大人解放クラブ
正式タイトル Maki Ohguro LIVEHOUSE TOUR 2010 �狢膺猷鯤�クラブBLACK CAT STAGE∞1�燹�Back To The 80’s Rockin’ Girl〜
日時 2010年5月30日(日)17:00開演 場所 岡山県岡山市 岡山CRAZYMAMA KINGDOM 背景 5月22日にファンクラブ限定で東京にて行われた大人解放クラブに続くライブハウスツアーで、ダンエモンにとって、岡山県でのライブ参加は2006年9月の倉敷・チボリ公園で行われたライブコンサート以来、実に3年半振りのことである。
交通費をケチって、新幹線はおろか急行も使わず、快速のみを乗り継いで3年半ぶりに訪れた岡山。例によって長い車内も、早く着いた現地でも初夏並みの暑さをビールでしのぎながら会場近くにある公園の存在に気づかず、近くを流れる小川のほとりで会場の時間を待っていたのは秘密(苦笑)。
かえすがえすも通常のライブを待つ時間と、クラブハウスでのライブを待つ時間には微妙な違いがあることを感じさせられたものである。
このライブも倦み疲れた日常からの解放を主題とした大人解放クラブの一環で、ツアースケジュールとしては第3弾にあたる。ダンエモンにとっても、先日の恵比寿から八日しか経過していないが、当の摩季ネェにとっては二日前に福岡でライブを行っており、四日後には名古屋も控えていて、なかなかにタイトなスケジュールである。
我々に大人解放の時を提供してくれる摩季ネェには感謝の言葉もないが、摩季ネェもまた解放される時間を大切にして欲しいと思う今日この頃である。
内容 1.曲名不明 簡易感想 今にして思えば、たぶん「君は 」(きみはテロリスト)ではないかと思う。
最早言い訳にもならないが、少しでも知らない曲となると一切の断言が出来ない自らの無知と、聞き分ける能力の無さを恥じるばかりである。
ともあれ、サングラスをかけ、黒のスリップっぽい衣装の上に花柄の上着をまとった摩季ネェの登場でライブは始まった。
2.熱くなれ 簡易感想 「大人解放」の視点に立つと、この「熱くなれ」は些かアクティブ気味な曲ではある。
だが、ある女性摩季ネェファンの台詞を借りるとライブの醍醐味は「はじける」ことにあり、普段社会人として、大人として万事控え目な言動を遠慮なく発動出来る(注:「勝手気儘」ではない)ことも、成程、「解放」といえよう。
ともあれ前回(恵比寿)では聞かれなかった「熱くなれ」を聴けたことには意表を突かれて喜びがあった。
3.あなただけ見つめてる 簡易感想 もう何度この曲をライブで聴いたか数えきれない…。ファンになる前からこの曲が摩季ソングであることは知っていたから、知ってから随分長い時が経つことが妙にしみじみと感じ入らされた。
4.永遠の夢に向かって 簡易感想 この曲の歌詞で好きな部分として、「うわべの安全な幸せ かなぐり捨ててしまえ 死んでもいいと思えるような 何かに向かってツッ走りたい」があるが、確かに、「うわべの安全な幸せ」とは常日頃の、決して満足していない時間でありながら、それなりに安定している為に本当の望みの為に思い切った行動に出るに出られない日々の比喩としてはぴったりである。
似た例として、「ネッ!〜女.情熱〜」の「それなりの現在でも失うのが怖くて」という歌詞があり、「START LINE」にもどこか、破壊なくして新たな再生がないことを匂わせる歌詞がある。
物や思い出に執着するダンエモンとしてはなかなか素直には頷けないが、すべての今をかなぐり捨てて進める未来が欲しい気持が誰にもあるのもまた事実だろう。
5.ROCK & SHOUT 簡易感想 このライブに参加した時点でもこの曲が収録されているアルバム「すっぴん」はまだ発売されていなかったので、先のライブで聴いた思い出と再会を喜びつつも、いまだ歌詞が分かり切らないやきもきさも拭えなかった。
今回も、前回同様、摩季ネェ主導によるその場足踏みによるマーチが敢行された。本来、会場であるライブハウス・CRAZYMAMA KINGDOMは飛んだり、跳ねたり、とドタバタする行為は禁止なのだが、当日、他の階が使用されていないことと、特別な許可を得たことにもあり、その2点にダンエモンは妙な勇気を貰い、床を踏み抜かんばかりにその場を踏みならした。その時、勢い余ってぶつかった見知らぬ方、ごめんなさい(←ご本人様がこのサイトをご覧になっている可能性は極めて低いと思うぞ…by道場主)。
勿論、足踏みの際には摩季ネェは前回同様に呼子笛を吹き、会場からは今回も笑いが巻き起こったが、その爆笑度合いは場所によってまばらで、このアクションを知っていた人と知らなかった人の分布が見えるようだった(笑)。
6.TAKE OFF 簡易感想 うーん、この感想を綴っていて、つくづく自分の聞く耳の無さが嫌になる…。当日はどうしても歌詞の「TAKE OFF」が「絶叫」に聞こえたのである。
ともあれ、何かに迫っていくかの如き曲調と歌詞が一週間ぶりのこの曲との再会に喜びを添えてくれたのは何とも言えなかった。
改めて、ライブとは「やっぱりあの人に逢いたい・・・」の願いを叶えてくれる一時であることを思い知らされた。
7.Calling You 簡易感想 これもニューアルバム収録予定曲の一曲で、一週間振りの再会だが、やはり歌詞を完全に理解せず、聞き取れない状態がもどかしかった。
殊に、歌詞中にある摩季ネェと「あなた」との会話調の歌詞が理解できなかったのが歯痒く、それが聞き取れれば、「痛い愛」、「甘い嘘」という意味深な歌詞の意味も見えてきそうな気がする。
ま、それも後々の楽しみの一つか…と自分に言い訳してみた(苦笑)。
8.ひとりぼっち 簡易感想 これも次のニューアルバム収録予定の曲である。前回聞いた時から、「誰にでもひとつやふたつ 人に言えないことがある」から始まる歌詞の全体像が気になっていた。
どの道(というのは些か暴論だが)歌詞を理解し切れないなら、摩季ソングには珍しい寂しさの中の妙な甘ったるさに心を委ねてみたが、嘆くべき「ひとりぼっち」への慰めに留まらない、何かを育むが如き流れが心地良かった。
今後は聞き取り切れない歌詞の歌に対しては純粋に曲調を楽しもうかな?歌詞に惚れて追及するダンエモン流としてはいささか邪道なのだが…。
9.勝手に決めないでよ 簡易感想 正直、先週この歌を恵比寿で聴いた時は、久々に聞けた喜びと、次いつ聴けるか分からない寂しさがないまぜになった心境でいたので、すぐに聞けたのはかなり嬉しい一方で、本当に次いつ聴けるのか分からなくなった寂しさが再度ないまぜとなった(苦笑)。
前回この曲を聴いた時は日常の仕事における不成果からその心根まで「思想は行動に表れる!」と言って叱責されていたことに対して恨み事をこぼしたい心境でもいたが、案外同じ心境を日常で抱えている人は多いのではないか?という気がした。
個人の問題なら自分が我慢すれば済む話だが、日常に倦み疲れるからこそ、周囲の人々のままならぬ言動に対して、自分が「勝手に決め」ているということはないだろうか?
ともあれ、今後、自分が「勝手に決めないでよ」と思った時こそ、周囲に対して「勝手」な決め付けを行っていないか振り返らなくては、という気持ちにされたものである。解放されたいのであれば、自らも束縛している何かを解放しなくてはならないだろうから。
10.チョット 簡易感想 ここはメドレーに近くなる。大人解放の名の如く、摩季ネェのファン層からいっても30〜40代が多いので、オールスタンディングが体力的にきつい人も多く(苦笑)、時に泊まったり、時に動いたり、とスタッフの皆様もさぞかし選曲には苦労されていることと思う(笑)。
こんな時は普段ロクに運動もしないのに、酒の入った状態で気分良く飛び跳ねていられる体力をまだ保持している自分が有り難くなる。
ともあれ、何度も聴いている曲とは言え、何度味わっても快感は快感な訳で(笑)、このまま大人解放の時間に身を委ねたい、という「叶わないほど捕われる」想いが普段以上に去来したものだった。
11.DA・KA・RA 簡易感想 思えば、ライブ定番曲であるこの曲も昨今はライブにて聴いたり、聴かなかったり、である。
聴く回数が多い分、一回辺りの想いは希薄になりつつあるが、これまた聴く度に嬉しくなる曲に間違いはなく、今回の大人解放の意図に沿うなら、「過去より未来より一瞬が欲しい」の歌詞が映え、倦み疲れる日常とは、「大人のように ときめきながら 少女のように 待ってる」のようなものかもしれない、と思わされた。
12.夏が来る 簡易感想 ライブが行われたのは5月30日。旧暦なら「夏」で、実際に立派な初夏である。天気が良ければ夏並みの暑さの日も珍しくなく、ライブ前の程良い日差しの中でのビールと焼き鳥串も美味かったものだから、「夏が来る」というより、「夏は来た」という気がしないでもない(笑)。
ちなみに過去のライブレポートを見直すと、ほぼ一年前の大奥ライブでも同じことを考え、同じようにライブ前に何本かのビールを飲んで酔いしれていた。成長ないな、俺様(苦笑)。
考えてみれば、「夏」は解放的になる季節とも言われている。いつもこの「夏が来る」を聞く際には新たな恋の到来としての「夏」を連想するのだが、今回ばかりは日常からの解放=大人解放の象徴として「夏」を受け止めていた。
成程、「諦めない 悔しいじゃない もう後には引けない」ものである。
13.いちばん近くにいてね 簡易感想 ほとんど前回(恵比寿)と同じことを思っていた。やはり響いた歌詞は「ありのまま」である。
ライブのタイトルが「大人解放」だから余計の思うのだろうけれど、やはり人間は職場でも、学校でも、時には家族や恋人の前でさえも「ありのまま」に振る舞えないことが多い。否、内容によっては家族や恋人の前だからこそ「ありのまま」には振る舞えない事柄もある。
勿論、「ありのまま」ではないからといって、安直に「偽りの姿で生きている」とか、「見栄ばかり張っている」とか言いたい訳ではなく、多くの場合は「見られて恥ずかしい余計なことは伏せている。」といったところだろう。
また「ありのまま」を曲解して好き放題振る舞っては、社会は単なる我儘者の集まりになる。少しでも「ありのまま」に近づけることが、「いちばん近くにい」ることで、かような時に真の大人解放が成立すると思えば、今更ながらに如何に摩季ソングが日常の我々の気持ちを代弁してくれるかがうかがい知れるというものである。
14.アイデンティティ 簡易感想 終盤に差し掛かり、大人解放もますますはじけたものとなってきた。
摩季ライブに欠かせない曲は何曲もあるが、この「アイデンティティ」も勿論そんな曲の中の一つである。そして今回も前回(恵比寿)同様、「Keep on with a fire Life is a power game」の歌詞に合わせて、『8時だよ 全員集合』の少年少女合唱隊での早口言葉の際に志村けん氏が取っていたアクションがなされた(笑)。
思い出してみればこの「アイデンティティ」は以前の Live Bomb! Level6においてもSTEAVE ETOさん等の摩季ネェにも内緒で始められたアクションが笑いと盛り上がりを提供してくれたものである。
曲自体がアクティブ故に更なるアクション・アレンジを期待したいものである。それでなくてもダンエモンは「昇れ昇れOUTSIDER」の歌詞を歌いながら拳を空に突き上げながら全身をそれに続かせて伸ばす瞬間をライブの度に楽しみにしているので(笑)。
15.ROCKs 簡易感想 一先ずこの曲がラストとなり、定番の「エ〜!」と叫びながらプチブーイング(?)が今回も為された。
一時は余りライブで聴かれなかったこの「ROCKs」が最近はよく聞かれるようになったので嬉しい。毎度毎度この曲を聞くときに残念なのは自分が男であるということだけで、それさえ除けば本当に毎回聴きたい曲である。
盛り上がる所が毎回一緒だから、印象に残る歌詞もほぼ毎回一緒なので、今回は敢えて触れないが、倦み疲れる日常からの解放を求めた大人解放クラブだったが、この曲を聞いているときだけは圧し掛かる日常の邪魔者をこの「拳を振り上げて」、叩き伏せたい気分にさせられたことを付け加えたい。
アンコール1.ら・ら・ら 簡易感想 前回(恵比寿)では最初に着けていた猫耳と猫尻尾が今回はこのアンコールで装備された。そして、スペシャルゲストとして元・DA PUMPのSHINOBU氏(本名:宮良忍)が参加。SHINOBU氏には誠に申し訳ないが、ダンエモンはDA PUMPは『仮面ライダー555』(かめんらいだーふぁいず)の主題歌を歌っていたISSA氏しか知らなかった(ていうか今も知らん)。
SHINOBU氏の出身地である沖縄のことや、地球に関する番組のことが紹介されていたが、記憶が不鮮明なまま詳細に触れるのも却って失礼なので割愛させて頂く。返す返すも摩季ネェが多くの若手アーティストに敬愛されていることを再認識した次第である。
そして毎回毎回ライブの度にその日の集大成をも担うのが、この「ら・ら・ら」で、前回(恵比寿)のような凝ったアレンジはなされなかったが、ゲストが参加するのは当然の御約束で、SHINOBU氏もこれに加わった。
ま、如何に「大人開放」でも、こればかりは束縛されないわけにはいきませんよね(笑)。
アンコール2.IT’S ALL RIGHT 簡易感想 このツアー・大人解放クラブは特定のアルバムに根差したライブではないが、それゆえにこの「IT’S ALL RIGHT」の存在感は非常に大きい。
それは本来、ライブでトリを務める筈の「ら・ら・ら」を差し置いてこの曲が今回のツアーのトリを務めていることからも明らかである。
一月に六本木で初めて聴き、前回の恵比寿で歌詞を把握した状態で初めて聴き、今回、ある意味、満を持して聞いたからこその歌詞に込められた想いは前回、前々回以上に強く「いつかきっと報われるからって じっと耐えてきたけど 自分を殺して愛を置き去りにして 何の意味があるだろう」の歌詞に感じ入り、続く「IT’S ALL RIGHT FEEL ALL RIGHT」の叫びは鬱積していた何かが噴出するかのような感覚に捕えられ、自分の想いだけでなく、摩季ネェの声や周囲の人々の叫びまでが一際大きく感じられた。
アンコールもこれで終わり、辛い日常がまた明日から始まる。次のライブまでの日を、一つ、摩季ネェが「君は間違ってないわ」と叫んでくれていると信じて頑張ってみるか。
勿論、単に依存して自分の非を認めないことに終始するのではなく、その叫びを堂々と受け止める為の精進と気合は必要だが。
所感 ダンエモンにとって、ライブの参加の多くは大阪・東京で、次いで多いのは兵庫なのだが、まだ2回目の岡山が4番目に多いのは些か意外である(その他は神奈川・千葉・愛知・静岡・三重・長崎が各一回)。
勿論、岡山にしたところで大阪・東京に比べれば遥かに少なく、距離的にも小旅行に匹敵する行き帰りを含め、新鮮な気分を味わえたのもまた心地良かった。
新幹線や特急を利用しない大阪−岡山間の移動はかなり疲れるものがあるのだが、摩季ソングと酒(←もちろん帰りも飲んでいる)の酔いに身を委ねながら、倦み疲れている日常からの解放と、再度始まる日常との戦いに想いを馳せながら先週と今回聞いた新曲の歌詞を早く頭に浸透させたい気分でいた。
次に岡山に来るのはいつの日かは分からないし、史跡の多さからダンエモンとしてよりも薩摩守として訪問する可能性の方が高いのだが、様々な酔いを堪能しながらの小旅行と今回のライブの意義を重んじることが、辛きことの多い人生の中に得る解放に応えたことになると信じて、今後の摩季ネェとの時間に繋げたいものである。
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