太陽の花〜どんなときでも 寂しい夜でも〜

作詞 岡本真夜 作曲 岡本真夜 編曲 岩渕聡志

解説 岡本真夜さんの8thマキシシングル「同窓会〜Dear My Friends〜」のC/W曲で、軽いノリとリズミカルな曲調の中に強い決意を漂わせた曲である。

 「初めて 夢抱いた あの時の気持ち 思い出して 歩いてみよう」の歌詞から主人公が人生のおける何らかのターニングポイントに差し掛かって、初心忘れるべからずの心境にいる事が覗える。
それ以外に主人公の近況に触れる具体的な歌詞は見当たらないのだが、歌詞の中に何度も繰り返される「Shalarila…」の歌詞に続けて、「どんなときでも」「明日は待ってるから」「自分を信じて」「きっと 願いは叶うよ」「きっと どこまでも行ける」と自らに呼びかける様こそがこの曲のコアと言えようか。

 上記の呼びかけは声にするとすれば誰かを励まそうとする時に出てくる言葉であるが、人生において自らに呼びかけることも大切なことである。殊に自らに自身の持てない男であるダンエモンなどは(苦笑)、根拠無しに「自分を信じて」と言っても言われても「どうやって?」と自己反論しそうになるのだが(苦笑)、時には思い込みも大切である事は仏教・真夜ソング・摩季ソング・椎名ソングと言ったダンエモンが尊ぶ様々な存在が教えてくれたことでもある。

 「太陽の花 向日葵」はその異名の如く、その当てられた漢字の如く、常に太陽に向かって大輪の花を咲かせる。道場主は小学校2年生の時に学校歌壇に撒いた「向日葵」の種が恩師の背丈をも越えた頭上で花を咲かせた姿に驚愕したことがあるが、その存在感とまっすぐな様こそが「向日葵」をして夏と太陽を連想させる一番の花であることを改めて実感する今こそ、「寂しい夜」のような人生にこそ、大輪の花となる「向日葵」の如き一途さを忘れない様にしようと改めて思う次第である。


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平成一九(2007)年五月一〇日 最終更新