二人の夏
解説 通称・ハマショー(ボケ役:シルバータイタン「ロシア語で『万歳』。」 ツッコミ役:薩摩守「それは『ハラショー』」) こと浜田省吾氏が作詞作曲を担当した珍しい存在。
椎名恵さんの15thシングル「I'm all right」のC/W曲で、12thアルバム『Cherish』のトップに収録されていて、道場主はベストセレクションアルバムで所持している。
かつて道場主が父親(ハマショーファン)の車に乗って、ハマショーのカセットが流された時、ハマショーの歌うこの歌が流れて道場主は腰を抜かすほど驚いた(笑)。情けないことにその時までこの曲がハマショーによる作詞作曲であることを全然認識していなかった(苦笑)。
歌詞は極めて単調である。乱暴な言い方をすると「二人の夏は青い月影に 包まれた二十歳の夢のかけら」と「月は君の瞳の中で 小舟のように揺れてた」のひたすらな繰り返しである。夏の一夜に愛し合う男女の行為の中で、見詰め合うというプロセスに重点が置かれているのが特色であり、「月」と「小舟」の比喩がなかなか幻想的な雰囲気もあいまって見事である。
「二人の夏」という様々に意味で熱い場が舞台でありながら涼やかな雰囲気を漂わせている所にも注目したい。
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