作詞 岡本真夜 作曲 岡本真夜 編曲 西垣哲二、岡本真夜&高山芽衣
解説 アルバム『Crystal Scenery �供�の3曲目に収録。セルフカバーである為、どうしてもオリジナルと時系列を置いた比較をしてしまうが、となると、同アルバム収録曲の中でこれほどタイトルがしっくりくる曲はないのではないだろうか?
しっくりき過ぎて切な過ぎるぐらいなのだが(苦笑)。
考えてみれば、「あと2日で あなたの誕生日だね 今は もう直接は “おめでとう”言えないけど」や「潮風の匂い 打ち寄せる波の音」といった背景描写は時の流れの中で余程のことがない限り不変どころか、経てば経つ程、例年の想いとして確固たるものとなる。
そんな普遍性が相俟ってしまうのか、「だけど いつも心に あなたがいたの」や「やっぱり声が聞きたい」と言った気持が抱く切なさをより一層のものとしている。
そして予想通りでありながら圧巻なのが、「“会わなければ 忘れられる” そう思ってた でも会わなければ 会わない分 募る想い」の歌詞である。
原曲に比べてBGMもアカペラベースの静かなものでありながら、深みから来る迫力を些かも失っていないからたいしたものである。
それは曲調に頼らずとも積み重ねてきた時間があって為せる業であろう。
忘れ得ぬ「想い出」は大切である。
しかしながらただ「時だけが 過ぎてゆく」中に進歩がないなら、いくら美しくてもそんな「想い出」を引き摺るのは御免を蒙りたい。
「でも 勇気がなくて…」とする自身に対して主人公はどうあらんとしているのか?
そんな夢想にまで余韻を響かせる名曲にいつか決着となる続編曲が生まれて欲しい、と思うのはダンエモンだけだろうか?
真夜の間へ戻る 平成二一(2009)年六月六日 最終更新