ダンエモン参加ライブレポート(堀内の間版)

堀内孝雄　コンサート2011

正式タイトル　堀内孝雄　コンサート2011 in 大東市サーティホール

日時 2011年6月17日(金)17：30開演
場所大阪府大東市
大東市民総合文化センター(通称・サーティホール)
背景　実に11年振りに参加するべーやんのコンサートである。以前に参加した時はこの「堀内の間」はおろか、菜根道場自体がまだ影も形も無かった(しみじみ)。

　この日のライブがこの大阪府大東市の大東市民総合文化センター、通称サーティホールで開催されることをポスターにて知った際は腰を抜かさんばかりに驚いた。というのも、ダンエモンは大東市に住んでいる。単に現在住んでいるだけじゃなく、大東市で生まれ、大東市で育ったのである。大東市に住まわなかったのは就職から関東に居座った8年チョットの間だけだった。
　そう、ダンエモンはチャキチャキの大東っ子で、会場となったサーティホールにはクラッシック演奏・ミュージカル・市の行事等で何度も足を運んだことがある。

　何せサーティホールは昭和61(1986)年に大東市が市制施行30周年を記念して建てられた総合文化センターで、それ以来市内での大人数を集めての行事はまずここで行われる。ために市民は皆通称のサーティホールの名で呼ぶ。
　恐らく摩季ネェや真夜さんが大東市でライブをする際もここで行われることだろう。いつになるか知らんが……。そしてもう少しで名前の30年を超える歴史を持つこのホール、かなり昔にある歌手がライブを行おうとした所丸で客が入らなかったという恐怖の史実が…………ファンの方が見ていたら怒られるから止めておこう……。

　地元にベーやんが来てくれたこと自体は凄く嬉しかったのだが、出発に際して、母からは「ご近所さんがいるかもしれないから羽目を外さないように。」との忠告を受けた。誤解を恐れず言えば、良識を失わない程度に嵌めを外すのがライブの醍醐味なのに…………。

　かくして、この日平日休みを取ったダンエモンはせっかくの休みに生後3週間程になる甥っ子をいじれない事少々さびしかがりつつも、大阪帰還からは初となるサーティホールに向かった。

１．冗談じゃねぇ
簡易感想　何てったって11年振りの参加なので、どんな始まり方でも興奮するのだが、幕が開くと赤いジャケットのベーやんが登場。
　さすがに知らない曲が出ることはないと思っていたが、『はぐれ刑事純情派Ⅱ』の主題歌を聞き、さすがに「外さないねぇ～。」と思わされた。

　「あばよ　ひとつ　想い出が　置きざりの胸の中」の歌詞にはかつて参加した埼玉県川口市もかつて居住した町で、恐らく二度と彼の地に住まうことはないであろうことを想って、何とも言えない気持ちになった。

　そして歌い終わるとお約束の「サンキュー！」である。
　もはや『水戸黄門』の「葵の印籠」か、『ドリフの大爆笑』の「ダメだこりゃ」並みの「偉大なるマンネリ」である。受けを狙って「謝々！」や「スパシーバ！」や「ダンケシェン！」や「コマウォヨ！」等と叫ぶことなく、今後もこのマンネリを貫いて欲しい(前から順番に中国語・ロシア語・ドイツ語・ハングル語)。

　この直後、遅刻して会場入りした方が2名ほどいて、べーやんが愛想よく声を掛けると会場は笑いに包まれ、当人様方は恥ずかしそうにされていた。
　この後も、遅れて入場する方が何人かいて、その都度ベーやん派愛想よく声を掛けて笑いを取っていた。他のアーティストのライブでは遅れて参加する方なんてすごく稀なんだが、初老以上の層では多いのだろうか？若造よりも遥かに時間をちゃんと守りそうなものなのだが。

2．都会の天使達
簡易感想　2曲目も『はぐれ刑事純情派』の主題歌である。ただTV放映では桂銀淑さんとのデュエットだったが、当然ベーやんライブではソロ・バージョンで歌われた。

　10年前に川口市で参加した際は、デュエット・バージョンを、自分のパートは自分で、銀淑さんのパートは事前に自らが先行して、観客に続かせる形を取っていたが、今回は普通に歌われていた。

　好きなアーティストのことなので、詳しく書きたくないが、ある事件で日本に再入国が叶わない銀淑さんを思い出して、「銀淑無念…。」と思わずにはいられなかった。

　「幼い　昔へ　誰でも帰れる」の歌詞じゃないが、二人のデュエットだけでも昔に戻って欲しいものである。

　돌아와라　일본에　은숙씨！！
　(ハングル語訳：道場主)

3．時代屋の恋
簡易感想　『はぐれ刑事純情派』主題歌の中では比較的新しい方だが、それでもこのライブから数えて10年前の曲になる。時の流れの恐ろしさを実感した。前回のライブ参加時はこの曲が最新だったんだな……。
　ベーやんによると、この時点で「今、一番しっくりくる曲」とのことだった。

　歌詞冒頭に「あんたとふたりで　昭和の川を」とあるが21世紀最初の年に「昭和」を唄ったのが今は昔……会場内の参加者年齢層を見ると若々しく感じていたダンエモンもこの時ばかりは年を感じた(苦笑)。

４．カラスの女房
簡易感想　この日歌われた『はぐれ刑事』主題歌系の中ではこれが最新となる。まあリリースは先の「時代屋の恋」の方が新しかったのだが。

　モーニング娘。初代リーダーの中澤裕子さんへ提供された曲だが、モー娘ファンの中でもこの曲を歌える人はどれだけいるだろうか？実際、この曲が出た時に歌おうとして、「一生このまま　待つだけの　電信柱でいいからさ」が物凄く難しかったのは昨日のことのように覚えている。まあダンエモンが音痴なだけなんだろうけどさぁ。

５．君のひとみは10000ボルト
簡易感想　ここからエントリーはアリス時代に入り、観客もスタンディング状態となった。

　敬愛するアーティスト以外のこととなると極端な芸能界音痴のダンエモン（何せベーやんがアリスの一員だったことを知ったのは「影法師」を覚えたのより後だったのだ！）がベーやんの名前を知る前にこの曲の存在は知っていたのだから

　ラストで何度も繰り返される「君のひとみは10000ボルト　地上に降りた最後の天使」だが、途中手拍子を2拍子と1拍子を繰り返すのを、「大東市で行われているライブ」というだけで参加している人達にちゃんと出来るか不安だったが、いざ始まると自分が必死で周りを見る余裕がなかったのは内緒である(苦笑)。

６．チャンピオン
簡易感想　アリス代表曲が続く。ダンエモンはカラオケに行った際にかなりの頻度でこの曲を歌うのでベーやんと供に歌えるのはもはや感動である。
　同時に1番を歌い終わった所で図々しい中年にマイクをたれることも多いが、今日は邪魔される心配はなかった(笑)。

　それにしてもこれだけ人気も知名度もある曲をダンエモンは平成7年(1995)年に宮下あきら氏の漫画『BAKUDAN』を読むまで知らなかったのだから我ながら恐れ入ったものである(←何のこっちゃ)。
　「King of kings」には程遠い人生を送っているが、まだまだ「獣のよう」な「挑戦者」ではあり続けたい…………何？「獣のよう」なのは「獣欲」だけだって？やかましい！！(←誰に怒っているのやら)

７．冬の稲妻
簡易感想　アリスの代表曲となると前出の2曲と供にこれが外せないが、これまたダンエモンがベーやんの名を知る前に知っていた程の有名曲だ。

　相撲取りが歌謡ショーに出ると必ずこの曲を歌っているイメージがある。見「You’re Rolling Thunder」の後に観客が集団で息を履かないか耳を澄ませていたが、さすがに会場内にいる落ち着いた年齢層の方々はそんなことしなかったか(苦笑)。

８．狂った果実
簡易感想　この曲はこの日初めて聴いた曲である。勿論一回で歌詞を暗記出来る程の力の無いダンエモンにはヤンキーの匂いがする歌詞であることを認識出来ただけだった。
　う～ん……やはりダンエモンはベーやんファンとして極めて中途半端だ………しょうがないよ、やっぱり男(＝べーやん)より女(＝摩季ネェ達)追っかけている方が楽しいし……。

９．夢去りし街角
簡易感想　夕暮れ時と町の広大さを感じさせるこの曲のイントロを聞くと、大きな会場ではこういう歌こそ聴きたいことを感じさせられる。

　身につまされたのは「傷ついて　涙も涸れて　気がついた時　笑うことさえ　忘れてた　自分に気付いた」と「出会いと別れの中で人は　運命に立ち向かう勇気を見つける」の歌詞だった。
　毎週欠かさず『笑点』を観て、ほぼ毎日漫画を読んでいるダンエモンが「笑うことさえ忘れ」なんてことはまずないのだが、確かに嫌なことが続くと辛さから逃れんとして、無感情に近付く事があるのに気付いた。
　また当時ダンエモンが勤めていた会社は社員が流動的で、ダンエモン自身転職歴が決して少ない方ではないので「出会いと別れ」は嫌というほど味わってきた。だがそれを「避けられない事」ではあっても、「仕方ない事」とは思いたくないものである。

１０．秋止符
簡易感想　すべての歌詞を歌うフルコーラスで歌われた。寂しい曲でありながら年配の方々の間で根強い人気を誇るこの曲は1番・2番・3番を通じてストーリー性も高いから逆にフルコーラスで歌われないと意味がない気すらする。
　そして生で聴くこの曲はそのストーリー性を如何なく心身に浸透させてくれた。

　まあこのライブが行われた日は6月の初夏で、旧暦だとしても秋前だから、サビの「あの夏の日がなかったら　楽しい日々が続いたのに　今年の秋はいつもの秋より　長くなりそうな　そんな気がして」の歌詞は些か季節外れだった訳だが(苦笑)。
　だがこの日はあの東日本大震災から三ヶ月も経ておらず、被災地を想えば「重いコートは脱ぎすて」られるよう「春の嵐」・「暖かい風」が東北には吹き続けて欲しかった………。

１１．遠くで汽笛を聞きながら
簡易感想　これまたフルコーラスで歌われた1番・2番・3番の歌詞がすべて「遠くで汽笛を聞きながら　何もいいことがなかったこの街で」で締めながらストーリー性を欠かさないのだから大したものである。

　この曲に関してはべーやんの口からアリス5年目の時の曲であることや、メンバーで喧々囂々しながら作られた思い出が語られた。
　この曲は先の「秋止符」ともども谷村新司氏の作詞で、べーやんは「いい詩を書くよなぁ～谷村新司！」と今でこそ感心しているが、当時は谷村氏に「もっといい詩、書けないのかよ！」と詰め寄り、「そんなこと言って、お前は書けるのか！？」と反論され、「バカヤロー！自分で書けたら頼むかよ！！」と物凄い理不尽なことを言っていたとのことだった(笑)。
　こんなチームワークで数々の名曲を生んだアリスは偉大である(笑)。

１２．恋歌綴り
簡易感想　一旦退場したべーやんが青いジャケットに着替えて再登場。着こなしと言い、色合いと言い、丸でルパンⅢ世がPART2からPART1に先祖帰りした様だった。

　ここから再度ベーやんのソロに復したのだが、まだまだ『はぐれ刑事』主題歌系が続いた。
『はぐれ刑事純情派』の主題歌としては3曲目となったこの「恋歌綴り」は相当思い入れのある曲であることが語られた。確かに日本レコード大賞を初め、6つも大賞を受賞したとなれば思い入れが強くて当然で、むしろそんな事も知らない我が身を恥じた。何せ初めてこの曲をTVで見た時、たまたま歌っていたのが美川憲一氏で、その後しばらくこの曲を美川氏の曲と思っていたもんなぁ…………。

　曲の紹介として母のエピソードが語られたが、「恋歌綴り」の解説にも書いてあるように、かつてダンエモンは『はぐれ刑事純情派』でこの歌に出て来る「あんた」が母親を指していることを聞いたことがあったから改めて「あんた」の重みを感じさせられた。
　またこの曲を知ったとき、「それとも幼い　あの頃の」の歌詞を歌うのが物凄く難しく、メチャクチャ難儀した記憶があるので、それを生で聴けた喜びもひとしおであった。

　最後に驚かされたのはこの曲を初め、数々のベーやんソングを作詞した荒木とよひさ氏のことをべーやんが「先生」と呼んでいたことだった。まあ故テレサ・テンの数々のヒット曲の名を聞くだけで、この方がそう呼ばれる人に相応しい事は納得出来るのだが、実際にそういう関係にあることを初めて耳にした驚きは大きかった。

１３．ガキの頃のように
簡易感想　『はぐれ刑事純情派』初の主題歌がこのタイミングで登場。この曲で特に聴き入ってしまう歌詞が「夢だけをかじり　笑っている　お前がいつも　まぶしく見える　青春だけで　生きれたら　想い出なんか　じゃまになるだけさ」だが、二度と戻れぬ「ガキの頃」に何処かで戻りたい人間の偽らざる心境を赤裸々にしているようだった。

１４．竹とんぼ
簡易感想　『はぐれ刑事』主題歌系では11曲目で、さすがに長い歴史の中では影の薄い曲かもしれないが、照明を利用して背後の壁に竹トンボの影絵が投影される等、凝った演出が嬉しかった。

１５．影法師
簡易感想　10年前に埼玉県川口市で初めてベーやんのライブに参加した時はこの曲がトップバッターだった。その時の証明が真っ赤だったのは今でもはっきり覚えている。だからこの曲が何処かで出て来てくれるのを根拠も無しに確信していた。
　そして勇壮なイントロが流れると心の中で何かが爆発した。

　そもそもベーやんファンになったのがこの曲がきっかけだった。当時たいして酒に慣れてもいなかったのに「心の傷なら　酒でもくらって　詫びたい　人なら　この手を合わせて」の歌詞に心揺さぶられた日のことを思い出した。

１６．河
簡易感想　『はぐれ刑事』も終盤期であるPART16主題歌に歌われたが、本コンサートにおいて登場したどの『はぐれ刑事』主題歌よりもそのカラーが強調された。
　というのも、背後の壁に『はぐれ刑事純情派』の主人公・安浦刑事を演じ、前年である平成22(2010)年2月17日に76歳でこの世を去った故藤田まこと氏のスライドが投影されたからである。

　断言は出来ないが、まず『はぐれ刑事純情派』の放映画像で間違いないだろう。ベーやんの口からは『はぐれ刑事』や藤田氏のことが語られることはなかったが、最後の画像は藤田氏とべーやんのツーショットだった。　「時代という名のこの河」は常に目も前にたゆたい、気が付けば乗り越えているものかも知れない。『方丈記』の冒頭ではないが、時の流れが持つ偉大さと非情さを改めて知る想いだった。

　べーやんが18年の長きに渡って主題歌を担当し、放映が終わって尚、正月には特番が作られていたこのドラマももはや新作が作られることがない。
　改めて藤田まこと氏の御冥福をお祈りする次第である。

１７．惜春会
簡易感想　『はぐれ刑事』の主題歌は先の「河」で終わった。この曲はダンエモンにとってこの日初めて聴いた曲である。
　だが歌詞は単純で、曲調も快活で分かり易かった。年配の方々の同窓会であることが聴いて取れた訳だが、「また逢えたことを悦ぼう」の歌詞と、「友の訃報が　また一つ」の歌詞の対比が哀しくも見事だが、快活な曲調とのギャップがまた何とも言えなかった。

１８．さよならは云わない
簡易感想　これまたこの日初めて聴いた曲である。ベーやんの説明によると「葬式がステージ」となっているとのことで、敢えて別れを告げないタイトルと歌詞が「俺ももうすぐ逝くから」と言っているようだった、特に「また会おう　君のそばで　少しは待たせて　しまうけど」の歌詞が。

　先の「惜春会」も人間の寿命を考えさせられる歌だったが、やはり東日本大震災から三ヶ月も経ていないこの時期、ベーやんならずとも死生観という者が脳裏を過るのだろうか。

１９．面影橋
簡易感想　この曲はこのライブの二ヶ月前に出たシングル教である。もっとも、初めて聴いた訳ではない。アルバム『青春の尻尾』に収録されている「おもかげ橋」とタイトル表記が平仮名混じりか否かだけで全く同じものだからである。

　ただ、凄く懐かしかった。12年前に道場主は約1ヶ月間研修の為、都営荒川線を利用していたことがあった。そしてその社内にてウォークマンで「おもかげ橋」を聴いている時に電車が面影橋駅に停車し、アナウンスに腰を抜かさんばかりに驚いたことがあった(嘘っぽく聞こえるかもしれないが完全実話)。
　実際、その時まで面影橋がどこにあるか考えすらしていなかった。

　さすがに面影橋に歌詞にある様な思い出までは持ち得ていないが、思わぬ再会は得も言えぬものがあった。

２０．愛しき日々
簡易感想　アンコールを前にしてトリにこの歌が歌われた。ベーやんの口からこの曲が日本テレビ系年末時代劇『白虎隊』の主題歌であったことが語られた。そしては白虎隊が奮戦し、若い命を散らしたのが僅か3ヶ月前に多くの死傷者を出した会津福島の地であることも…………。

　ハレー彗星がやってきた年に歌われた古い曲でありながら、ベーやんを代表する曲として今尚高い知名度を持つゆえに、ダンエモンもこの曲はカラオケでよく歌う。そしてこの日のライブでの流れもあって、今まで何十回も口にした歌詞である「もう少し時が　ゆるやかであったらなら」・「もう少し時が　優しさを投げたなら」・「もう少し時が　たおやかに過ぎたなら」を心の底から口に出さずにはいられなかった。
　様々な意味において「かたくなまでの　ひとすじの道」や「気まじめ過ぎた　まっすぐな愛」に生きるのは決して容易ではないし、出来ない可能性の方が高い。しかし常に忘れたくはないものである。

アンコール１．グッズ紹介
簡易感想　アンコールで歌われたのは後述する「時の流れに」のみで、その前にこの日コンサート会場にて販売されたうどん・レモン飴・弁当箱が紹介された。その物凄く露骨な宣伝は、ベーやん曰く、「計画的犯行」だったそうな (笑)。

アンコール２．時の流れに
簡易感想　とうとう最後の最後になった。これまたこの日初めて聴いた曲だったが、ライブの二ヶ月前に出た「面影橋」のC/W曲として収録された曲とのことだった。
　だが、純粋な新曲ではなく、かつてべーやんが作曲、中村行延氏が作詞して作った曲で、べーやんにとって実に32年振り(！)に歌う曲とのことだった。

　この曲のタイトルや歌詞もそうだが、この日のライブそのものが「時の流れに」考えさせられることが多々あったが、だからこそ「人生はめぐりめぐり　立ち止まろうとはしない　人の心も移り変わり」しながらも、「けれど愛は変わらない」と結ばれているのが心地良かった。
　「悲しいことにいつの時代も　時の流れは　すべての人に　やさしい訳じゃない」とは至言だが、だからこそ常に変わらない物を求め、大切にしたがるのは、それこそ「時の流れ」の中で不変な人間の心理だろう。

　バックコーラスにて「As time goes by」と横文字が歌われているのが何処か新鮮だった。

所感　ライブ後、1000円以上のグッズ購入をした人はベーやんとの握手を交わすことが出来た。

　ええっ、そりゃ勿論買いましたとも！最新マキシシングル「面影橋」を！
　ええっ、そりゃ初めてですとも！ベーやんと握手したのは！

　かくして、ダンエモンは椎名恵さん(2005年6月30日)に始まり、摩季ネェ(2007年10月12日)、岡本真夜さん(2010年8月10日)と来て、この日ベーやんと握手することで、楽曲房にて応援しているすべての敬愛するアーティストとの握手に成功したのであった！
　この行動力をフルに活かせば会社での出世も、結婚も充分可能だと思うのだが、俺の人生何処で足を踏み外しているのだろうか？(苦笑)

　だが、握手一つをとっても初めて『はぐれ刑事純情派』を観た時には考えもしなかったことを長い時間を掛けたとはいえ、実現させた意義は決して小さくない事を、時の流れを考えさせられたコンサートに重ねて更に深く思うのだった。
次にベーやんのコンサートに参加したり、「堀内の間」が充実するのはまだまだ未来のことになるだろうけれど、時の流れに少しずつ乗せながらでも必ず達成させよう。

　

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平成二六(2014)年五月四日　最終更新

堀内孝雄 コンサート2011

正式タイトル 堀内孝雄 コンサート2011 in 大東市サーティホール

堀内孝雄　コンサート2011

正式タイトル　堀内孝雄　コンサート2011 in 大東市サーティホール