ら・ら・ら

作詞 大黒摩季 作曲 大黒摩季 編曲 葉山たけし


解説 ファンは勿論ファン以外の人でも大黒摩季の存在を知る人には説明不要、と断言出来るほど摩季ネェを代表する曲の一つである。当然ダンエモンもファンになる前から「ら・ら・ら」はサビの部分以外でも歌えるほどよく知っていたし、摩季ソングであることもちゃんと認識していた(「あなただけ見つめてる」はその存在を知りつつ、摩季ネェファンになってしばらくは摩季ソングであることを知らなかった)。

 初出は10枚目のシングルだが、アルバムでもタイトルに使われている『LA・LA・LA』は勿論、『BACK BEATs#1』『BEST OF BEST』でも聴けるし、ライブでも必ず(大抵はトリとして)歌われ、ライブ・ヴァージョンも有名である。コメディアン達にパロディのネタに使われたことがあったのも何回か記憶している。
 それほど有名な一曲であることを今この文章を書いていて改めて認識させられる。勿論ファンになる前のダンエモンがこの曲を歌うことが出来たのも意識して覚えた訳ではない。それほど頻繁に世間で流されていたことと、潜在意識の何処かで摩季ネェに惚れていた事がいつの間にかこの歌を覚えさせていたのである

 細かい歌詞の説明は省く(このページを読むような人には蛇足だろう)が、ダンエモン個人として特に感じるところのある歌詞は二箇所、「とっても寂しいから取り敢えずつけてます」「時がたつのは何故こんなに早いのだろう」という部分である。
 前者は一人暮し時期のダンエモンが正に下宿で一人でいた時に取っていた行動である。別に見もしない時でも、電気代の浪費に過ぎないと知りつつTVが常についているのである。「とっても寂しい」気持ちを妙に共感する。
 後者は年を食うに連れて本当に感じるところである。過ぎ去った時間があっという間なのは誰にとってもそうだが、一日、一週間、一月、一年の過ぎるのを本当に早く感じる。ダンエモンにとっても「親も年」であり、親の反対を押し切って一人故郷を離れて長男の務めも果たさずに日々を無為に過ごしているのはこの歌詞を聴く度に心苦しいものがある。
 年齢的にも結婚して、所帯を持って老いた両親とともに暮らして安心させてやるべきなのだろうが、2022年6月現在、諸般の事情で故郷に帰り共に暮らしているものの、結婚に関しては「しない」のではなく、「出来ない」のだから、情けなくも辛い(結局、父には結婚する前に死なれてしまった)。

 いささか愚痴っぽくなってしまった…気を取り直して、最後に、ダンエモンは摩季ネェの様々な表情が好きだが、最も好きな表情の一つに「ずっと ずっと ずっと ずっと ずっと…一緒にいようね」と歌い終わった直後のすべての喜びを体に貯め込もうとしているかのような表情があることを記しておこう。

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令和四(2022)年六月三日 最終更新