7thライブ

正式タイトル 椎名 恵 アコースティックライブ




日時2005年12月27日(火)17:00開演
場所東京都
渋谷道玄坂 7thFloor
背景 恒例とも言える椎名さんの年末アコースティックライブが例年の渋谷セルリアンタワーのJZ‐Bratから場所を移して初めての7thFloorでのライブ。
JZ-Brat同様、飲食しながらの観覧が可能で、椎名さんの歌声とともに酒にも酔えるのは最高だった(笑)。
また、『恵の間』の冒頭にも掲載した様に、このライブでダンエモンは椎名さんとのツーショット写真の撮影にも成功。数多く参加したライブの中でも思い出深いライブの一つになる事は間違いない。
内容
1. 昨日、今日、明日
簡易感想 アルバム『GAMBARE』収録曲中、「夜を往け」と並ぶダンエモン一押し曲が最初に聴けたのは嬉しく、平静から鬱屈した気分を一気に高揚させる様な同曲の存在がもっともっと椎名ソングの中で注目されて欲しいと思っていたので、今後はこのライブで同曲を歌っていた椎名さんの姿を思い浮かべながら「だけど、ホラ、元気にならなきゃダメさ」の言葉を今後も自分や周囲に投げ掛けたいものである。
2. Please don't you cry
簡易感想 今更説明する必要もない、ダンエモンにとっての恩義の曲(詳細は同曲の解説を参照)。
 前曲が動の強さを持つなら、この曲は静の強さを持つ。その好対照な配曲が何とも嬉しかった。勿論今回も目前で歌う椎名さんに曲共々感謝の念を改めて強くした事は言うまでもない。
3. 星の囁き
簡易感想 1曲目の「昨日、今日、明日」に続く、『GAMBARE』収録曲の2曲目が登場。
 ライブでは初めてこの曲を聞いた訳だが、歌詞が「星」に関連するだけにこう言う時は野外ライブだったら、と思ってしまう。
 ライブ開場は看板通り、7Fと言う決して星空を見るのに不足のない高さにあり、それなりに広い窓からは点外を見る事も可能だったのだが、それ以上に高い建造物が所狭しと聳え立つ渋谷では星空は眺め様がなかった(苦笑)。
4. ずっと一緒にいよう
簡易感想 昨年のJZ‐Bratライブでも同曲を聴くことが出来た分、歌手歴も長くて持ち歌の多い椎名さんの曲は短期間に2度聞けるケースは限られていると思っていたので再度聴けたのが嬉しかった。
5. 今夜はANGEL
簡易感想 言わずと知れた椎名さんのデビュー曲。
 ピアノ演奏で為されるアコースティックライブではなかなか聴くことが能わないため、椎名さんが今回のライブの為にカラオケを録音して歌ってくれた。
 嬉しさが一入なのは言うまでもないが、アコースティックライブしか参加していなかった為、デビュー曲を初めて聴けた事に今更ながら戸惑いを覚えた。
 「風が叫び 雨が泣いて くずれていくだけのbroken heart」の歌詞を目の前で歌われ、寒い冬の空間に体が芯から熱くなる気分を味わえた。
6. 夜毎、ハイウェイを飛ばす女
簡易感想 前曲の今夜はANGELに続いて、カラオケで流した曲を椎名さんが熱唱。
 数多い椎名ソングにあってはダンエモンにとって馴染みが薄い方に入るが、ライブアルバムで聴いた事があるので、それを生で味わえるのはやはり嬉しい。
7. THE WIND
簡易感想 前2曲に続きカラオケが流され、それを熱唱。
 同じドラマに使用された曲にあっても今夜はANGEL LOVE IS ALL程には知名度がなく、「プロゴルファー祈子」が「この子誰の子?」ほど再放送されないために悲しみは続かないよりお茶の間に出る事が少ないので懐かしさが先立った。
 カラオケで歌われた他の4曲にも言える事だが、メドレー形式のため、最後まで歌われなかったのは真に残念である。
8. 悲しみは続かない
簡易感想 カラオケで歌われた曲の4番目。後から出てくる LOVE IS ALL愛は眠らないを含めばドラマ主題歌が全て歌われたことになる。
 アコースティックライブがライブのメインのため、同曲をライブの場で歌うのが久し振りだったためか、嬉しそうに熱唱する椎名さんの笑顔を見れたのはこっちも嬉しかったが、この曲を笑顔で歌われるのは少し違和感があったのが珠に傷であった(苦笑)。
9. 黄昏のビギン
簡易感想 原曲は古くとも最新マキシシングルのC/W曲の存在感は今回のライブでも健在。
 思えばこの曲との回り逢いは1年前のこの渋谷の地で、4ライブ連続で聴いた訳だが、椎名さんの最新の姿に接している気分が色褪せない事に感謝する次第である。
10. LOVE IS ALL
簡易感想 初めて椎名さんのライブに参加して以来、この曲を聴かなかった試しはなく、ライブの定番曲として当然のように聴き、当然のように喜んだ(笑)。
 これまた定番だが、「Love is all 誰だって弱いから 愛されたいわ いつだって 温もりが欲しくなる」の歌詞を聴きながら沈思黙考しつつ、「だけど あなた以外の人は 愛せないから 強くなれる」の歌詞を噛み締めた。
11. 空色のドア
簡易感想 最新マキシシングル曲を椎名さん自らのギター演奏にて斉唱。以前のライブで椎名さんが故郷・北海道の大空に擬えて作った曲であるが、全身で歌う椎名さんの姿はその大空に通じるものを見た気がした。
 星の囁きにも言える事だが、この曲もいつの日か野外ライブで聴きたいものである。
Encore 愛は眠らない
簡易感想 互いに両手を振りながら笑顔を交わして一度眼前から去った椎名さんがアンコールに応えて最後の最後にドラマ主題歌曲の残り一曲を斉唱。
 初めて参加した椎名さんのライブで椎名さんがリクエスト曲を募った際に参加していた女性がこの曲を求める声を挙げた事を思い出したので、初めてのライブがフラッシュバックしたような不思議な感覚を味わえた。
 ちなみにこの女性とはその後五年の歳月を経て知り合うのだから、世間は狭い一方で、供に常連と化している椎名ファンの存在に心強いものがあるものもである。
所感 ライブ終了後、参加した仲間とだべっていた所に椎名さん本人が現れ、思いも掛けず嬉しい歓談の場を得て、ツーショット写真の撮影と拙サイトへの掲載が許された喜びは生涯忘れる事はないだろう。
 椎名さんには「今日は何処に泊まるの?」と聞かれたが、椎名さんはダンエモンが大阪から参加していることを御存知な訳で、そこまで存在を認識されている喜びは言葉では言い表し切れない。
 ようやく椎名ライブの常連と名乗れる程の参加頻度を得れるようになったが、これに慢心せず、ファンとしての道は未だ半ばにも至らずと心得、謙虚さと新鮮な気持ちを併せ持って今後のライブに参加せんとの気持ちを新たにした。
後日譚 振り帰って見ると、何かライブよりも椎名さんとの思いも掛けない会話の一時に喜びを奪われまくっている気がしますね(苦笑)。
 ライブとは全く関係ない話ですが、渋谷道玄坂に余りいい思い出を持たない道場主にとってJZ-Bratに続く渋谷の良き思いでの地が増え、今後も楽しみの場として期待したいものです。

 

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平成二三(2011)年九月一五日現在 最終更新