作詞 大黒摩季 作曲 大黒摩季 編曲 大黒摩季&Yohey
解説 摩季ネェのデビュー30周年記念ベストアルバム『SPARKLE』Disc.1「New Songs」の10番目に収録されている。
サブタイトルにある「大福」とは、大黒摩季の「大」と福原みほさんの「福」から名付けたコンビ名である。吉川晃司氏と組んだ「大吉」みたいやな(笑)。
タイトルを日本語訳すれば、「ごめんなさい、私は女だから。」となり、悪意的に受け止めるなら、彼氏(または旦那)に対して、「woman」であることを理由にやりたいことをするのに開き直っている様に感じる。実際、この歌の上っ面だけを捉えればそう映るだろう。勿論そんな薄っぺらい歌詞ではない。
歌詞の流れは、対話形式である。彼氏(または旦那)役をRIOSUKE氏や、光永泰一朗氏が演じ、主人公である女性(=「woman」を摩季ネェと福原さんが演じている。
「最近の君は まるでプラズマみたい Do you know by now? 言葉の語尾に鋭利な剣があって 気軽に触れられないOh〜No〜 I don’t remember that!!」や「LINEの返事はもう お決まりのスタンプか「了解✋」 小旅行に誘っても喜んだりしない HelpでMama呼べばOops⤵ ⤵ oh〜I didn’t it again」と云った歌詞で愚痴や疑問を呈する男性に対し、「何もしなければ何ともならない すり減ってくだけMy heart and life」や「優しくされたいなら 少し手伝って 片付け、寝かしつけ、とか!!」や「「 元気があれば何でもできる! 」って 男はみんな言うじゃない? でも女はSo 「 気分が悪いと元気なんて出ない 」のよ」と云った歌詞で、その理由を述べている訳だが、上っ面だけ見れば、「男も家事・育児を手伝え!」、「男女同権!」を叫んでいる様に見える。
婚姻したことの無い身(令和8(2026)年9月6日現在)では何とも断言し辛いが、職場の妻帯者の話を聞いていると、男も昔に比べてかなり家事を担わされる度合いが大きく、それに対する愚痴が出て来ることから、上述の歌詞のおける上っ面の意味もあるにはあるのだろう。 だが、その真意は愛する人のためにリフレッシュして綺麗に在りたいという女心もあるのだろう。正に「CauseI’m a woman」である。
そしてそんなリフレッシュの為の手段が、「だから エステに行ってくるね❤」や「だから ハワイ行ってくるね❤」な訳で、家事を放っぽり出しての単独行動ならただの我儘に映る。
だが、興味深いのは、主人公がヒントをくれていることと、ある種の罪悪感を滲ませていることである。でなければ、何度も「I’m sorry」を繰り返さないだろう(苦笑)。
前者を示す歌詞は、「“我儘”と“気儘”は違うと思うの “我慢”と“自己満”はよく似てると思うの ちゃんとやりたいから✋」や「気分が良くなればもっと してあげたくなるわ❤」であろう。
どんな必要なこと、大切なことでも、唯々義務的に従事するのは辛く、続け難い。息抜きやリフレッシュが必要なのは万人が認めることだろう。時にそれが「“我儘”」に映るにせよ、唯々気分で「やりたくないからやらない」的な、「“気儘”は違うと思うの」というのは意味深である。
また「“我慢”と“自己満”はよく似てる」とあるが、その境界を敷くのは難しい。これまた家庭内における義務感が大きく左右する事だろう。それ故、時にはそういった義務からの解放や息抜きが大事になる。まあ、それに託けて全く義務を果たさない輩は男女に関係なく言語道断ではあるのだが。
そして後者を示すのは、繰り返される「I’m sorry」に加えて、締めの「ごめ〜んネ❤」であろう。愛する人の為のリフレッシュや、息抜きであっても、一時的にでもそれ等を中断させること、「woman」に走っている間、家事の義務に穴を空けることに対する罪悪感を主人子は決して失念してはいない。
ただのさぼりと、リフレッシュの相違を把握する事は大切且つ難しいことをこの曲は教えてくれている。
摩季の間へ戻る 令和八(2026)年九月六日 最終更新