作詞 岡本真夜 作曲 岡本真夜 編曲 西垣哲二、岡本真夜&高山芽衣
解説 アルバム『Crystal Scenery �供�の8曲目にしてトリを務める曲で、収録曲の中では唯一の新曲である。また、ベストアルバム『My Favorites』では16曲目に収録されている。
タイトルが「つむぎうた 〜ココロのゆりかご Version〜」とあるが、ダンエモンは同曲の他のバージョンを知らない。楽曲提供の中にあるのだろうか?
内容は極めてシンプルで、今は闇の中にあっても、いつの日か例え僅かでも自分なりの「光」を見つけることが出来るから、それを信じて歩いて行こう、と呼び掛けるものとなっている。
背景としては最初二通りをダンエモンは考えた。
一つは「君」を、彼氏等の想い人とする、逆境に負けず自分なりの夢を叶えるよう激励するもの。
もう1つは「君」が息子のことで、成長過程にある我が子に更なる成長を遂げる事を願い、見守りたい気持ちである。
タイトルの「つむぎうた 〜ココロのゆりかご Version〜」を見れば、「君」の正体(?)は恐らくは後者ではないか、と考える。
殊に「Ah もし君が 何かを失ったとしても Ah いつの日にか その意味に気づく日がくる」の歌詞等は、彼女が彼氏に語りかけている情景よりは、母親が幼子に語りかけている情景の方がしっくりくる。ま、幼子、と言っても真夜さんの長男は今年(2009年)9歳になるんだよね、そう言えば。
個人的に注目しているのは「光る木漏れ日」という歌詞である。
歌詞は木々の隙間から僅かに射し込む程度の「光る木漏れ日」にかなりの期待と希望を寄せている。
それこそ「雲間から光射す」程度の淡く、柔らかいものだが、豊かな自然に裏打ちされているかのようにどこか温かい。
過去は二度と戻れないし、未来は文字通り未だ来たらないものだから、出来るのは「今を 今を 歩こう」しかない。
だが、過去を参考に、そして未来の為に人は「今を 歩」く。だからこそ僅かな光しか得られない、理想に到達していない時間と場所にも確かなものを感じられるのだろう。
ドイツの偉大な詩人ゲーテが今際の際に「Mehr Licht!(もっと光を!)」と叫んだが、ダンエモンもまた生き続ける限り、例え僅かでも光を求め続け、同時に誰かに光りを投げかけられる存在でもありたいものである、とこの曲には考えさせられた。
真夜の間へ戻る 平成二三(2011)年三月八日 最終更新