恋はメリーゴーランド~Original Version~
解説 アルバム『LA・LA・LA』に7番目に収録された曲で、シングル「ら・ら・ら」のカップリング曲をアレンジしたオリジナルヴァージョンである。
1番のみ英語の歌詞だった原曲に対して、最初から日本語で始まり、年上の女性が夢に向かって頑張る年下の男性を可愛がりつつ励ます様子が、シチュエーションも手伝ってわかりやすく、全体的な歌詞のノリに一役買っている。
年上の女性が好みのダンエモンとしてはなんとなく嬉しくなる歌詞だが、どうも主人公の女性には年配の男性の付き合いに疲れを感じて活きのイイ若者に目が向いた様に感じられるが、年配男性の立場がなくなりそうで、少々曲の楽しめる世代を狭められた様で残念な気がする。
曲の魅力はメリーゴーランドを日々の堂々巡りの日常に例え、それが止められないのが、苦しくとも頑張る相手を励ます気持ちに例えているところと見ている。ダンエモンは長年遊園地に行っていないが、絶頂や回転に身を委ねたい気持ちは分る気がするし、味わってみたいとも思う。
余談だが、ダンエモンにはこの歌に気まずい思いをした記憶がある。それは1998年、珍しく男女でカラオケに行ったときのことで(しかも女の子の方から誘ってきた!)ある。当時摩季ファンになって約1年、ダンエモンはカラオケで摩季ソングを歌いたくて仕方がなかった。
そこでマイクを渡されたときに女の子に「大黒摩季の歌でリクエストある?」と聞いて、リクエストされたのがこの曲だったのだが、オリジナル・ヴァージョンではなく、シングル「ら・ら・ら」のカップリング曲のシングル・ヴァージョンが入っていたのだが、ダンエモンはこの時、オリジナル・ヴァージョンしか知らず、摩季ソングを人前で歌える嬉しさに勇んで歌おうとして、英語の歌詞に愕然としたのだった。嗚呼、恥ずかしい…、今思い出しても…(苦笑)。
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