日時 2015年8月23日(日)開演 場所 大阪府北区 梅田Billboard LIVE OSAKA 背景 平成7(1995)年5月10日にデビューした岡本真夜さんが、デビュー20周年を迎えた記念に行われたツアーである。
近年、ライブ自体は数多く行いつつも、その大半が東京を中心とした関東でのもので、ツアーを行っていなかった真夜さんが「20周年」を記念する為にも名古屋、大阪、東京の三大都市で行ったものである。
昨年の5月、19周年記念ライブを同じ梅田billboard LIVE OSAKAで堪能しており、その時に「来年は20周年だから大阪にも必ず来る!」との台詞を聞いていたので、言葉通りに進んだのが誠に嬉しいものだった。
ただ情けないのは、昨年と同じ地でのライブを、昨年と同じく無職に身で迎え、高級感溢れる会場にたった一杯の黒ビールだけで我慢せざるを得ず、前日の名古屋ライブも、次々月に控える東京ライブも見送らざるを得なかったことだった………。う〜ん1年前から何も成長しとらん………orz。
少し前にTVで見た真夜さんが息子さんから風邪をうつされたこともあってか、少し痩せたように見えたので、当日30度あった暑さが心配だったが、よく考えてみれば、電車賃をけちって自転車で来たから、殊更暑さを感じまくっていただけだった(苦笑)。そういや、自転車でライブ会場を訪れたのは初めてだったな(←別のアーティストのライブが地元で開催されたときに徒歩で訪れたことはある)。
経済苦境の為、ライブ1週間前にチケットを手配した状態で、2部の参加だったが、参加者の中でもかなり最後の方の番号だったのが無念だったが、逆にそれが幸いして、距離は少しあったが、真夜さんを真正面に近い位置で見れる場に席を取ることが出来、隣席及び向かいが無人だったので、寂しくはあったが、手拍子も、リアクションも周囲に迷惑がかからなかったのが幸いだった。
1.そのままの君でいて 簡易感想 暗がりの中、舞台の(観客側から見て)右奥からピアノの大坪稔明氏と、バイオリンの伊藤ハルトシ氏が入場。気配で悟った観客の拍手の中、黒い花模様の白いロングドレスを身に纏い、髪をアップにした岡本真夜さんが登場。
やはり5月に20th ANNIVERSARY Fan Club Event で見たときに比べて幾分痩せた様には見えたが、それでも元気に始まった。
前回もこの曲がトップバッターだったのが何となく引き継がれたようで嬉しかった。この日のライブのレパートリーは直前にリリースされた20周年記念アルバム『Mayo Okamoto 20th anniversary ALL TIME BEST 〜みんなの頑張るを応援する〜』収録曲からエントリーされたので、その中では歌詞的にも再開を想わせるこの曲がトップだったのにも頷けるものがあった。
前述した様に、昨年の大阪開催宣言があったから、「ずっと心に そっとその胸に みんなで過ごした この街を忘れないでね」の歌詞が特に響いた一時だった。たとえ「みんなで過ごした」時間が僅かでも。
2.Close To You 〜ひとりじゃないよ〜 簡易感想 例によって、この曲の成立したきっかけが今回も紹介された。また、この曲を歌う直前に「Close To You 〜ひとりじゃないよ〜」、「ハピ ハピ バースディ」、「手紙」の順に歌うのが予告されたから、Eメールや携帯メールやLINEが充実した世の中にあっても、真夜さんにとって、「手紙」という伝達手段が大切なものであることが伝わってきた。
特に今回、素晴らしいと思ったのは、曲に合わせたライトアップだった。勿論、ライブにて極の流れに合わせて、ライトの量・強さ・色が様変わりするのは格別珍しいことではないのだが、何故か今回のこの曲が最後のサビにて「ゆっくり ゆっくり」に入るとともに一気に明るくなった手法が(以前にも行われていたと思いつつも)印象的且つ心地良かった。
3.ハピ ハピ バースディ 簡易感想 真夜さんにとって、結婚・出産を経たリスタート第1曲目として思い入れが強いこの曲が今回も登場。
どちらかと言うとインパクトよりも暖かさに溢れたこの曲が、今回はアクション(と言うと大袈裟だが)と、歌い様が印象的だった。
前者は「笑顔で Song for you」と歌うときに真夜さんが軽く自分の頬を二度叩いて、表情と言うものを強調していたというものだった。
後者は「あなたと出会えたことに 感謝したい 誰よりたいせつな 大好きなあなたへ」の歌詞で、ただでさえコアとなる歌詞として力の入るところだが、今回は特に力が入っているように思われた。
4.手紙 簡易感想 この曲も特に真夜さんのお気に入り度が高く、度々ライブで歌われて、定番曲としてのポジションを着々と固めているが、特に今回は楽曲提供に関する話がいつもより詳しかった。
岩崎宏美さんに楽曲提供されたものであることは有名だが、岩崎さんの30周年記念で提供されたものだったこともあって、この度デビュー40周年を迎えた岩崎さんのベスト盤にも収録されていることが語られた。
肝心の歌唱ではここから伊藤ハルトシ氏が楽器をチェロにチェンジしての演奏の下に歌われたのだが、特に「あたりまえの優しさに 慣れてしまわないように 失ってから気づかないように」の歌詞がいつも以上に響いた。
この曲の歌詞におけるダンエモンの一押し、と言うこともあるのだろうけれど、決して激しくもなく、軽快なテンポでもないこの「手紙」という曲は力強さが歌詞の意味するところに応じて置かれているのだが、いつも最も強さを感じる「永遠なんて ないけど 明日も あさってもずっと ふたり一緒にいれたなら こんな幸せないと思うの」以上に前述の部分に強さを感じたのは、普段「あたりまえ」の大切さを忘れがちだからだろうか?
確かに普通に就業出来ている事の有難味は今感じている真っ最中だが(泣笑)。
5.桜舞い降りる頃、桜色 簡易感想 すっかりライブの定番になりましたね、この曲(笑)。もっとも、初めてライブで聴いた時からまだライブ自体が4回目で、アルバム収録直後『Mayo Okamoto 20th anniversary ALL TIME BEST 〜みんなの頑張るを応援する〜』、と言うこともあるのだが(笑)。
この曲から一先ず大坪氏が退場し、替って真夜さんがピアノに座り、弾き語りにて歌われた。
直前の「手紙」同様、この曲も相川七瀬さんに提供されたものであることが紹介され、特に「切なさを求められたもの」であったことが語られた。
確かにタイトルも歌詞も曲調もそのニーズに応えたものだったが、少し複雑そうな真夜さんが可愛らしかった#&9829
今回のライブでは、いつもに増してライトアップの演出が印象的だったので、舞う花びらの如き光の流れを見て、歌詞的にも「傷ついて失くした時の欠片」が印象的だった。
6.Alone 簡易感想 真夜さんにとって、特に思い入れの深い曲なのか、演奏がかなり凝ったものとなっていた。
前曲の「桜舞い降りる頃、涙色」に続いて、この曲も真夜さんのピアノ&伊東氏のチェロで演奏されたのだが、前奏は独特のもので、歌詞に入る数小節前まで歌われる曲が「Alone」と気付き得なかったのがダンエモンだけではないと信じたい(苦笑)。
またチェロによる前奏を奏でた伊藤氏は1番の始まりとともに演奏止め、そのまま真夜さんが独奏独唱し、2番に入ると伊藤氏のチェロが再度加わった。
少々気になったのは、「あなたの胸で泣きたい あなたの胸で眠りたい」の辺りで、少々真夜さんの声がかすれ気味に聞えた。
冒頭に書いた様に、当日の少し前、TV出演時に随分真夜さんが痩せて見え、実際体調を崩していたこともファン仲間から聞いていたので、少し心配だったが、まあその後滞りなく進んだから問題なかったとは思う。
些か品の無い書き方をするが、健康上問題がないのであれば、真夜さんの少しかすれ気味な声は、ダンエモンにとって、「Will…〜未来へのプレゼント」の最後の歌詞である「愛してる」を聴いている時同様、背筋がゾクゾクするような「萌え」を感じるのを白状しておこう(ウットリ#&9829)。(←道場主「今、この文を読んだ瞬間、極少しか存在しない女性閲覧者がドン引きしているぞ……。」)
7.サヨナラ 簡易感想 この曲も2つ前の「Alone」同様、ライブでの出番が多い分、その時その時のアレンジがよく効かされる曲である(個人的には今でもRISE2000ツアーでの前奏が強く印象に残っている)。
独特のアレンジが入っていたのは「ほんとは サヨナラを あなたから言われるのがこわかった」の歌詞の前に入る感想が独特のものになっていて、どこで再度歌詞に入るかがなかなか掴めず、(これまた品の無い表現で恐縮だが)どこか焦らされているような感覚が何とも言えなかった(うっとり#&9829)
この曲を初めてライブで聴いた1999魔法のリングにKissをしてツアーではバックコーラスにも力が入っていたから、その後余りバックコーラスがライブで聴けずにいたのを少々残念思っていたが、今回久々にこの部分で新鮮なものを味わった気がした。
8.Always love you 簡易感想 ピアノインストである。近年ライブの度に、元々はピアニスト志望であった真夜さんの夢が語られ、ピアノインストのみのアルバムを出そうとしていることも語られた。
当然この曲も歌詞が無いので解説が辛いのだが(苦笑)、曲調をダンエモンが抱いたイメージで語るなら、「草原を風が吹き抜けていくような感じ」だった。
真夜さんが作ったイメージと全然違っていたらどうしよう(苦笑)。
9.Life 簡易感想 ここで弾き語りが終わり、ピアノは再度大坪氏が担当。
今回はこの曲が作られたときが、デビュー5年目の真夜さんが「(アーティストを)辞めようか?」と思っていたときでもあったことが語られた。
もしそうなら、ダンエモンが『Hello』を買った頃と一致するので、真夜さんファン・ダンエモンが生まれたかどうか微妙なことになっていた(苦笑)。
逆にその話を聞けば、歌詞の中に「どんな風吹いても アスファルトには花が咲いてる」という真夜イズム原点曲・「TOMORROW」を彷彿とさせる歌詞が織り交ぜられていることが妙に納得出来たというものだった。
ただ個人的には約2年半ぶりにライブで聴くこの歌の、「きっとこの先も 自信をなくしたり 愛する人さえ失うこともある 負けない気持ちを 描いて行こう」の歌詞が、8ヶ月前に亡くなった父が思い出されて少し胸が痛んだ。いつまでも引きずってちゃいかんのは分かっているのだが………。
10.Smile 簡易感想 何と、この曲をライブで聴くのはこれが初めてだった!
前述した様にダンエモンが真夜ライブに参加したのは1999魔法のリングにKissをしてツアーからで、アルバム『Smile』収録曲は、シングル収録曲を除けば「また会おうねまた会えるよね」を5年前に聴いて以来縁がなかったから非常に貴重な体験だった。
勿論、今回の20th ANNIVERSARY tour〜君だけのStoryがここに〜は最新アルバムでもある『Mayo Okamoto 20th anniversary ALL TIME BEST 〜みんなの頑張るを応援する〜』収録曲で構成されているから、この曲が出てくるのは必然ではあったのだが(笑)。
この曲に想ったところは二つ。
一つは同じアルバム『Smile』に収録されている「Alone」とともに時代を感じさせる点である。「Alone」にも「「カードがもないから」 嘘ついて 電話を切った」という、携帯電話が普及しまくった現在ではほぼ遭遇し得ない、時の流れを感じさせる歌詞があったが、この「Smile」でも「ワープロ」や「ビデオ予約」という平成一ケタの時代を感じさせる歌詞がある。
今やパソコンで普通に撃ち込む文章が簡単にプリンタからプリントアウトされ、ビデオ予約もハードディスク内蔵デッキの番組表を基に予約しておけば自動的に予約出来るように、格段に便利になった。
そして「手紙」の歌詞じゃないが、当たり前になった便利さを格別あり難いと思う気持ちも薄れさせている。そんな時代だからこそ、少し前のチョットしたことにも苦労した時代を振る返る歌が今後も歌われて欲しいものである。
もう一つは「輪ゴムピストル 発射!」の歌詞である。
「そんなのお前の妄想だろう?」と言われるのを承知の上で書こう………………「輪ゴムピストル」を模した真夜さんの指鉄砲の照準は俺の方に向いているようにしか見えなかった………ええ!そりゃ、勿論、「発射!」の歌詞とともに「輪ゴムピストル」が命中したリアクションを採りましたとも!!!(笑)
信じて貰えなくてもやむを得ないし、期待が抱かせた妄想かもしれないが、本当に私に向けて発射された様に思ったんですよぉ……。
11.アララの呪文 簡易感想 これまでのライブでの予告や、20周年記念アルバム『Mayo Okamoto 20th anniversary ALL TIME BEST 〜みんなの頑張るを応援する〜』でセルフカバーとして収録されたタイミングから、この曲が歌われるであろうことは充分予測されていたが、期待通りに歌われた(笑)。
いつも通り、「ちびまる子ちゃん」との関連が語られた。拙サイトでのこの曲の解説にも記したが、アニメを含めると改めて関連した人物の凄さを思い知らされた(さくらももこ先生、TARAKO、爆チュー問題(爆笑問題)、諸氏が歌唱に関係し、振り付け担当はパパイヤ鈴木氏)。
その割には余りこの曲の存在が知られていないことを少々真夜さんは嘆かれていた。
以前のライブで聴いたのはアルバム収録前で歌詞を完全に把握していなかったが、今回は「アララ カタブラツルリンコ」の歌詞を遠慮なくノり、じっくり堪能したからこそ、「明日は お日様 もっと 輝いているよ」や「はるかな メロディ ずっと 流れ続けてる」や「時には まちがえたり 叱られて しまったり いろんな 事がある 人生だけど」や 「あなたの 笑顔が きっと すぐに駆けてくる」の歌詞がいつも以上に心に沁み込んだ。やはり歌詞を完全に知った上で聴くのは違うな(苦笑)。
ちなみにアルバム『Mayo Okamoto 20th anniversary ALL TIME BEST 〜みんなの頑張るを応援する〜』でこの曲を聴いた時、それまでライブで聴いた時に比べて、ラストの「なんとなく可笑しいね 願い事 叶うかな」と「ジャンジャカジャン」の間が妙に空いている様に感じていたが、今回はアルバムに合わせたのか、やはり間は空けられていた。
12.TOMORROW 簡易感想 いよいよラストとなった。
もはやこの曲に関しては野暮な感想は挟みたくない気すらする。ただ、この偉大なデビュー曲に対して、真夜さんが「自分の手元を離れた気がする」と言及していたのには触れずばなるまい。
Wikipedhiaで確認出来るだけで6人のアーティストにカバーされているこの曲は確かに真夜さんと云う名の親鳥から巣立った若鳥なのかもしれない。
そして昨今のライブ通り真夜さんはこの曲を観客に歌うことを求めた。敢えてでかい面するが、俺は遠慮なく声を張り上げて歌った。
まだこういう場面においては真夜ファンは大人しい気がする。ライブ当日、ピアノに座る真夜さんの後ろに座る男女の方々(夫婦?カップル?) がかなり大袈裟なアクションを度々取っていたが、それぐらいあってもいいと思う。
真夜さんは度々マイクを外して、舞台上を左右に巡っては観衆のより大きな声での歌唱を求めていた。
最後に私情を少し挟ませて頂きます。
「季節を忘れるくらい いろんな事があるけど 二人でただ歩いてる この感じがいとしい」の歌詞を歌っていた時、再度亡き父を思い出しました。享年71歳で世を去った父は、子供の眼から見て母とそんなアツアツやラブラブを見せた夫婦ではなかった(まあ自分の親がイチャツイテいるところなんて見たくもなかったが−苦笑)が、大きな喧嘩をすることもなく、気候の良い頃に母と2人して山道を歩くのが好きだった。
この歌詞にはそんな在りし日の父と、共に歩いていた母の姿が思い出され、「ただ歩いてる この感じ」が2人にとって如何に大切な時間であったかを振り返らされた。
二度と戻らない時間であるが、「ただ」に対する有難味と、感謝を忘れないように生きていきたいものである。
アンコール1.君だけのStory 簡易感想 アンコールの手拍子を受けて、特に衣装を替えるでもなく再度真夜さん、大坪さん、伊藤さんが登壇。
アルバム『Mayo Okamoto 20th anniversary ALL TIME BEST 〜みんなの頑張るを応援する〜』でもトリを務めているこの曲が、今回のライブのトリも務めた。
5月に参加した20th ANNIVERSARY Fan Club Event でもトリでこの歌が歌われていたんだよな、そう言えば。
アルバム視聴時に改めて「描くだけじゃ 近づけない 夢んなて 自分から掴むものさ」や「誰かのせいにしていた? 時代のせいにしていた? ほんとはわかってるんだ 変えるのは自分」の歌詞に胸をグサグサ突き刺されていたので(苦笑)、ライブのトリと云うこともあって覚悟を決めて聴き、すべての歌詞を明日へのエネルギーとして取り込む姿勢で拝聴した。
何事も自分次第であることを強く訴える歌詞に呼応するように、真夜さんも「年齢を諦める理由にしない。」という旨を訴えていた。勿論ダンエモンも同感である。
所感 今回のライブにはある種の「開き直り」を持って参加した。これまで今回を含め23回の真夜ライブに参加したが、内5回を無職の身で参加した。
更に恥をさらせば、その5回を含め、決して少なくない回数を、仕事を含む日々の生活に不安を抱えた状態(←その多くはダンエモン自身の責任に帰する)で参加した。
どこか、落ち目な自分が成り上がるエネルギーの獲得をライブに求め、それを恥じながら参加し、曲・歌詞・場の雰囲気・眼前に見える真夜さんを充分に堪能していなかった気がした。
それゆえ今回は全力で「すべてを忘れて」参加した。それでも様々曲の背景を自分と重ねたりはしたのだが(苦笑)。
結果、例え独善や自惚れでも、(勿論程度の問題はあるが)自分がまず自分を信じるなり、励ますなり、歩ませるなりせずして何事も始まらず、社会や企業や周辺状況に動かされているだけではつまらないことを再認識した。
勿論、仕事もプライベートも順調・快調で、時間も資金も余裕を持って身体髪膚、五臓六腑ですべてを吸収するつもりでの参加が望ましく、次回以降のライブをその様な気持ちで迎えられる為の努力は怠らないつもりである。
真夜さんが「「TOMORROW」が自分の手元を離れた。」言っていた様に、ファンもまた真夜さんから巣立って戻って来ることを真夜さんは願っていることだろう。
世の多くの親が成長して帰って来た我が子と飲む酒を楽しみにする様に…………。
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平成二七(2015)年九月三日 最終更新