酒好きな奴等

 薩摩守は酒好きである。
 日本酒、ビール、焼酎、ウォッカ、ウィスキー、マッコリ、老酒、ワイン、カクテル、その他おおよそ酒と名の付くものなら大抵のものは喜んで飲む。
 まあ道場主の酒の好みを書いても誰も興味がないだろうから(苦笑)、本題に移るが、史書というものを紐解いてみても酒にまつわる話は事を欠かない。
 めでた事における宴席、酒による過失、酒毒による急逝等、酒の影響は小さくない。当然史上には酒好きな人物が何人も出てくる(勿論下戸も多い)。そして彼等の酒を巡る話は同じ酒好きとして微笑ましいもの、羨ましいもの、眉を顰めたくなるものと様々存在する。

 本作ではそんな酒好きな人物達を検証し、その例に共感するとともに(笑)、学び、人生の糧としたい。
第壱頁 藤原道隆………酒が祟って、世襲に失敗?
第弐頁 足利義量………他に楽しみなかっただろうな……
第参頁 上杉謙信………片時も酒を手放さず
第肆頁 毛利家の人々………累代の酒毒夭折。家訓に影響
第伍頁 福島正則 割と有名な酒を巡るエピソード
第陸頁 母里太兵衛 飲み比べに勝利して名槍奪取!
第漆頁 塙団右衛門 正に「酒乱の奇傑」(笑)!
第捌頁 徳川光圀 隠居しても、酒飲みは止めず
第玖頁 徳川家宣 好きだからこその厳格
第拾頁 黒田清隆 酒乱による妻殺し疑惑
第拾壱頁 横山大観 飯の代わりに酒を飲んだ男。アンタは戦前の志村けんか?!
第拾弐頁 野口英世 父親の遺伝?渡米費用三〇〇円を一晩で溶かした話は有名
第拾参頁 岡田啓介 酒を最優先するも清貧曲げず
最終頁 酒豪と酒乱は紙一重


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平成三〇(2018)年八月二四日 最終更新