Wonderful Colors

正式タイトル 岡本真夜スペシャルライブWonderful Colors




日時2006年4月30日(日)18:00開演
場所大阪府
なんばHatch
背景 ミニアルバム『Wonderful Colors』のリリースを記念して行われたミニツアー。当日の大阪ライブが最終日である。
 道場主にとっては大阪で迎える真夜ライブは2度目で、ダンエモンとして参加する大阪ライブはこれが初めて。約300名程の参加者が入口でワンドリンク500円を払って入場した、飲み物を飲んで参加できるライブで、ダンエモンはハイネケンを片手にビールと真夜ソングに酔った(笑)。
内容
1. 星になるまで
簡易感想  ミニアルバム『Wonderful Colors』のトップバッター曲がライブでもトップバッターを務めた。
 曲の前奏とともに幕や照明を使わずに舞台右手より登場した真夜さんは歓声を浴びながらそのまま歌唱に入った。ジーンズルックで初っ端から振り付け交えながら元気よく切られたスタートはアルバムがミニでもその熱狂はミニではないことを印象付けてくれた。
2. いつかきっと
簡易感想 1曲目から間髪置かずにこの曲に入った。「Jingle!Jangle!」の叫びに真夜さんと供に振り上げられる拳は「Beautiful day!」の歌詞では相手に差し上げられる仕草で程よい甘さが加えられていた。
3. 春風
簡易感想 一転してバラード曲に観客は一先ず着席。まだ残っていたビールをちびちび飲みながらタイトルの「春風」の如き温かみに酔うのはなかなか出来ない貴重な体験だ。
4. La・La・La…
簡易感想 4曲目にして一端アルバムから離れて「いつかきっと」のC/W曲が披露される。この曲はまだアルバム未収録なので前曲に続く穏やかな雰囲気の中で聴けたのは嬉しい。
5. 君へ帰ろう
簡易感想 ゆったりした雰囲気の中、没個性的になりそうな中盤だからこそ、「何度も何度も」の歌詞が印象的だった。
6. TOMORROW
簡易感想 説明の必要のない代表的真夜ソングは今回のライブでも登場。もっとも、この曲は序盤か、トリに歌われる事が多く、バラード調で歌われた事に6年前のRISEツアーのトリがバラード調の同曲であった事が思い出された。
7. ハピ ハピ バースデイ
簡易感想 実はこのライブ当日は道場主の父上の誕生日。真夜さんから「今日誕生日の人いる?」と振られたら「親父が誕生日!」と叫ぶつもりで身構えていたが、上手くタイミングは計れず、中途半端なシャウトとなった(苦笑)。
 産休明けの真夜さんが最初にリリースした曲(前年の「魔法のリングにKISSをしてツアー」では歌われていた)だけに何だかんだいってライブの度に歌われるのは嬉しい。
 ともあれ、このサイトを見る可能性は限りなく0に近いが、父上の誕生日を祝すと供に、タイミング良く歌ってくれた真夜さんに感謝する次第である。
8. かけがえない人よ
簡易感想 真夜さんが愛息の為に作った唯一の曲で、その事が今回も触れられていた。
 今回のライブで一つの大ボケが披露された。「沈んだ表情に"うた"を ケガには"おまじない"を 頑張った勇気に"やさしいhug"を あなたに"I love you"を」「ケガに」を「怪我に」ではなく、「毛蟹」と捉えた人がいるらしい。
 極めてまずい駄洒落のような大ボケにバンドメンバーの一人も同じ事を考えていた、と挙手していたが、ウケ狙いか本気かは定かではない(苦笑)。
 GWを一緒に過ごせない愛息君に真夜さんの母性愛が届く事を祈りたい(届いているとは思うがね)。
9. BLUE STAR
簡易感想 ファーストシングル「TOMORROW」のC/W曲は真夜さんがデビュー前から「サヨナラ」とともに温めていた曲であり、真夜ソング全体では目立たない同曲への真夜さんの思い入れが再認識させられた熱唱だった。
10. 宝物
簡易感想 バラード調が一点、観客も立ち上がって盛り上がった。決して派手な曲ではないのだが、中盤い置いてバラード長から熱狂調への変換点の勤めは充分過ぎるほどに果たしてくれた。
11. DREAM
簡易感想 この曲が聴けたのは本当に嬉しかった!
ダンエモン的に真夜ソングの中で好きな曲の中でも5本の指に入る程好きな曲だからと言うこともあるが、名曲やライブ定番曲が増えれば過去の曲がライブに出てくる機会が減る宿命の中で約七年ぶりにライブで聴けたことが嬉しさを頼一層掻き立ててくれる。
 「ポケベルに今日も「ガンバレ」のメッセージ 泣きたいくらい うれしくて」「メールに今日も」とアレンジされていたのが時代を越えて歌いたい曲のよさであり、真夜さんが真夜さんとしてある為の心が強調されているようで心地良かった。
 この曲の前に歌われた「宝物」でも「午前2時 届いてたFAX "ガンバレ"の文字に 涙 あふれた」という歌詞があり、いつの日か「「ガンバレ」のメッセージ」がメールで送られてくる事が真夜ソングに盛り込まれると予測していが、こういう形とは意外であり、嬉しくもあった(笑)。
12. 泣けちゃうほど切ないけど
簡易感想 今のダンエモンがこの曲を聴くのはチョット心苦しかったが、だからこそさり気なく歌われるコアである「私全部でスキ」がいつも以上に胸に染み、勇気を与えられた。
13. 明日へ
簡易感想 広末涼子さんに提供された楽曲ではあるが、ライブの度に歌われていることに広末さん以上の物になっているのが嬉しい。
 妊娠中でさえ立ち上がって振り付きで歌ってくれた曲だから今回は遠慮無しである(笑)。
14. Will…〜未来へのプレゼント
簡易感想 初めてこの曲を聴いた時、オーラスの「愛してる」の歌詞に背筋がゾクゾクする想いを与えられたのを昨日の事のように記憶している。さすがにあれから8年も経てば背筋ゾクゾクとはならないが、改めて魅力の色褪せなさが嬉しい。
 そしてかすれ気味に歌われる「愛してる」に続く様に歌われた「I love you」のアレンジが秀逸だった。
15. 愛という名の花
簡易感想 2006年4月30日現在、この曲と「Life」のみが、アルバムに収録されていないシングル曲になる。「Life」は昨年のライブで聴けたので、改めてこの曲が聴けたことと、それまでの盛り上がりを超越したかのような荘厳な雰囲気が醸し出された事に得も言えぬものを感じた。
アンコール1.dancing of moonlight
簡易感想 同曲は真夜ソングの中でも異色の部類に入り、ボディーラインもはっきりと分かる真夜さんらしからぬ色っぽい衣装も見事にマッチングしていた。
 別段胸の谷間や太股が露わになっているわけでもないのだが、同曲自体がかなり妖しい色合いを持つ事も先刻承知していただけにかえって妙な欲望に囚われそうになるが、それさえも作者の計算づくなのか?と思ってしまう。
 それでいていやらしさとはまた違うのだから真夜さんの新しい、且つ不思議な魅力を垣間見た気がする。
 今後、真夜さんはこう言うスタイルにも積極的に参加する意向らしいが、楽しみな一方でこれがメインになって欲しくない気持ちもまたダンエモンの中に存在する。
アンコール2.With you
簡易感想 これがライブで聴けたのは「DREAM」と並んで嬉しかった!!
 ダンエモンは最初に真夜ライブに参加したいと思った1998年のHelloツアーの際に予約に失敗しており、同時にこのライブのビデオには最後のハミングしか収録されていないためにアルバムではかすれがちな最後の「With you」がはっきり聞こえた事も最後のハミングを真夜さんと供に熱唱できた事も感無量の一言であった。
アンコール3.手紙
簡易感想 ミニアルバム『Wonderful Colors』のトリであるこの曲がライブでもトリを務めた。
 出会いがあれば別れがあるようにライブにも始まりがあれば必ず終りがある。そんなライブの最後にこの曲がセレクトされている事は次のツアー並びに制作に取りかかっているアルバムを楽しみにせずに入られない嬉しさを与えてくれた一方でライブの終わりを絶え難くする心憎さもまた見逃せなかった。
 ダンエモンは毎回真夜ライブの最後に舞台から去った真夜さんに「また会おうぜ!」と叫び掛けるのだが、今回は曲の余韻の中で深深と頭を下げる真夜さんの姿を焼き付ける為に自粛した。
所感 アルバムのタイトルの如く色に対するこだわりが注目されるライブだった。
 照明の色調のセレクトも力が入っていたし、座席に用意された様々な色の蛍光リングも真夜さんに寄せられる様々な思いを象徴しているようだった。
 不満点など殆どなかったが、敢えて苦言を呈すれば真夜さんが大阪を好んでくれる−それ自体は嬉しいのだが−事から無理に関西色に合わせようとして曲の合間の観客との掛け合いに一部チグハグサを生んでいたのが珠に傷だった。本来観客が自粛すべき事ではあると思うだが。

 

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