理由
理由
解説 アルバム『MOTHER EARTH』のニ番手。いきなりだが、この歌に出てくる州「あなた」は「あいつにSAY」にでてくる州「アイツ」に次いでムカツク。
口や態度では「強引なあなたが 本気で怒ってくれる」、「いつもそばにいて微笑んで欲しいと言って」
、「いい女だのよく出来てるだのって誉めてた」、「最後に戻るのはお前だけだなんて言ってた」、「俺にはお前しかいないと言ってたその理由が」等と、本当に調子のいい奴である。
絶対人格ではなく、口八丁手八丁でもてているに違いないと言いたくなる。完全にやっかみから来る愚痴だな(苦笑)。
歌詞の語るストーリーは心底惚れている相手の浮気に苦しみつつも、彼氏の言葉を信じたい気持ちとの間に揺れ動き、彼氏の甘い言葉の理由を知り、ある種の憤激に囚われている様である。
だが、主人公は様々な感情や理屈を胸に秘めつつも、根底には惚れているという動かし難い事実があり、その困惑がこの歌の核となったいるのだが、少々この歌についてはコメントするにも非常に断言し辛いものがある。
当初、この歌を聴いたとき、「もう知らない 勝手にして 我がままなあなたをそれでも受け止めろと言うの? 会いたくて でもいつも疲れてた 幸せになれると思って信じて頑張ってたから… 笑うしかないわ」という歌詞からてっきりダンエモンは主人公はこの男を捨てる決断をしたものだと思っていた。
ところが後に出たエッセイ集「ありがとうなんて絶対言わない」によるとこの主人公はまだ彼氏と付き合っているらしい。ダンエモンは歌詞に対する洞察力のなさと女心に対する理解のなさに頭を抱えたものであり、この歌に関する解釈はどうも自信がもてないでいる。
更に後日、ある大黒摩季ファンの女性にこの話をしたところ、彼女も主人公と男は別れたと思っていた、とのことで、チョット安心した(笑)。
というわけでいささか情けない理由ではあるが、この歌のコメントはここまでとし、いつの日か追記を行いたい。
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