Honey MoonへGo!〜ベートーベン第九から 歓びの歌〜
解説 椎名恵さんの結婚式に相応しい曲を集めたアルバム『Wedding Songs』の7曲目に収録されている曲で、同アルバム収録の8曲の中では「あなたと私のWedding day〜メンデルスゾーン結婚行進曲〜」とともにこのアルバムの為にカバーされたクラシック音楽である。
原曲は毎年年末に日本各地で歌われる余りにも有名なベートーベンの「交響曲第九番」、通称・「歓びの歌」で、説明の必要のない超有名曲と言っても過言ではない。
アルバムの歌詞カードにおいて椎名さんはこの曲のコアであるハネムーンへのコメントも兼ねて「ハネムーンは大事です。何せ旅に出ると真の姿が見えますから。期待を持たずにフラットな気持で出かけるのが一番です」と述べている。
その呼び知識を持って歌詞を見てみると、「英語はダメだって心配するけど」、「Nice bodyのビキニの美女に 見とれたりしちゃイヤよ」、「うまくエスコートできなくても」といったネガティブな歌詞とそれらにそれぞれ対応する「あなたの心が変わる訳じゃなし」、「ステキな思い出だけを残しましょう」、「あなたへの愛が変わる訳じゃなし」といった「No ploblem」の一言で片付けた気な歌詞との対比が興味深い。
「南の島」も「夢に見てたのよ、外国」も「Shining sun.Ocean blue」も長年待ち焦がれた歓びではあるが、その全ては愛する「あなた」とともに迎えたことにあるのを何より喜んでいる主人公の気持ちに共鳴してこの歌を歌うと、「You ara the No.1」と「Let's have a good time yah!」は特に力が入る。
余談だが日本人で初めてハネムーンを行ったのは坂本竜馬だと言われている。新妻・おりょうとの蜜月が二人にとって如何なる歓びがあったかは知る由もないが、何と言っても「嬉しい、楽しい」、「愛しい、優しい」という単純明快且つストレートな歌詞が何故に「Honey Moon」が素晴らしいかを雄弁に訴えていると言えるだろう。
まだ結婚していないダンエモンにこれ以上の蛇足解説は野暮だな(苦笑)。
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