大黒摩季ライブコンサート

正式タイトル 社団法人玉島青年会議所創立50周年記念Ohguro Maki Live Concert 大黒摩季ライブコンサート




日時2006年9月2日(土)18:00開演
場所岡山県倉敷市
チボリ公園 ブレーネンステージ
背景 社団法人玉島青年会議所の創立50周年の記念行事として開催された。2006年11月から2007年2月にかけてツアーライブが行われるが、その先駆けとも言えるタイミングで行われた今年3度目の野外ライブである。
 50周年と言う大いなる節目を迎えた社団法人玉島青年会議所に所属される方々には申し訳にぐらいダンエモンは同団体の事を何も知らないのだが(苦笑)、それでも記念すべき行事に摩季さんを選んでくれた事には嬉しい物があった。
 残暑を反映してか、摩季さんは清涼感ある白いボーイッシュな衣装でいつもの快活さを遺憾なく発揮していたが、オールスタンディング状態でA・Bに分けられたB席に居たため摩季さんの下半身が殆ど見えなかったのが残念だった。
内容
1.熱くなれ
簡易感想 ダンエモンにとって初めて好きになったこの曲がトップバッターだったのは嬉しかった。イントロからして、アルバム・バージョンが歌われていたが、残暑がきつかったためとはいえ、久々に全身の毛穴という毛穴が汗吹くような熱さの発散を味わった。
 ちなみに今回のライブで摩季さんは最初のこの曲だけ帽子を被っていた。
2.DA・KA・RA
簡易感想 この曲を摩季さんのデビュー曲と勘違いしている人は多い(勿論ファン以外の話だが)。
 「STOP MOTION」を貶めるわけではないが、摩季さんの初のメガヒット曲であるこの「DA・KA・RA」が実質的でビュー曲である面は確かにあるし、ダンエモンにとってもライブで聞いた最初の曲としても思い出深い。
 さりながら同曲は必ずしも毎回ライブで歌われるとは限っていない。それゆえか、普段以上に「DA・KA・RA」の歌詞に併せて上下させる両拳にはいつも以上に力が入った気がした。
3.チョット
簡易感想 デビュー3曲目のこの曲が今回のライブの3番目も務めた。歌詞の一部を客にマイクを向けて歌わせるパフォーマンスは今回も健在。
 ラップの部分を摩季さんと供に叫べるかどうかはファンドを謀る重要なファクターだが(笑)、今回、周囲に叫べた人がどれくらい居るかを観察する余地がないほどダンエモンは熱狂(苦笑)。
4.別れましょう私から 消えましょうあなたから
簡易感想 この曲が歌い終わってようやく挨拶が為された。最初から4曲も立て続けに歌われた例は過去にあっただろうか?この曲はシングルのバックナンバーとしても4曲目で、今回のライブはシングル曲で統一されているのだが、ライブとリリースの順番が一致していたのは2曲目の「DA・KA・RA」からこの曲まで。例の歌詞がやっぱり気になったのは今回も同様(苦笑)。
5.あぁ
簡易感想 ライブでこの曲を聴くのはかなり久しぶりな気がする。弾けるタイプの曲が続いた中で芯の強さに直接触れるかのようなこの曲が配されたのはかなり見事であると言えよう。
 それまで全身から汗を吹き出しつづけた感染を休めるような落ち着きの中で、ダンエモンは8年前に出張で訪れた福島県原町市の某居酒屋で同僚とカラオケを歌い、その時にこの曲を歌ったのを思い出したのだが、摩季さんの生声の響く中で二度とあの時同じシチュエーションを持ち得ない事に些かの淋しさを感じた。
6.虹ヲコエテ
簡易感想 1999年から2000年の約一年の充電を経て復帰した摩季さんが最初にリリースした曲としてつとに有名だが、ライブでの登場頻度も高く、今回も「ガンバッテ生きてるのは何故?それさえも わからなくなってしまいそうな世の中で 明日は待っている あなたのためにも 自分らしく 誇らしく いたいね」の歌詞に癒され、勇気付けられたが、ライブの定番である「la la la la la la la la la la la la la la la la la la You are special」がなかったのがチョット残念。
7.永遠の夢に向かって
簡易感想 ファン以外には殆ど知られずとも、かじった程度のファンにも常識と言える定番曲というものがある。この曲は間違いなくその曲筆頭格だろう。
 今現在道場主の仕事は決して不調ではない(取りたてて順調でもないが)が、それでも3〜5年前の絶不調時に自らに言い聞かせてもいた、「うわべの安全な幸せ かなぐり捨ててしまえ 死んでもいいと思えるような 何かに向かってツッ走りたい」の歌詞は新たな決意を湧き起こさせてくれた(例えやる事が今まで変わらないとしても)。
8.あなただけ見つめてる
簡易感想 曲の前に摩季さんから「何の曲の主題歌?」という質問があったので、勿論大声で「SLUM DUNK!!」と答えたが、どうも声は届かなかった様だ(不覚!!)。と同時に同番組で、「ゆけ夢見る夢なし女」の歌詞が「ゆけ夢なし女」となっていたのに改めて怒りが湧いたのは言うまでもない(苦笑)。
9.夏が来る
簡易感想 ライブ定番曲の同曲だが、今回、「こんな私を可愛い奴だと 抱き締めてくれるのは 優しいパパと 親友だけ」の歌詞の「親友だけ」「みんなだけ」へと変換するお約束が為されなかった。
 この曲に限らず、歌詞のサビである個所で「あなた」を「みんな」に変換する定番が今回のライブでは皆無に等しかった。新たなアレンジへの布石であってくれれば嬉しいのだが、どうだろうか?
10.いちばん近くにいてね
簡易感想 どこか南国の海岸で恋人と触れ合いながら失った過去の恋と現在の恋への決意を滲ませる同曲は夏に欠かせない。
 今年の夏もまたダンエモンは海に行き損ねてしまったが、来年辺りは海に行く時間と供に行く人を上手く作りたいものである。普段は彼女が欲しい気持ちは余り前面に押し出さないのだが(上手く行かないと恥ずかしいから−苦笑)、それを敢えて行うのは、一度出来たことが二度出来ない筈はない、との思いと、「最後の最後に結ばれる日」を見事に迎えた摩季さんに負けまいとの想いが交錯すればこそである。
11.アイデンティティ
簡易感想 シングル曲のみで構成された今回のレパートリーの中では「虹ヲコエテ」とこの「アイデンティティ」のみが充電復帰後のリリース曲になる。
 偶然数日前より『RHYTHM BLACK』を聞き入っていた事もあり、最後の曲にエントリーされたのは嬉しくもあり同時に、「えっ?も最後?」と思ってしまうほどここまで刹那的で、楽しい時間が続いた事も思い知らされた。
 この日、ダンエモンは会社の同部署内の休み希望が集中したのを半月前からこの日の休みを希望した事もあって、仕事から離れ、只この日この時間の為だけに鈍行に揺られて倉敷までやって来た事に孤独な戦いにも似た時間を感じていたので「走れ走れDREAMER」「昇れ昇れOUTSIDER」の歌詞に全身が震え、血が沸き立ち、掻き切った筈の汗が再度噴出した気分を味わった。
 曲の始まりの前に摩季さんが「これが最後の曲」と予告したのだが、勿論誰もこれが最後とは思わず、曲が終り、摩季さんが一時退場した瞬間からアンコールを求める手拍子が響いた事を付け加えておこう(笑)。
アンコールら・ら・ら
簡易感想 毎度の事ながらこれがライブのトリである(笑)。いつものお約束が為されなかったのはこの曲も同じかと思われたが、歌詞的なアレンジは為されなかったものの、「大黒摩季老後の楽しみ」の為の「ら・ら・ら ら・ら・ら やっぱり 今日も明日もあなたに会いたい」の大合唱は今回も行われた(笑)。
 摩季さんはこの大合唱を録音して老後の楽しみとする理由を、占いで自分が亭主よりも長生きすると出ているので、長く孤独な老後を楽しいものとする為、と言っていたのは前にも聞いていたのだが、今回長生きする根拠を「手首まで届く生命線」と言っていたが、これはダンエモンも一緒なのである(笑)。
 半世紀後ぐらいに独身だったら摩季さんにプロポーズしよっかな♪(笑)
所感 前述した様に今回のライブはシングル収録曲のみでレパートリーが構成されていた。「ROCKs」「LOVIN' YOU」等の曲が昨今のライブで聞けないのが些か(どころかかなり)残念である。
 また摩季さんは岡山へ来たのがかなり久し振りである事と、次のツアーで訪れるのが鳥取である事を告げ、全国を訪れる事がなかなか難しい事を感じさせつつ、ライブの為に何処へでも行く摩季ファンの心を高揚させているようでもあった。
 手元不如意故に新幹線代をケチって即刻ライブ会場を後にしなければならなかった(苦笑)のは忙しなかったが、それでも一瞬一瞬の心の高ぶりを存分に味わったライブではそれもまたよしだったかもしれない。
後日譚 「後日譚」と言うほどのものでもないのだが、ダンエモンはこの日の夜ぐっすり眠ったのを除けば最近どうも悪夢ばかり見て快眠を味わえないでいている。
 一言で言えば日々の業務での不安(←一時抱えていた事情に比べると全然気楽)になかなかに安心した気分と休息を味わえずにいるが、これは同時に日々の奮闘の中に全力を尽くし切ったと言うほどの動きがなされていないからではないだろうか?と考えている。
 次の摩季ライブはツアーで4ヶ月に渡る長期プランである。何回参加するかは分からないが、その一回一回に完全燃焼で望むことは間違いない。そしてそれに恥じない日常を過ごすためにも日々の努力を大事にしたいことを今回のライブを振り返って思うのである。

 

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