××!!No!!My Life!!

         作詞 大黒摩季 作曲 大黒摩季 編曲 
解説 アルバム『O』の3番目に収録。個人HPなのではっきり書いてしまうが、タイトルで伏字になっている部分には入る単語は「fuck」である。詳しい説明は不要だと思うが、誠に下品な単語である(それに派生する熟語も含めて)。伏字が用いられるのも無理はない(笑)。
 摩季ソングにあって、歌の主人公が自身を責めるのは珍しくないが、この歌はそれを通り越して自虐的ですらある。タイトル通り自分自身の生活に「××」と罵りかけている。
 さて、この歌の要旨だが、主人公の望むところは諦観に捕われた日々の脱却と愛する人が側にいてくれることである。「もう傷つくのが嫌だから 信じ込みそうになる度引き返す いつか幻と気づくのが辛いから 幸せボケしないように悪態をつく」という歌詞に「傷つくぐらいなら最初から期待しない。」という悲観的且つ消極的な人生を送っていることが感じられ、身につまされるファンも多いかと思う。そんな中で主人公はひたすら「私のそばにいて」と叫ぶわけだが、言い換えれば、それさえあれば辛いことに負けずに頑張れるという決意表明とも取れる。
それは冒頭の「誰かが助けてくれるなら 倒れて地べたずっとに寝ていたい 誰かが死ぬまで愛してくれるなら なんもかんも止めちゃって抱かれてたい」という歌詞にも見られるだろう。一見怠惰的な様に見えて、その実、その核心には「あなたさえいてくれれば」との想いが内包されている様にダンエモンには思われる。
最後に個人的に不可解な部分について触れたい。それは「愛なんて 丁重な束縛しないから どうかここから連れ出して 愛なんて 確かなカタチ求めないから どうかここから連れ出して」の歌詞である。「連れ出して」欲しい「ここ」とは恐らく自虐的に生きる現況だと予測されるが、「愛」を求めず「そばにいて」と欲する主人公の心境である。物理的にそばにいることだけで幸福感を得れるとは考え難いのだが…。このHPを見てる方で予測できる方はメールでも頂けるとあり難い。
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