銀色の週末 〜Crystal Scenery�� Version〜

作詞 岡本真夜 作曲 岡本真夜 編曲 西垣哲二&岡本真夜

解説 アルバム『Crysatl Scenery�掘�の第7曲目に収録。同アルバム収録のセルフカバー曲で、シングル・マキシシングルのA面の曲でないのはこの「銀色の週末 〜Crystal Scenery�� Version〜」のみである。

 思えば「銀色の週末」は不思議な存在である。初出はセカンドアルバム『Pureness』だったが、BGMに「My heart is longing for you」(私の心はあなたに焦がれている)の歌詞を持つ縁から、『Pureness』の後にリリースされた9thシングル「Everlasting」にてC/W曲として収録された。
 但し、今回の「銀色の週末 〜Crystal Scenery�� Version〜」のBGMに「My heart is longing for you」の歌詞は無い。

 数ある真夜ソングの中で名曲には間違いないが、取り立てて明るさやノリに溢れている訳でもない、むしろ静かな仄かな愛情と温もりに終始する「銀色の週末」が折に触れてクローズアップされ、ライブでもよく歌われるのは「冷え切った頬」や「あなたの手のぬくもり」や「ボケットで つなぐ指を」とで表現される温もりの伝達に独特のものがあるからではなかろうか?とこの曲と出会って11年の時を経て思うのである。

 オリジナルが軽やかな中に温もりと流麗さを感じさせるのに対して、この「銀色の週末 〜Crystal Scenery�� Version〜」ではかすれる様に、吐息を吐くように紡ぎ出される謡いがどこか清らかさを感じさせる寒さの中に仄かに漂う温もりを強調しているようで秀逸である。
 もっとも、ラストの方の「また 次に 会える日まで このぬくもり 覚えておこう」の歌詞の直後に軽く「Ah」とシャウトされたり、「離さないでね 離さないから 離れないでね」と高鳴りを伴いながら締められたりする部分に関しては原曲の力強さに軍配が上がりそうな気がする。

 銀色に埋め尽くされた寒さの中に仄かに伝わる「ぬくもり」を堪能するに際して、原曲を好むか、今回の「銀色の週末 〜Crystal Scenery�� Version〜」を好むかは人それぞれだが、いずれにも独特の趣があるのは真夜さんの技量の現れ、と言い切るのは過言だろうか?
 

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平成二三(2011)年三月八日 最終更新