スプリングライブ

正式タイトル スプリングライブ Velvet




日時2014年3月5日(木)18:00開演
場所東京都世田谷区
下北沢440
メンバー椎名恵(Vo)、恩田直幸(Pf)、吉澤秀人(Gt)、井上Cico浩一(Perc)
背景  約1年半振りの参加となる椎名さんのライブで、下北沢440(「しもきたざわふぉーふぉーてぃ」と読む)は2度目となる。

 前回の参加時はひどく体調を崩していたが、この日は蜂窩織炎(ほうかしきえん)で足を腫らしていたこと以外は快調で、何より気分が良かった。
 全くの独り善がりだが、3月5日は道場主が近代史において尊敬する周恩来様の生まれたで、同じく近代史において最も憎むスターリンが死んだ日で、「尊敬する人の誕生日」と「憎む奴がくたばった日」が重複しているので、毎年この日は気分が良い(笑)。
 そしてその気分のいい日と敬愛する椎名さんのライブが重なったことから早い内から「これは無理してでも行かなくては」と予約を入れた。
 当時ダンエモンは会社内の状況から連休が取り辛い状態にあった。また父が難病である可能性があり(後に確定)、様々な想いがあったが、意を決して参加した。
 まあ、難題が多くてもそれでも参加が叶ったのは働いていたからだろうなぁ…とこれを書いている時点(2014年5月6日現在)で無職の我が身に鬱々とするのだったが、この日椎名さんから貰ったパワーは失くしていないつもりである。

 尚、タイトルにある「Velvet」とは布地の名前で、英語名より、ポルトガル語でいう所の「ビロード」の方が有名だろうか?
 この日はあいにくの雨だったが、椎名さん曰く、「空間だけでは、春のような暖かい空間に。ベルベットのようなふわっと布に包まれたような感じで過ごして下さい。」とのことだった。

 そしてその椎名さんはイメチェンで髪の毛を金髪にして左側を剃りあげていた(←誤解招かんかその書き方?by道場主)。そんな椎名さんと顔を合わせたのは開場の約20分前。開場待ちしていた仲間と供に外の様子を見に来た椎名さんと簡単な挨拶をしたが、さすがに一瞬驚いた(苦笑)。
 この日の椎名さんの服装は、ノースリーブのワンピースで、ゼブラ柄に見えるのは京楽の見過ぎだろうか?(←パチンコが分かる人だけ笑って下さい)  ブーツは黒だったから余計に白と黒のコントラストが目立った。そしてイヤリング・ネックレスは供に大きいリング状のものだった。

内容
第1部
1.Love’s Blossom
簡易感想 トップバッターに出て来たこの曲をライブで聴いたのは初めて。実際この曲はオムニバスCDアルバム『富良野〜チャペルコンサート 〜/V.A』に収録されていて、椎名さん単独のアルバムでは収録されていないので、この曲の登場に驚いた。

「春なので、出来るだけ優しい歌を。」というのがこの日の椎名さんの選曲基準で、さすがに目の前で「陽ざしのようなあなたの胸であたためられて」などと歌われた日にゃ、ドキドキしますよ、旦那!って気分だった。

2.Baby Baby
簡易感想 アルバム『Wedding Songs』収録曲は既存の曲をアレンジした者が多い中、この曲はアルバムの為に書き下ろされたオリジナルで、ゴールインを迎えた新婦が幼い頃からの思い出を噛みしめて幸せを満喫する様が好きだから、予測してはいたが「Baby baby, just I'm in Love. Everything is glory, you know? Baby baby, just I'm in Love. Everything is in two of us.  私はあなた、あなたは私 I'm dreaming dream of you. You're dreaming of me」の部分では拳に思いっきり力が入った。

 この曲の解説にも記しているが、受験レベルの難しい英語など使わなくったって喜びの言葉は充分表現出来ることを椎名さんが証明してくれているようで嬉しい。ましてそれを眼の前で聴けたとあっては。

3.憂いの恋
簡易感想 アルバム『ガラスの月』収録曲を聴くのは久しぶりな気がした。「言葉さえ惜しむ様に 見つめ合い」の歌詞が、春の暖かさと静けさの中、音も無く一斉芽吹く草木の様に大量かつ温かなものが行き来しているように感じられた。

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4.お誕生日おめでとう
簡易感想 この曲の存在は知っていたが、ファンとして情けないことにこの日は初めて聴いた。
 温かいリズムで「お誕生日おめでとう」と歌い出した直後に台詞でも「お誕生日おめでとう」と続ける所に更なる温かみを感じた。

 この曲は椎名さんがブロになる前のアマチュアの頃、NHKで「ピーマンキッス」や「ニャーンタイム」という歌も歌っていたとのことが紹介された。
 この曲は昭和63(1988)年に歌われたもので、現在Eテレリクエストで「Eね!」が100あれば、再放送の候補になるところをこの日の段階で180あったとのことだった。

 言い訳しても始まらないが、ダンエモンは昔からこの手のリクエストを全くと言っていい程したことがない。『ザ・ベスト●ン』でも、『トッ■テン』でも、『ヤン▲リクエ◎ト』でも。何か数さえ集まればいい所が気に入らないのだ。人気が命のアーティストの方々を想えば質よりも量で貢献することが大切なのは分からないのでもないのだが。
 ついでを言うとツイッターも好まない。NHKで集まる意見を見ていても、役に立たない愚痴が集まっているようにしか見えないのだ。それが独断と偏見であることは承知してますがね。

 だがそんな好き嫌いで行動しているつけはこんな所で回って来る。椎名さんの曲を少しでも聴きたいと思えばもっとアンテナを張らないと……(反省)。

5. おぼろ月夜
簡易感想 椎名さんが歌う童謡を聴くのも久々である。正直、武骨者のダンエモンは「夕月かかりて匂い淡し」なんて風流を解する男ではない(モデルになった塙団右衛門の方が本職の豪傑なのに風流に明るい)。

 直接関係ないが、以前見た映画『ビルマの竪琴』で東南アジアの村で現地人に世話になったお礼に日本兵が皆で「おぼろ月夜」を合唱したシーンがあったのをダンエモンは記憶している。美味く言えないが、この日椎名さんが歌うのを聴いて、映画の中の日本兵が日本語の分からない現地人相手にこの曲を選んだのが何となく分かった気がした。

6.いつか空に届いて
簡易感想 前回の Back to the 70's に続いてこの曲を聴けたのが嬉しかった!4月にはガンダム35周年のイベントがあり、OVA『「機動戦士ガンダム-0080-」〜ポケットの中の戦争〜』のオープングであるこの曲を歌う椎名さんも同アニメの歌い手である新井正人氏から参加を呼びかけられたとのことで、そのこともあってか、前回以上に気合が入っているようだった。

 仁王立ち(?)で拳を振り上げて歌う椎名さんの立ち居振る舞いと、曲の盛り上がりに「腕を伸ばして 空に届けば 新しい始まりの時 見えるよ」の歌詞では先の「Baby Baby」以上に拳に力が入り、「I never give up forever」では空に向かって突き上げたくなったほどだった。

7.遠い記憶
簡易感想 恐らくライブでこの曲を聴くのは初めて。先の「いつか空に届いて」のC/W曲であるこの曲が歌われたのも、この曲もまたガンダム主題歌(OVA『「機動戦士ガンダム-0080-」〜ポケットの中の戦争〜』のエンディング)で、前述のイベントを意識しての登場と思われる。

 先の激しさが一転して、「空と まじりあう 海にたたずんで」といった静けさの中、少々現実離れして見続ける夢見心地が心地良かった。

8.愛は眠らない Have you never been mellow
簡易感想 第1部はこの曲で終了。勿論椎名ソングを代表する一曲にして、「LOVE IS ALL〜愛を聴かせて〜」と並んでライブ登場率の高いこの曲の登場はいつもながら嬉しいものがある。

 今回特に感じた歌詞は「ひと言でいいから 言葉が欲しいの」である。今回も椎名さんと会話することが出来たのだが、ライブというものに参加したての頃は椎名さんの傍近くに立つだけで足が震え、声も絶え絶えになっていたが、思いつくままであっても精一杯言いたいことを言っていた。
 ところが、何度も顔を合わし、会話もするようになると「いいひと言」を言いたくて、あれこれ考え、逆に声を掛け辛くなる時がある。自然体で接している筈なのに自然体で話せないのである。それというのもダンエモン自身が「いいひと言」ではなく「余計なひと言」を多発する日常を送っている自業自得に他ならない。
「ひと言」が人を癒しも傷つけもすることは嫌という程知っている。もっと人生修業に勤しみ、椎名さんの持つ「ひと言」に近付きたいものである。
 「Have you never let’s someone else be strong」=「他の誰かを強くしないで」と言い切れるように。

第2部
1.黄昏のビギン
簡易感想 数年来ライブの定番となっているこの曲はカバーした人も多い故に様々な形式で歌われるのが定番となり、楽しみの一つとなりつつある。
 今回は「リズムスタイル」で歌われたのだが……………ごめんなさい…ダンエモンの筆致ではそれが通常とどう違うものかを書き現すことが出来ない…………というか、相違すら分かっていません(恥)。
 という訳で「雨がやんでた たそがれの街」の歌詞に、歌う直前「晴れ女復活!」と叫んでいた椎名さんを思い出しながら、更なる盛り上がりを期待しながら聴いていました。

2.メンバー紹介
簡易感想 ここでメンバー紹介が為された。井上さんや吉澤さんもすっかり御馴染になったものである(しみじみ)。もっとも、ご本人様にとって私が御馴染とは言えないだろうけれど(苦笑)。

 ファン仲間の方々と一緒の写真を会場の方に撮影して頂いた者を加工修正しています。他の方々の顔が映らないようにした結果、吉澤さんの御顔が中途半端な移りになりましたが、吉澤さん許して下さいね(苦笑)。

 メンバー紹介に際して、恩田さんからはコーラス初参加が表明され、吉澤さんからは花粉症に苦しまれていることが出た。
 それを受けて椎名さんがくしゃみについて話している時、不覚にもダンエモンがくしゃみをしてしまい(←断じて狙ったものではありません!)、椎名さんの指摘を受けて、嬉しいような恥ずかしいような……。
 それはさておき、井上さんはおみくじで今年も「凶」を引いてしまったとのことで、椎名さんに「無理しない程度に」と励まされながら第2部は本格化するのだった。

3.恋人以上
簡易感想 そう言えば、この曲は前にも同じ440で聴いていた。嬉しい再会である。
 今回もまたこの曲を聴きながら「一番いい関係」について考えさせられた。もっとも、かつて惚れた人達の大半は接点すら持てないのだが(苦笑)。

4.I’m all right
簡易感想 椎名さんに限らず、ライブで歌われる曲はシングル曲が多い。この「I’m all right」もシングル曲だが、ライブに余り登場しないので、今回聴けたのは嬉しかった。
 いつもこの曲を聴く度に「思い切り小石を投げてみた 一度も跳ねずに波に消えた 期待通りに事は進まない ましてや恋ならなおさらネ」の歌詞に、ままならぬ人生というものを考えて、身をつまされる想いがするのだが、だからこそ「明日からはきっと 私らしくI'm all right」を歌う椎名さんにこちらの気持ちも新たにさせられるのだった。

5. Super Star
簡易感想 カーペンターズの名曲である。ここ最近特に椎名さんはカーペンターズの曲をよく歌い、自らの原点であることも口にされているが、今年はたくさん歌っていきたいとの旨を表明され、非常に楽しみである。

 それとしってこの曲を聴いたのは全くの初めてだが、サビとなる「Don’t you remember you told me love me baby」の響きは確かに聞き覚えがあった。  知らない曲をライブで聴く度にいつも思うことだが、ダンエモンに聴き覚えがある様な曲は相当有名なのだろう(苦笑)。

 さして難しい英語で無いのは分かったが、勿論ダンエモンに同日約出来る程の英語力はない(苦笑)。それでもサビに至るまでのさびしげな曲調がサビで一転して「baby」を連発する激しい曲となることでギャップが主人公の気持ちを切ないまでに表しているのは分かった(筈)。
 本当に椎名さんのファンになるまでは「Top Of The World」「Yesterday Once More」しかカーペンターズの歌を知らなかったが、もっともっと知る楽しみと英語力強化の必要性を同時に感じているダンエモンだった(笑)。
 どうにもならない事とは分かっているが、その存在を知った時に既にカレンが亡くなっていたことが惜しまれるものである。

以下、恒例の怪しい道場主訳(苦笑)
 昔、そう、とても遠い昔のこと
 私はあなたとの恋に落ちた、第2のショーを始める間もない程に
 あなたのギターはとても甘く清らかに響く
 でもそれは現実じゃなかった
 単なるラジオでしかなかった
 私を愛しているといったことを覚えてないの?愛しの君!
 あなたはこの道を再び戻って来るって言ったのよ、愛しい君!
 愛しい人、愛しい人、愛しい人、愛しい人、ああ、愛しい人
 私は本当にあなたを愛しているのよ

 寂しさとはこれ程までに悲しい事柄なのね
 そして私は再びあなたと供いるということを殆ど待てそうにない
 あなたがいう、為すということが再び帰って来る
 私の下に再び帰って来て
 そして哀しいギターを弾いて
 私を愛しているといったことを覚えてないの?愛しの君!
 あなたはこの道を再び戻って来るって言ったのよ、愛しい君!
 愛しい人、愛しい人、愛しい人、愛しい人、ああ、愛しい人
 私は本当にあなたを愛しているのよ

 カーペンターズともなれば歌詞の日本語訳なんて簡単に検索出来るんだろうけれど、本音の感想を書きたいから、未熟を承知の上で、すべての英語歌詞を自力で訳しているが……………ここまで歯の浮く日本語訳が間違っていたら相当恥ずかしいな(苦笑)
 でも何度も聴きたい曲に入ったことが間違いない一時だった。
6.青春の輝き
簡易感想 これまたカーペンターズの曲である。勿論存在を知ったのは初めて。ちなみに「青春の輝き」は邦題で、原題は「I need to be in love」 (私は恋する必要あり)
 先の「Super Star」同様、サビに聴き覚えがあり、「I know」を繰り返す椎名さんは本当にカレンが歌っているようだった。生前のカレンの声を聴いたことも無いのだが、本当にそんな気がした。
 アルバム『Toy Box』でもカーペンターズの2曲は原曲に忠実に歌い上げていた椎名さんだったから、恐らくはカレンになり切ろうとしていたのだろう。

 以下、懲りずに怪しい道場主訳(苦笑)
 今までして来たことで最も大変だったのは
 信じ続けること
 この狂った世界には私の為に誰かがいた
 人々が行き来するその道は
 一時的な生活を通じて
 私のチャンスはやって来れて、私はそれを知ってはならない

 私は前に言った
 「単純さを保とうと約束しない」
 でも自由はあなたがさよならを言うのを助け
 私に学ぶ時間を取ってくれた
 何も自由になっていない事を
 払った対価は私にとって充分に高かった

 私は自分に恋が必要なのを知っている
 私余りに時間を浪費したのを分かっている
 私は完璧を求めているのを知っている
 全く不完全な世界だというのに
 自分が何を見つけるであろうことを考えるのに充分な程馬鹿ね

 そう、ここで私はポケットを満載にしている
 良い意図で
 でもそれはどれも今夜の私を慰めてくれないでしょう
 4時にはすっかり目を覚まします
 視界に友達も無く
 大丈夫じゃないから希望に掛っている

 私は自分に恋が必要なのを知っている
 私余りに時間を浪費したのを分かっている
 私は完璧を求めているのを知っている
 全く不完全な世界だというのに
 自分が何を見つけるであろうことを考えるのに充分な程馬鹿ね

 私は自分に恋が必要なのを知っている
 私余りに時間を浪費したのを分かっている
 私は完璧を求めているのを知っている
 全く不完全な世界だというのに
 自分が何を見つけるであろうことを考えるのに充分な程馬鹿ね

 上記の訳が正しいとするなら、俺も本来恋に回す時間を相当無駄に浪費したのを思い知らされるな(苦笑)。

7.THE WIND
簡易感想 この曲も椎名さんを代表する曲だが、特にリクエストが多いことを椎名さんから知らされた。勿論ダンエモンにとってもこの曲が聴けるのは嬉しい。そしてこの曲では予告されていた恩田さんのコーラスが為された!
 主題歌となったドラマでゴルフボールが様々な空間を突き切ってたような強さがかぶるサビの「I wish the wind of love」における椎名さんと恩田さんのハーモニーは是非何度も聴きたいものであった。

 少し話が逸れるが、椎名さんが主題歌を歌っていた“水9ドラマ”は今思えば悪役をやっていた人が見る方を本気で怒らせるぐらい悪役に徹していた(例:長門裕之氏・萩原流行氏)。当時道場主はデビューしたての若手の演技よりも、悪役達に早く天誅が下って欲しいという気持ちで見ていた記憶がある。
 そんな気持ちを抱えながら見ていたこともあって、「悲しみは続かない」「LOVE IS ALL〜愛を聴かせて〜」に比べて、この曲にはヒーロー番組を見るような印象を重ねながら聴いていた。
 「信じるものを 失くした時は ひとりじゃ 寂しすぎると 誰も言うけど」の歌詞を当時は余り理解出来なかったが、長じてこの歌詞の真意を理解するとともに、喧嘩やスポーツ試合や受験や出世競争といった勝負事以外にも戦わねばならない、勝負せねばならないものと、その時拠り所となるものの大切さも痛感して来た。
 いまだ「想い続けていれば きっと 愛は かなうものだから」とはなっていないが、「想い続け」ることを辞めようとは思わない。ターゲットがいなかったとしても。

8.たぶん彼女も水の星座
簡易感想 正直、前回の440に続き今回も同じ場所でこの曲を聴けることを予測していなかったので驚いた。今回は本当にシングル曲に力を入れて下さっていたな、と感じた。

 今回想いが強かった歌詞は「愛はAll or Nothing」である。というのも日々の仕事で「0から100で考えるな。」と社長から社員全員が言われていたのだが、言われていたのはそうなっているからである(苦笑)。
 ダンエモンは、本来「2位もビリも一緒」とか「いくら努力しても結果が伴わなければ無意味」という結果至上主義・完璧しか認めない主義を嫌って生きている筈なのだが、最近「All or Nothing」的な考えに陥っていることが多かった。早い話結果が出ないことに焦っているのである。
 魚座生まれのダンエモンも「水の星座」だが、結果が出ない事で自らの努力継続に苦しむ様は確かに「よわい星座」なのかも知れない。

 恥ずかしながら、ファンになって20年近く経ちながらこの歌に関しては歌詞の意を充分に理解している自信がない。だからこそ「本当のこと」を知る強さを持つ為にも、核心に触れるまでこの歌とも向かい合いたい。

9.LOVE IS ALL 〜愛を聴かせて〜
簡易感想 この歌こそ完全にライブの定番曲なのだが、改めて椎名さんの口から「生涯を共にする」との宣言が為された。
 その宣言を受けて聴くと、改めて「ALL」の重みがより一層のものとなって聴こえた気がした。

 少しひねた話をすると、日常生活で「Love is all 愛だけは越えられる すべてのものを 真実の愛ならば 眠らない」的な論を真顔で言えば、馬鹿にされる(というか、実際に馬鹿にされた)。  愛を絶対視する理想主義者は「現実知らずの夢見る少女」的な目で見られ、愚か者呼ばわりされる。だがライブでも、CDでも椎名さんの声でこの歌詞を聴くのは全く恥ずかしくなく、誇らしくさえある。結局のところ、理想主義を笑うのは、理想が叶わない事と向き合いたくない為の逃避であろう。現実逃避ならぬ夢想逃避と言えようか。
 勿論現実逃避が褒められる訳じゃないが、夢や理想の持つ力から目を逸らすのも人生つまらなさ過ぎる。「あなた以外の人は愛せない」となると「強くなれる」のもまた現実なのだから。
 まあ、まずは「true」「My love」を見つけなくてはならないのだが(苦笑)。

〜Encore〜 満月
簡易感想 オールラストとして歌われたこの曲に、「THE WIND」に続いて恩田さんがコーラス参加。初の挑戦に少し戸惑い気味の恩田さんだったが、お願いしますから自信を持って今後もどんどん椎名さんと供に歌って下さい(笑)。

 この「満月」という曲自体はチョット把握し切れなかったので簡易感想は敢えて割愛させて頂きます。ただ春の夜の穏やかな優しさを締め括ってくれていたようなのは感じました。

所感 様々な想いというものが溢れていたライブだった。

 メンバーと供にやって行く想い、船上ライブやガンダムライブという「凝り」への想い、カーペンターズへの想い、生涯を共にする「LOVE IS ALL〜愛を聴かせて〜」への想い、様々な形で取り組んできたキャリアへの想い、etc………
 その一つ一つが嬉しい中で特に嬉しかったのが「生の声を届ける大切さ」への想いを椎名さんが口にされていたことだった。
 今年も沢山ライブをしたい、色々な場所へ行きたい、というお言葉に便乗して、「是非とも大阪に来て下さい。」と投げ掛ければ、「是非とも行きたい!」と応じて下さった椎名さん…………実の所、この日以来、ダンエモンは諸事情(仕事のこと、父の病気のこと)あって大阪から一歩も出ておらず、この時点でも次いつ東京に行けるかが見えていなかったが、それでも数々の難局難題を乗り越えてこの気持ちを味わおうと思って、椎名さん達と一緒の写真を取った仲間達とも再会を誓って会場を後にしたのだった。

 本当に椎名さんが大阪に来られた際に無職のままで参加出来なかったら洒落にならんな(苦笑)。頑張らねば。

 

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平成二六(2014)年五月一四日 最終更新