いちばん近くにいてね〜"Key West Lime Pie"ver.〜

作詞 大黒摩季 作曲 大黒摩季 編曲 西平彰
解説  大黒摩季さんのファーストバラードアルバム『weep maki ohgro The Best Ballads Collection』の第3曲目に収録された代表的摩季ソングのアレンジの一つ。正直、「ら・ら・ら〜Peace Out"ver.〜」と並んでこの曲が同アルバムに収録されるとは思わなかったから驚きである。

 タイトルにある「〜"Key West Lime Pie"ver.〜」だが、「Key West」とはメキシコ湾にあるアメリカ合衆国のキーウェスト島で、「Lime Pie」とはそのまんまライムのパイの事だろう。真夏の海岸で「いちばん近くに」いる幸せを噛み締めながら距離の推移によるイメージギャップが別れを生まない様に、素のままの交際を求める歌詞の流れからキーウェスト島が舞台と思うのは容易だが、ライムパイがどう関係するかがわからない(苦笑)。

 正直、歌詞内容にこだわるならバラードで聞くには違和感を覚える選曲だが、敢えてバラードで歌われる事に注目するならその基となる歌詞は「あなたが好きになってくれた 私のままでいたいから」ではあるまいか?
 「優しさに つい身を任せて ありのまま 見せすぎて嫌われた・・・」という過去を持つ故に「お互いの人生 今は大切にしたいから」と、様々な意味において素の付き合いを望むからこそ、華やかさと幸せの満喫を前面に押し出す歌詞の曲が敢えてバラードに選ばれた、と見るのは穿った物の見方だろうか?



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