解説 椎名恵さんの6thアルバム『C'est la vie』の6曲目に収録されているこの曲は別れの時をその当時に前後して惜しんでいる内容になっている。
「「別れましょう」言いだした8月」という歌詞から夏に別れたことや、主人公の側から別れを切り出した事がうかがえる。また「明日こそ 言おうと決めた夜 やさしくされる夢見て 不意に目覚める」や「今さらひとりに 戻るのが少しこわいから」の歌詞から実際に別れを切り出すまでかなり迷いがあったこともうかがえる。
上記の様にいつのまにか冷めてしまって別れを決意する椎名ソングは多い。また「すこし寒い…季節が変わるのね… 眠れぬまま 朝が来る」の歌詞から別れを後悔している面もあるようだが、こういうパターンもまた多い。タイトルが「眠れぬ季節のために」とあるのは悔いの残る日々に対して終わった恋をせめて思い出として残しておきたい、との願望だろうか?
背景的に歌詞にある時点は晩秋の様である。次の夏は主人公には熱さを持って迎えて欲しいものである。
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