「〇太郎」の名を考える

初めに  本作は仮面ライダーシリーズに登場するキャラクターの名前について考察したものですが、あくまで特撮番組に多い傾向を負ったもので、特定の名前や名前に使用される漢字を揶揄する意図は一切ございません。
 しかしながら、シルバータイタンが抱く感想によっては文章を読まれた同名の方、及びご家族や恋人に同盟の方がいらっしゃる方々の中には不快を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
 閲覧に当っては予めそのことを御了承の上での閲覧をお勧めします。

 「日本一の桃太郎」、「鉞担いだ金太郎」、「竜宮城に行った浦島太郎」、「寝てばかりいる三年寝太郎」、「竜の子太郎」…………幼少の頃、日本の昔話を見る度に思った。「何とか太郎しかおらんのか!?」と(笑)。
 そしてそんなイメージがあってか、キラキラネームが横行する平成・令和の世では「〇太郎」と云う名は少々古く感じ人も多いだろう。まあ、五十路になっても妻帯せず、当然子育てもしていない道場主には最近のキラキラネーム事情は知る由もないのだが(苦笑)、よくよく振り返ってみれば、平成ライダー、それも主要メンバーに「○太郎」が多いと感じるのである。

 勿論中には、「宝生永夢」や「桐生戦兎」や「飛電或人」の様に、チョットリアルの世界では遭遇しそうにない名前も見受けられるが、雄介、翔一、真司、巧、一真、仁志、総司、良太郎、渡、士、翔太郎、来人、映司、弦太朗、晴人、紘太、進ノ介、タケル、永夢、戦兎、ソウゴ………と平成ライダーの主人公を並べてみると、概ね普通にありそうな名前も少なくはない。
 一方でレギュラーメンバーにまで枠を広げるとやはり「○太郎」という名前はそれなりに見受けられるし、リアルの世界でも世代を問わず「○太郎」と云う名は何十回も見て来た。詰まる所、「○太郎」という名前には昔からの根強い人気があるのだろう。
 ま、原作者からして「石ノ森章太郎」なのだから(笑)、「○太郎」が度々出て来るのは、天寿を全うして尚、幾つもの作品を生む出す素地を為した偉大な原作者への敬意なのかもしれない。

 いずれにせよ、名前はリアルであれ、フィクションであれ、その人に基本一生ついて回り、時に実態以上にその人物を表す重要な存在である。そこで本作では歴代仮面ライダー作品に登場した「○太郎」という名前のレギュラーキャラクターをピックアップし、名前の持つ意義や影響や個人的に思う所などについて考察してみた。


第1頁 南光太郎………もう一人の有名キャラに似過ぎてない?
第2頁 菊池啓太郎………弱々そうな男に非ざる「啓」さ
第3頁 白井虎太郎………例え女性陣に侮られ続けようと(工事中)
第4頁 野上良太郎………「太郎」の率いる「タロス」達(工事中)
第5頁 左翔太郎………ハーフボイルドで良いのだ!本人不本意だろうけれど……(工事中)
第6頁 後藤慎太郎………「慎」しみ深さを打ち破れ!(工事中)
第7頁 如月弦太朗………「郎」じゃないけど許してね(工事中)
第8頁 新堂倫太郎………「倫」というより、「凛」?(工事中)
第9頁 一ノ瀬宝太郎………「宝」は見つかったか?(工事中)
第10頁 改めて「太郎」の持つ意味について(工事中)


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令和七(2025)年四月九日 最終更新