Soul Love

正式タイトル　岡本真夜ライブ2007　Soul Love

日時 2007年3月16日(日)18：30開演
場所大阪府
なんばHatch
背景　2006年12月にリリースされたアルバム『Soul Love』のリリースを記念して行われたツアーで、昨年に続き、当日の大阪ライブが最終日となった。今回は最後列の右端から２番目と言う最悪の席位置だったが、俺の視力１．５の両眼でしっかり真夜さんを堪能してきたぜ(泣笑)！！
　道場主にとっては大阪で迎える真夜ライブは３度目で、ダンエモンとして参加する大阪ライブは、なんばHatchでのライブ共々これが２度目。昨年同様、参加者が入口でワンドリンク500円を払って入場し。ダンエモンは今年も当然の様にビールを買った(笑)。
　ライブ当日は道場主=ダンエモンの誕生日で、ライブ終了後に誕生日とライブを記念として、ファンクラブ・SUN＆MOONに入会した。次のライブこそは最後列ではなく、もっと近くで真夜さんを堪能したい(苦笑)。
内容
１．会いたくて
簡易感想　この｢会いたくて｣は何とも不思議な曲である。
　石井聖子さんに楽曲提供された曲だが、｢想い出にできなくて｣のC/W曲で、アルバム収録は直後の『Hello』ではなく、その次の『魔法のリングにkissをして』であり、数ある真夜ソングの中にあって、決して知名度の高い方ではないのだが、どこか寂しげな中に、会えない時に会いたい気持ちを｢会いたくて｣と連呼する様は、ある意味真夜ソングらしい真夜ソングである事を改めて知らされ、静かながらも温かみあるオープニングを堪能させて頂いた。
２．春風
簡易感想　ミニアルバム『Woderful Colors』収録曲がメインとなった昨年のライブで聴いた曲を今回も聴けたのは意外だったが、何より｢おめでとう　Happy Birthday｣の歌詞を真夜さんの口から聴けたのが嬉しかったりした(笑)。
３．同窓会～Dear My Friends～
簡易感想　大人し目の曲がここで一転。今回のツアーライブのタイトルと同名のアルバム『Soul Love』収録曲にして、直前にリリースされたマキシシングル曲である同曲がこの順番に来たのはある意味必然である事が実感された。
４．星空の散歩道
簡易感想　この曲も真夜ソングの中では滅茶苦茶知名度がある方でもないのだが、｢サヨナラ｣のC/W、アカペラアルバム『Crystal Senery』、と様々な局面で登場し、ライブでも度々歌われるのが嬉しい存在である。少し寒さの残るこの季節に、真夜さんが『Crystal Senery』の選曲に「あったかくてほくほく」と理由にしたことを｢成る程｣と思った時間であった。

５．Dear…
簡易感想　この曲はダンエモンにとって真夜ソングの中ではかなり好きな部類に入る(否、勿論全部好きなんですけどね)ので、聴けたのが嬉しいのも勿論、この曲が真夜ソングの中でも定番的な地位を締めつつあるのまた嬉しかった。
　ダンエモンは年上の女性に甘えるシチュエーションが大好きな趣味と持っているので(苦笑)、｢甘える場所が　ここにあるから｣と目の前で言われると闇の中で赤面してしまったのは内緒である(ちなみに真夜さんより、ダンエモンの方が年上である)。
６．恋時雨
簡易感想　昨年のツアーではアルバム『Wonderfulu Colors』のタイトルにこだわったかの様にバックライトによる演出が多彩だったのだが、ファンクラブSUN＆MOONの会報での真夜さんの言によるとこの照明効果の高さはなんばHatchの持ち味のようである。そしてその効果が遺憾なく発揮されたのがこの｢恋時雨｣だった。
　今回のライブで語られた真夜さんの言によると真夜さんは古典的な雅語的表現に凝っているとの事で、古語には時代的に男女の中を大っぴろげにしない分、文には婉曲的でありながら色っぽいものが多く、それがパープルで統一されたバックライトと見事にマッチングしていて、昨年の｢dancing of moon-light｣とはまた違った色っぽさが何とも言えなかった。
７．ANNIVERSARY
簡易感想　普段、ライブでもアルバムの選曲でもトリに来る事が多いこの曲が前半に出てきたのは珍しかった。
　再会を祝す曲が多い真夜ソングだが、｢春になったら桜を見に行こうね｣の歌詞にあるように、春の日の―１１ヶ月ぶりに見る生の真夜さんとの―再会に相応しいこの曲は異例の中途にてライブの盛り上げに静かながらも大いに貢献したと言っても過言ではあるまい。　この曲を歌うに当たって、真夜さんからライブの度にこの曲ともう一つの曲(後にファンクラブ会報から｢Alone｣であった事が判明)のどちらを選ぶかを観客に問うていることが告げられ、ダンエモンは「両方！」と叫び、真夜さんは｢え～！両方！？｣と返した。
　明らかに真夜さんとダンエモンとの間で会話が成立した瞬間だった(嬉々)。もっとも、どの会場でも｢両方｣を求める声はあり、有り触れた事をしてしまったとはチョット不覚(苦笑)。
８．君へ帰ろう
簡易感想　真夜ライブに限らず、ライブでのレパートリーはそのライブのタイトルとなったアルバム、もしくは直近に収録曲がメインとなり、シングル以外の曲はライブで歌われる機会は少なくなる傾向にある。
　それゆえに昨年のライブに続いてこの｢君へ帰ろう｣が聴けたのも嬉しく、年を経るごとに母として、主婦として、女性味に幅を持たせる真夜さんの姿がクローズアップされていくのが感じられた。
９．Power of LOVE！
簡易感想　ここ等辺りから、最新にしてツアータイトルでもあるアルバム『Soul Love』収録曲に、真夜さんの独身時代終盤を彩った『Hello』・『魔法のリングにKISSをして』収録曲が入り混じりながらの展開が一曲ごとにダンエモンの興奮をヒートアップさせてくれた。
　幾つかの例外を挟みつつも、ここまで大人し雰囲気の曲が多かったが、それだけに｢give me,give me,baby！　もっと愛して　I miss you｣や｢give me,give me,baby！　もっと気にして　I need you｣の歌詞が場とライブを盛り上げる様は、いよいよ本番！との快感を否が応にも高めてくれたものである。
１０．いつかきっと
簡易感想　最新のマキシシングル｢同窓会～Dear My Friends～｣につぐ最新のシングル曲であるこの曲を１ヶ月前にダンエモンは偶然に阿倍野のコンビニで耳にしていたばかりだったので、イントロと｢鳴らせ！jingle!jingle!　この胸に｣の出だしの歌詞に腕も千切れよとばかりに拳を振り上げた盛り上がりは今後何度でも味わいたいものである。
１１．悩んでないでLet's GOデス
簡易感想　正直、この曲をライブで聴く日が来る事を予想していなかった。シングル｢大丈夫だよ｣を差し置いて、C/W曲であるこの曲が歌われたのは意外でもあり、同時に貴重でもあった。
　余談だが、アンコールまでの間、真夜さんの衣装は花柄ワンピースにジーンズで通されたのだが、この曲ばかりはDJに扮して欲しいと思ったダンエモンは贅沢だろうか？(笑)
１２．Help meⅡ
簡易感想　踊りましたねぇ～８年ぶりに(笑)。道場主は真夜ライブに初めて参加した1999年の｢魔法のリングにKISSをして｣ツアーにおいて神奈川・千葉・東京の3ヶ所でこの曲と、この曲の前身である｢Help me｣を踊りまくったのだが、ファンとはこういうことに必死になるらしく、8年前のツアーでは真夜さんも、「何で皆そんなに上手いのぉ～！」と驚いていたが、ツアーも最後のせいか然程の驚きは見せなかった。
　えっ？ダンエモンは踊れたのかって？躍れましたとも！そりゃ周りの皆さんも当然の様に(笑)。
１３．恋路
簡易感想　いよいよアルバム『Soul Love』収録曲が幅を利かせてくる。｢今　好きな人　いますか？｣と語りかける様に歌う真夜さんの姿にうかうかしていられない気持ちに駆られたのは恥ずべきことだろうか？
１４．三十路街道　まっしぐら～社内恋愛編～
簡易感想　背後の、主人公の父親に扮したDJを誰が担当するのか興味津々だったが、ドラムスの浜崎氏が関西弁で見事に演じてくれたのがバッチグー(←古っ！)。
　タイトルにもある｢三十路｣とは、この日また一つ年を食った身としても身につまされる想いだが(苦笑)、マーチでも聴いているようなリズム感は多勢を前にした会場にあって臨場感に溢れていたのが良かった。
１５．ぬくもり
簡易感想　真夜ソングにあって最も短い歌であるこの曲は、アルバム『Soul Love』同様、次に続く｢足音｣の前奏となっており、その事は真夜さんの口からも明言されていた。よってここではこれと言ったコメントは他には無し。
１６．足音
簡易感想　アルバム『Soul Love』でも1、2を争う好きな曲なので、ライブもここに最高潮が来たと捉えた。
　最も印象深い歌詞である、｢凍りつく冬の寒さも　くるまった毛布の隙間も　新しい制服着るように　やがて　慣れていくのかな…｣の歌詞を歌う姿を目の当たりにすると人間の弱さと強さが背中併せである様が実感を伴なって心に迫ってきた気がした。
１７．この星空の彼方
簡易感想　この曲をライブで聴くことが再びあるとは正直思っていなかった。
　8年前の「魔法のリングにKISSをして」ツアーでこの曲が、愛しい人を亡くすと言う辛い経験をした女性ファンからの手紙を、偶然にも時を同じくして真夜さんが受け取った事から生まれたエピソードが語られ、今回も全く同じ内容のことが語られていた。
　つまりは悲しい曲であり、アルバム『魔法のリングにKISSをして』収録曲がメインとなった8年前のライブ(シングルとしてもこの曲が最新だった)で歌われたのは当然にしても、ライブで何度も歌われる曲とはダンエモンは捉えていなかった。
｢最後の夜病室で　お花見に行こうねって｣という歌詞から季節的にはピッタリだが、それとは別に一聞悲しいこの曲が再度歌われたのには真夜さんなりの思いれが強い曲なのだろう、元となった手紙の送り主である女性たちとの交流とともに。
１８．銀色の週末
簡易感想　白銀の雪に覆われた街が舞台となり、タイトルともなっている｢銀色の週末｣が一応のトリを務めたわけだが、些か季節外れながらも「また次に会える日まで　このぬくもり覚えておこう　AH」の歌詞は一時の別れを惜しみ、次なる再会を心待ちにするアーティストとファンの気持ちを見事に代弁してくれたかのような感覚に陥った(歌詞の元の意味とは別個にして)。
アンコール１．君遥か
簡易感想　アルバム『Soul Love』のトップを飾る曲が、アンコールのトップを飾った。
　冒頭でも古語への傾倒を語った真夜さんの言葉があっただけに、遺憾なく発揮されたバックライト効果も相俟って、｢桜の花　ヒラヒラ揺れて　心の如く　風に落ちて　ヒラヒラ舞って　Ａｈ　君遥か｣の歌詞が連呼される様は、その後数十分を経ずして｢遥か｣な存在となって視界から消えるであろう｢君｣＝真夜さんへの想いが、一抹の寂しさと供に胸に込み上げてきた。
アンコール２．TOMORROW
簡易感想　いつもライブでは｢ANNIVERSARY｣がトリを務めていたので、すでにそれが歌われていたにも関わらず、｢まさか｢TOMORROW｣が歌われないのでは？｣と一時思いかけたが、杞憂だった(笑)。
　ちなみにアンコールに入ってからは真夜さんの衣装はターコイズブルーのドレスとなったが、ワンピースこそ花柄模様でもジーンズスタイルで、一面ボーイッシュでもあった着こなしが一変し、その―｢dancing of moon-lighe｣が歌われるのでは？と思いそうになった―色っぽさからも思考は些か｢TOMORROW｣の雰囲気から離れてしまったわけだが、やはりライブにこの曲は欠かせないよね♪真夜さんが観客にマイクを向けて供に歌ったのも良き思い出となるだろう。
アンコール３．あなただけに贈るLove song
簡易感想　アルバム『Soul Love』のトリであるこの曲がライブでもトリを務めた。
　2年前のRISEツアーでは｢TOMORROW｣がトリを務めたこともあり、この曲の直前にスタッフの紹介と挨拶があって、スタッフ達が引き上げた事からも3曲目が歌われる事を余り予想していなかった(昨年もアンコールで3曲歌っているので在り得ないとまでは思っていなかったが)ので、意外であり、嬉しくもあった。
　スタッフが引き上げた中で唯一人弾き語りで真夜さんが｢忘れない｣、｢覚えてる｣、｢愛してる｣の余韻を引くかの様に連呼して歌う様は、先に歌われた｢君遥か｣同様、程無くやって来る別れの時に対し、惜しむ気持ちを倍増させた。
所感　くどいが、今回のライブはダンエモンの誕生日に行われた。そしてそんな時に限って毎回ライブで必ずと言っていい程歌われる｢ハピ　ハピ　バースデイ｣が歌われなかったのは誠に残念で、思わず日頃の行いの悪さを疑ってしまった(苦笑)。
　春の日に迎えたのは二度目となったこのライブ、次はまだ未体験の冬のライブに臨みたいものだが、主婦であり、母でもある真夜さんにそれを求めるのは酷かな？ともあれ、ファンクラブの一員として臨むであろう次のライブが早くも楽しみである。

　

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平成一九(2007)年四月二〇日　最終更新

日時	2007年3月16日(日)18：30開演
場所	大阪府
	なんばHatch
背景	2006年12月にリリースされたアルバム『Soul Love』のリリースを記念して行われたツアーで、昨年に続き、当日の大阪ライブが最終日となった。今回は最後列の右端から２番目と言う最悪の席位置だったが、俺の視力１．５の両眼でしっかり真夜さんを堪能してきたぜ(泣笑)！！　道場主にとっては大阪で迎える真夜ライブは３度目で、ダンエモンとして参加する大阪ライブは、なんばHatchでのライブ共々これが２度目。昨年同様、参加者が入口でワンドリンク500円を払って入場し。ダンエモンは今年も当然の様にビールを買った(笑)。　ライブ当日は道場主=ダンエモンの誕生日で、ライブ終了後に誕生日とライブを記念として、ファンクラブ・SUN＆MOONに入会した。次のライブこそは最後列ではなく、もっと近くで真夜さんを堪能したい(苦笑)。
内容
１．会いたくて
簡易感想	この｢会いたくて｣は何とも不思議な曲である。　石井聖子さんに楽曲提供された曲だが、｢想い出にできなくて｣のC/W曲で、アルバム収録は直後の『Hello』ではなく、その次の『魔法のリングにkissをして』であり、数ある真夜ソングの中にあって、決して知名度の高い方ではないのだが、どこか寂しげな中に、会えない時に会いたい気持ちを｢会いたくて｣と連呼する様は、ある意味真夜ソングらしい真夜ソングである事を改めて知らされ、静かながらも温かみあるオープニングを堪能させて頂いた。
２．春風
簡易感想	ミニアルバム『Woderful Colors』収録曲がメインとなった昨年のライブで聴いた曲を今回も聴けたのは意外だったが、何より｢おめでとう　Happy Birthday｣の歌詞を真夜さんの口から聴けたのが嬉しかったりした(笑)。
３．同窓会～Dear My Friends～
簡易感想	大人し目の曲がここで一転。今回のツアーライブのタイトルと同名のアルバム『Soul Love』収録曲にして、直前にリリースされたマキシシングル曲である同曲がこの順番に来たのはある意味必然である事が実感された。
４．星空の散歩道
簡易感想	この曲も真夜ソングの中では滅茶苦茶知名度がある方でもないのだが、｢サヨナラ｣のC/W、アカペラアルバム『Crystal Senery』、と様々な局面で登場し、ライブでも度々歌われるのが嬉しい存在である。少し寒さの残るこの季節に、真夜さんが『Crystal Senery』の選曲に「あったかくてほくほく」と理由にしたことを｢成る程｣と思った時間であった。
５．Dear…
簡易感想	この曲はダンエモンにとって真夜ソングの中ではかなり好きな部類に入る(否、勿論全部好きなんですけどね)ので、聴けたのが嬉しいのも勿論、この曲が真夜ソングの中でも定番的な地位を締めつつあるのまた嬉しかった。　ダンエモンは年上の女性に甘えるシチュエーションが大好きな趣味と持っているので(苦笑)、｢甘える場所が　ここにあるから｣と目の前で言われると闇の中で赤面してしまったのは内緒である(ちなみに真夜さんより、ダンエモンの方が年上である)。
６．恋時雨
簡易感想	昨年のツアーではアルバム『Wonderfulu Colors』のタイトルにこだわったかの様にバックライトによる演出が多彩だったのだが、ファンクラブSUN＆MOONの会報での真夜さんの言によるとこの照明効果の高さはなんばHatchの持ち味のようである。そしてその効果が遺憾なく発揮されたのがこの｢恋時雨｣だった。　今回のライブで語られた真夜さんの言によると真夜さんは古典的な雅語的表現に凝っているとの事で、古語には時代的に男女の中を大っぴろげにしない分、文には婉曲的でありながら色っぽいものが多く、それがパープルで統一されたバックライトと見事にマッチングしていて、昨年の｢dancing of moon-light｣とはまた違った色っぽさが何とも言えなかった。
７．ANNIVERSARY
簡易感想	普段、ライブでもアルバムの選曲でもトリに来る事が多いこの曲が前半に出てきたのは珍しかった。　再会を祝す曲が多い真夜ソングだが、｢春になったら桜を見に行こうね｣の歌詞にあるように、春の日の―１１ヶ月ぶりに見る生の真夜さんとの―再会に相応しいこの曲は異例の中途にてライブの盛り上げに静かながらも大いに貢献したと言っても過言ではあるまい。　この曲を歌うに当たって、真夜さんからライブの度にこの曲ともう一つの曲(後にファンクラブ会報から｢Alone｣であった事が判明)のどちらを選ぶかを観客に問うていることが告げられ、ダンエモンは「両方！」と叫び、真夜さんは｢え～！両方！？｣と返した。　明らかに真夜さんとダンエモンとの間で会話が成立した瞬間だった(嬉々)。もっとも、どの会場でも｢両方｣を求める声はあり、有り触れた事をしてしまったとはチョット不覚(苦笑)。
８．君へ帰ろう
簡易感想	真夜ライブに限らず、ライブでのレパートリーはそのライブのタイトルとなったアルバム、もしくは直近に収録曲がメインとなり、シングル以外の曲はライブで歌われる機会は少なくなる傾向にある。　それゆえに昨年のライブに続いてこの｢君へ帰ろう｣が聴けたのも嬉しく、年を経るごとに母として、主婦として、女性味に幅を持たせる真夜さんの姿がクローズアップされていくのが感じられた。
９．Power of LOVE！
簡易感想	ここ等辺りから、最新にしてツアータイトルでもあるアルバム『Soul Love』収録曲に、真夜さんの独身時代終盤を彩った『Hello』・『魔法のリングにKISSをして』収録曲が入り混じりながらの展開が一曲ごとにダンエモンの興奮をヒートアップさせてくれた。　幾つかの例外を挟みつつも、ここまで大人し雰囲気の曲が多かったが、それだけに｢give me,give me,baby！　もっと愛して　I miss you｣や｢give me,give me,baby！　もっと気にして　I need you｣の歌詞が場とライブを盛り上げる様は、いよいよ本番！との快感を否が応にも高めてくれたものである。
１０．いつかきっと
簡易感想	最新のマキシシングル｢同窓会～Dear My Friends～｣につぐ最新のシングル曲であるこの曲を１ヶ月前にダンエモンは偶然に阿倍野のコンビニで耳にしていたばかりだったので、イントロと｢鳴らせ！jingle!jingle!　この胸に｣の出だしの歌詞に腕も千切れよとばかりに拳を振り上げた盛り上がりは今後何度でも味わいたいものである。
１１．悩んでないでLet's GOデス
簡易感想	正直、この曲をライブで聴く日が来る事を予想していなかった。シングル｢大丈夫だよ｣を差し置いて、C/W曲であるこの曲が歌われたのは意外でもあり、同時に貴重でもあった。　余談だが、アンコールまでの間、真夜さんの衣装は花柄ワンピースにジーンズで通されたのだが、この曲ばかりはDJに扮して欲しいと思ったダンエモンは贅沢だろうか？(笑)
１２．Help meⅡ
簡易感想	踊りましたねぇ～８年ぶりに(笑)。道場主は真夜ライブに初めて参加した1999年の｢魔法のリングにKISSをして｣ツアーにおいて神奈川・千葉・東京の3ヶ所でこの曲と、この曲の前身である｢Help me｣を踊りまくったのだが、ファンとはこういうことに必死になるらしく、8年前のツアーでは真夜さんも、「何で皆そんなに上手いのぉ～！」と驚いていたが、ツアーも最後のせいか然程の驚きは見せなかった。　えっ？ダンエモンは踊れたのかって？躍れましたとも！そりゃ周りの皆さんも当然の様に(笑)。
１３．恋路
簡易感想	いよいよアルバム『Soul Love』収録曲が幅を利かせてくる。｢今　好きな人　いますか？｣と語りかける様に歌う真夜さんの姿にうかうかしていられない気持ちに駆られたのは恥ずべきことだろうか？
１４．三十路街道　まっしぐら～社内恋愛編～
簡易感想	背後の、主人公の父親に扮したDJを誰が担当するのか興味津々だったが、ドラムスの浜崎氏が関西弁で見事に演じてくれたのがバッチグー(←古っ！)。　タイトルにもある｢三十路｣とは、この日また一つ年を食った身としても身につまされる想いだが(苦笑)、マーチでも聴いているようなリズム感は多勢を前にした会場にあって臨場感に溢れていたのが良かった。
１５．ぬくもり
簡易感想	真夜ソングにあって最も短い歌であるこの曲は、アルバム『Soul Love』同様、次に続く｢足音｣の前奏となっており、その事は真夜さんの口からも明言されていた。よってここではこれと言ったコメントは他には無し。
１６．足音
簡易感想	アルバム『Soul Love』でも1、2を争う好きな曲なので、ライブもここに最高潮が来たと捉えた。　最も印象深い歌詞である、｢凍りつく冬の寒さも　くるまった毛布の隙間も　新しい制服着るように　やがて　慣れていくのかな…｣の歌詞を歌う姿を目の当たりにすると人間の弱さと強さが背中併せである様が実感を伴なって心に迫ってきた気がした。
１７．この星空の彼方
簡易感想	この曲をライブで聴くことが再びあるとは正直思っていなかった。　8年前の「魔法のリングにKISSをして」ツアーでこの曲が、愛しい人を亡くすと言う辛い経験をした女性ファンからの手紙を、偶然にも時を同じくして真夜さんが受け取った事から生まれたエピソードが語られ、今回も全く同じ内容のことが語られていた。　つまりは悲しい曲であり、アルバム『魔法のリングにKISSをして』収録曲がメインとなった8年前のライブ(シングルとしてもこの曲が最新だった)で歌われたのは当然にしても、ライブで何度も歌われる曲とはダンエモンは捉えていなかった。｢最後の夜病室で　お花見に行こうねって｣という歌詞から季節的にはピッタリだが、それとは別に一聞悲しいこの曲が再度歌われたのには真夜さんなりの思いれが強い曲なのだろう、元となった手紙の送り主である女性たちとの交流とともに。
１８．銀色の週末
簡易感想	白銀の雪に覆われた街が舞台となり、タイトルともなっている｢銀色の週末｣が一応のトリを務めたわけだが、些か季節外れながらも「また次に会える日まで　このぬくもり覚えておこう　AH」の歌詞は一時の別れを惜しみ、次なる再会を心待ちにするアーティストとファンの気持ちを見事に代弁してくれたかのような感覚に陥った(歌詞の元の意味とは別個にして)。
アンコール１．君遥か
簡易感想	アルバム『Soul Love』のトップを飾る曲が、アンコールのトップを飾った。　冒頭でも古語への傾倒を語った真夜さんの言葉があっただけに、遺憾なく発揮されたバックライト効果も相俟って、｢桜の花　ヒラヒラ揺れて　心の如く　風に落ちて　ヒラヒラ舞って　Ａｈ　君遥か｣の歌詞が連呼される様は、その後数十分を経ずして｢遥か｣な存在となって視界から消えるであろう｢君｣＝真夜さんへの想いが、一抹の寂しさと供に胸に込み上げてきた。
アンコール２．TOMORROW
簡易感想	いつもライブでは｢ANNIVERSARY｣がトリを務めていたので、すでにそれが歌われていたにも関わらず、｢まさか｢TOMORROW｣が歌われないのでは？｣と一時思いかけたが、杞憂だった(笑)。　ちなみにアンコールに入ってからは真夜さんの衣装はターコイズブルーのドレスとなったが、ワンピースこそ花柄模様でもジーンズスタイルで、一面ボーイッシュでもあった着こなしが一変し、その―｢dancing of moon-lighe｣が歌われるのでは？と思いそうになった―色っぽさからも思考は些か｢TOMORROW｣の雰囲気から離れてしまったわけだが、やはりライブにこの曲は欠かせないよね♪真夜さんが観客にマイクを向けて供に歌ったのも良き思い出となるだろう。
アンコール３．あなただけに贈るLove song
簡易感想	アルバム『Soul Love』のトリであるこの曲がライブでもトリを務めた。　2年前のRISEツアーでは｢TOMORROW｣がトリを務めたこともあり、この曲の直前にスタッフの紹介と挨拶があって、スタッフ達が引き上げた事からも3曲目が歌われる事を余り予想していなかった(昨年もアンコールで3曲歌っているので在り得ないとまでは思っていなかったが)ので、意外であり、嬉しくもあった。　スタッフが引き上げた中で唯一人弾き語りで真夜さんが｢忘れない｣、｢覚えてる｣、｢愛してる｣の余韻を引くかの様に連呼して歌う様は、先に歌われた｢君遥か｣同様、程無くやって来る別れの時に対し、惜しむ気持ちを倍増させた。
所感	くどいが、今回のライブはダンエモンの誕生日に行われた。そしてそんな時に限って毎回ライブで必ずと言っていい程歌われる｢ハピ　ハピ　バースデイ｣が歌われなかったのは誠に残念で、思わず日頃の行いの悪さを疑ってしまった(苦笑)。　春の日に迎えたのは二度目となったこのライブ、次はまだ未体験の冬のライブに臨みたいものだが、主婦であり、母でもある真夜さんにそれを求めるのは酷かな？ともあれ、ファンクラブの一員として臨むであろう次のライブが早くも楽しみである。

Soul Love

正式タイトル 岡本真夜ライブ2007 Soul Love

正式タイトル　岡本真夜ライブ2007　Soul Love