作詞 大黒摩季 作曲 大黒摩季 編曲 葉山たけし
解説 摩季ネェの11番目のシングルに収録された曲であり、ファンならずともこの曲を知る者は多く、ダンエモンにとってファンになる前から存在を知っていた数少ない摩季ソングの一つである。
真夏の海岸を舞台に新たなる恋に燃える女が前の男との近づき過ぎて迎えた破局を反省し、それでいて側にいたい気持ちを歌ったものである。
この曲に限らず摩季ネェの他の歌にも相手との距離を気にする歌詞は見られ、近付きすぎるのを恐れている節が見られる。誰よりも側にいたくて、それでいて相手の欠点まで知り過ぎて嫌いになること、逆に隠しとおす筈の欠点を知られ嫌われることに対する恐れ、そのジレンマは男女の中の永遠の難題かもしれない。
この曲の主観的立場は近くにい過ぎて嫌われた前の恋を後悔し、それでもなお近くにいることを切望している。少し長めの題名になったのも、もっともである。それがいちばんの希望なのだから。
さて、ダンエモンはこの曲の存在をファンになる前から知っていたが、間抜けなことに冒頭の「ギラギラの太陽と…」の部分をこの曲とは別の曲の歌詞と思っていたのである。
私はアルバム『LA、LA、LA、』の収録曲をカセットテープにダビングする際、曲順を決める際に「全く初めて聞く曲を頭にもってきたくはない。」と考えていたが、「「ら・ら・ら」はトリにしたい。」と思っていたのでこの「いちばん近くにいてね」を最初のダビング曲に選んだ。このときダンエモンは初めて「いちばん近くにいてね」を意識的に最初から最後まで聞いたのである。 「Never wana〜」と曲が流れたとき、「あら、曲を間違えたか?」と思ったが、「ギラギラの…」が流れた瞬間「エー!!これ「いちばん近くにいてね」の歌詞やったんかい!?」と驚愕した。興味を持ち始めた歌手の事を如何に知らなかったかを思い知らされた最初の瞬間であった。
令和四(2022)年六月三日 最終更新