凄いぞ!三枚目!!

 ヒーロー番組とは、ヒーローが主人公である(当たり前だが)。だが、如何なるジャンルの番組であれ、主人公だけでは成立しない。悪役(敵役)の必要性は語るまでも無いだろう、拙サイトを見て下さるような方には(笑)。
 準主役級の「頼りになる仲間」、主人公を上手くサポートする名脇役、チョイ役、エキストラ、やられ役(笑)、ヒロインも必要だが、微妙に必要なのが、「三枚目」である。

 「微妙」としたのは、毎度毎度ではないからである。「正義が悪を倒す」というコンセプトを描くだけなら、極端な話、「主人公」と「悪役」と「被害者役」が居ればいい。場合によっては「被害者役」が不要の場合もあるだろう(例:最終決戦)。

 しかしながら、お世辞にも「カッコいい」と云えない三枚目は、普段必ずしも必要とされている訳ではないゆえに、番組に普段とは異なるエッセンスを与えたり、主人公のカッコよさを引き立たせたり稀に見せる男気が貴重な感動を与えてくれる

 シルバータイタンは過去作にて、悪役に関してはかなり論じて来た(例:『悪の組織の大幹部に学ぶリーダーシップ』『ジャーク将軍喜怒哀楽』『本当は怖いゲドン』)。

やられ役も『菜根版戦闘員VOW』で論じた。

 チョイ役や、名脇役に関しても、『奮闘!立花藤兵衛』『人間の勝利』で触れて来た。

 勿論、主人公に関しては云うに及ばず、である。

 となると、まだ触れていないのは「ヒロイン」と「三枚目」だが、ヒロインに関してはまだ道場主の見解が固まっていないし、今のまま書けばエロに走る可能性がある(苦笑)。何せマリバロン役の高畑淳子さんや、白石知世子役の甲斐まり恵さんや、沢神りんな役の吉井怜さんを見る時の道場主の眼は…………ぎゃあっ!!(←道場主の監獄固めをくらっている)

 ゲホッゲホッ……まあ、ヒロインに関しては理性的な目を持ったときにでも検証するとして、今回は「三枚目」に注目することにした。
1.モグラ獣人……初の「味方になった敵キャラ」
2.がんがんじい(矢田勘次) ……自称「日本一のスーパーヒーロー」
3.チョロ(小塚政夫) ……元・日本一の大泥棒
4.吾郎……美味しいところをつまみ食い
5.菊池啓太郎……大きな理想を持つ「充分強い男」
6.刃野幹夫……「騙され上手」な人情刑事
7.大杉忠太……作内でもリアルでも取り戻した人望
8.三枚目のレーゾンデートル


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令和三(2021)年一一月一七日 最終更新