あったら嫌な物

その8 あったら嫌な頭の高さ。

 ショッカーからデルザーまでの悪の組織は岩石大首領の統率下にあった事が「仮面ライダーストロンガー」の最終回で明らかにされています。
 また、「仮面ライダーアマゾン」の最終回によるとゲドンはガランダー帝国の下にあった事も明らかで、当然十面鬼が頭が上がらない存在があったのは想像に難くありません。
 設定では十面鬼は九人の悪人の頭を埋め込んだ巨岩から出る事ができ(作中では一度も出てこない)、もし大首領(ガランダーにせよ、デルザーにせよ、バダンにせよ)を前にしたら、武士が将軍の前なら下馬する様に、ゴルゴスは下馬ならぬ、下岩(?)するであろうところからこの画像が生まれました。大首領の前でも頭の下げようのない九人はどうなるのでしょう?



その9 あったら嫌な漂着物(実話)。
 2005年12月にシルバータイタンは約6年ぶりに新江ノ島水族館に行って来ました。
 七メートルに及ぶ体躯でユーモラスな演技を見せてくれたミナミゾウアザラシのみなぞう君が世を去っていたのを惜しみ、人馬ならぬ人海豚一体のイルカショーに童心に返った歓声を上げ、人の持つ食物を上空よりロックオンせんとする鳶に人工と野生の好ましからざる接点を生む地球環境の変遷に眉を顰めていましたが、環境問題にもう一つ眉を顰めたのが上記の漂着物です。
 新江ノ島水族館では江ノ島海岸に漂着した人工物を掲示し、環境汚染に警鐘を鳴らしていましたが、そこに「青い海原汚す奴」「海を 山を ふるさとを 五つの愛の腕」で守り戦う戦士の人形で汚されていた事には「(苦笑)」では済まされませんでした(嘆息)。
 ちなみにこの画像では写っていませんが、スーパー1の人形の上にはイチジク浣腸が掲示されていました。「こちら葛飾区亀有公園前派出所」という漫画では主人公の両さん(両津勘吉)が「日本の海には必ず浣腸が落ちているなあ…。」と呟いていた話があったのですが、何とも情けない実例です。
 特撮マニアとしてはせめてスーパー1の頭上に浣腸はないですね。



その10 あったら嫌過ぎる「豆パンマン」!?(※食前食後・食事中の方は見ないで下さい)。

 ご存知、やなせたかし氏の名作漫画・「アンパンマン」のパクリです。
 白泉社文庫「パタリロ!選集27」で、S国情報部の大立て者・氷のミハイルがパタリロを「豚マン」に例え、それを聞いたS国秘密警察のユリツィン警部が、「豚マンと言うとアンパンマンの仲間か?」と問いました。それを聞いて、上記のイラストの百目タイタンの様に、アンパンマンの様に自分の顔を割って、子供に上げるパタリロを想像し、「気味の悪い想像をさせるな。」と云ったのがヒントになっています。
 そこで百目タイタンにアンパンマンの役をさせてみたのですが…………はい!グロくてゴメンナサイ!!この通り御詫び申し上げます。
 ちなみに、百目タイタンにツッコミを入れているのは非常任師範代・田夫野人庵の分身、サンダーミッフィーです。
 表紙で挨拶をしておきながら今までこれといった出番がなく、存在感もなかったのですが、実は彼こそがシルバータイタン産みの親で、育児が落ち着いたらシルバータイタンとは桁違いのユーモアに溢れたアイデアを寄せてくれますので、ご期待下さい。



その11 設定的に正しい、「聞き覚えある声」。


 『仮面ライダーストロンガー』の最終回にて、デルザー軍団大首領(岩石大首領とも云う。CVは納谷悟朗氏)はショッカーからデルザーまで、歴代悪の組織の首領として歴代ライダー達の前に立ちはだかってきた事をカミングアウトしました。
 その際に大首領は上記の台詞でもって、自分の正体を仄めかし、ライダー達は自分が戦ってきた組織の首領と、眼前の岩石大首領の声が同一である事を次々と明かしていったのですが、多くのマニアが指摘するように、Xライダーとアマゾンライダーが戦ったGOD総指令、ゲドン首領十面鬼、ガランダー帝国全能の支配者の声は納谷悟朗氏にあらず(順に、阪脩氏、沢りつ夫氏、阪脩氏)。
 しかし、何故かXライダーもアマゾンライダーも自らが眼前の岩石大首領とは丸で異なる声の持ち主の名を挙げたので、ここに画像を持って正しい設定通りのライダーズリアクションを再現しました(笑)
 例によって、これまた「だからどうした?」と云われると返す言葉がないのですが(苦笑)。



その12 あったら嫌な「いない、いない、ばあぁ〜」


 『仮面ライダーBlack』に登場した大神官ダロムは念動力を得意とし、その力でもって何度も南光太郎をふっ飛ばしました。
 シャドームーン覚醒の為、天の石を失い、大怪人ダロムとなってからも念動力は健在でしたが、その時のポーズが道場主にはどうしても。赤ん坊をあやす際の「いない、いない、ばあぁ〜」に見えて仕方がありませんでした(笑)。
 そこで、このコーナーで大怪人ダロム(似てなくて申し訳ないです…)にご登場願い、赤ん坊をあやさせて見たのですが………サンダーミッフィーにしばかれかねないのでこの辺で止めておこう(苦笑)。
 いつもの事ながら、今回も「だからどうした?」と云われると返す言葉はありません(苦笑)。



その13 あったら嫌な信者


 『ウルトラマンA』に登場したTAC隊員・今野勉(山本正明)は寺の息子に生まれたという設定で、見た目に違わぬ怪力の持ち主でありながら無駄な暴力を嫌う純情漢でシルバータイタンも好きなキャラクターの一人です。
 その設定が表れるのがTACが危機に陥った際に今野の決まって唱える「南無阿弥陀仏」の六文字。危機の度に唱えては山中(沖田駿一)に怒られていたのを覚えている視聴者も多いと思います。
 宗派は違えど、同じ仏教を信じる身として、この設定に意義はないのですが、今野は時折、上記のイラストの様にクロスを切りながら念仏を唱えていました
 イラストのシルバータイタンは真言宗の寺内で念仏を唱えて十字を切る今野を叩き出せ、と叫んでいるのですが(勿論浄土宗・浄土真宗・キリスト教のいずれも嫌っておらず、敬意を抱いています)、宗教ぐらい統一しろよ!制作陣!!



その14 あったら嫌な「クウガタイタンフォーム」


 平成ライダーの第1号である仮面ライダークウガには最初のグローイングフォームに始まり、基本スタイルとなるマイティフォーム、素早さに優れたドラゴンフォーム、五感に優れたペガサスフォーム、そして、強力と頑丈さに優れたタイタンフォームがあります(以下、超変身体である各種ライジングフォーム、準究極体アメイジングマイティ、究極体アルティメットフォームが続く)。
 そして、「タイタンフォーム」の名を聞いた時、道場主は当然の如く一つ目タイタンを連想し、タイタンとクウガのフュージョンを想像しました。

 でも・・・・・・まぁ・・・・・・同じことを考えたことあるのは・・・・・・道場主だけじゃないですよね?ね?!ね!?(←必死に同意を求めている)



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令和三(2021)年六月一〇日 最終更新