’S FIGHT TO WIN」とチーム名に始まり、タイトル通りに「勝つ為に戦え」と呼び掛ける……おっと、いかん、ついつい英語力をひけらかしちまったな、ははは(自己陶酔)…………何?中2で習う不定詞ぐらいで自慢するなって?ごもっとも………(恥)。
続く歌詞で「さぁ始まる勝負の時 さぁ集まれ北の有志達」とあるように、明らかに札幌をホームレンジとするエスポラーダの戦士をイメージした歌詞で呼び掛け、「深い雪も激しい吹雪にも 決して消えない 情熱を今 燃やせ」にも北国カラーが反映されている。
そんな中にあって、「光りあつめ愛を束ね 闘志煽る追い風を起こせGO!! 」や「あなたにしかできないこと あなただけが見えている何か 必ずある それがきっと 誰もつかめない秘密兵器 GET UP」や「弱さを認め 恐れに立ち向かう あなたこそ強い男よ」や「きっと勝利ひとつで 世界は変わらないわ だけど すべてを懸けて戦う背中に 消えかけた希望は蘇る」と言った歌詞に摩季ネェらしさが窺える。特に最後の歌詞は「世界は変わらないわ」や「消えかけた希望は蘇る」が「IT’S ALL RIGHT」を彷彿とさせる。
加えてフットサルのプレイを対象とした「理想のGOAL PERFECTなPLAY 感動的なラストシーンとFLASH LIGHT」というような歌詞も盛り込まれている。
どんな世界でも勝負に挑む以上、求められる物は勝利−「WIN」である。だが勝てば内容が何でも良いかと言えば明らかにそれは「否」である、とダンエモンは考える。それが許されるとしたら急迫不正の侵害に対して生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされた時か、「勝てば官軍」の考えに完全なる覚悟を固め、避難や批判に一切の後悔をしない自信(「過信」とも言える)のある人間だけだろう。
だからスポーツの世界(に限らないが)には、興業であることも含め、理想もこだわりも勝敗と並行して大切と考える。それゆえに「力を持つだけが本当の強さじゃない はずよ」の歌詞がなるほどと思わさせられ、同時に如何にも摩季ネェらしくて心地良い。
応援歌が試合に対する激励だけではない事を摩季ネェに教えてもらった気がする。それを端的に示す歌詞が「OH〜 エスポラーダ 願いのままに」であろう。「願い」が何なのかは個々人の価値観に委ねられるだろうけれど。
余談 全くの妄想だがダンエモンは夢の中で何度も格闘技のリングに立ち、その度に入場曲は「熱くなれ」だったり、「アイデンティティ」だったりした。しかしダンエモンに関して言えばこの「FIGHT TO WIN」は入場曲に選ばない方がいいと思う。恐らく摩季ネェに「あなたこそ強い男よ」になんて言われた日にゃ、蕩けて格闘にならないだろうから(苦笑)。
摩季の間へ戻る 平成二六(2014)年四月一四日 最終更新