恋をしよう

         作詞 椎名恵 作曲 松田良 編曲 見良津健雄
解説 椎名恵さんの13thアルバム『GAMBARE』の5番目に収録されているこの曲はとにかく積極性に溢れている。
 「好きになったらそれが恋」「好きだと思う時が恋」といった感情は誰しもが理屈では一応の納得はしつつも、なかなかにそれだけで動く事はない。理由はリスクを恐れればこそである。ダンエモンは今までに振られるリスクを覚悟せずに告白した試しはない(勿論その覚悟は結果として必要なものだった)。
 勿論主人公はそんな人間のリスクへの恐れは理解している。「さぁ、恋をしよう」「見逃す手はない」といった呼びかけはある意味挑発的ですらある。勿論「明日のことなんて誰も分からないから 今抱き合おう」の歌詞にも一理も二理もある。
 この曲の理屈や打算抜きに突っ走る無謀とも言える強さにひかれるのはそう生きたい、と思っていてもなかなかそう出来ないところに憧れるを覚えるからだろう。ただ気持ちとしては失いたくないものである「好きになったらそれが恋 その他に答えはないから 二人でいれば最高だから」という想いを。おおよそ好きという感情や恋心が計算や打算、条件、理屈で割り切れたら味気なさ過ぎるから。
 

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